可変式のスーツケースVELO(ヴェーロ)の注意点・悪い点の話
可変式のスーツケースVELO(ヴェーロ)
伸縮してサイズを変えられる珍しいスーツケース。
ぱっと見は便利そうですが、デメリットが多いので注意。
問題点を語りたい。
※2024年9月に「VELO Hyper Edition」が登場しました。
サイズ・容量・重量はそのままで仕様が良くなっています。
1、VELOの仕様比較一覧表
シリーズ | 状態 | 容量 (L) |
機内 持込 |
重量 (kg) |
縦 (cm) |
横 (cm) |
奥行 (cm) |
初代 | S | 40 | × | 4.7 | 47 | 39.5 | 27 |
〃 | M | 56 | × | 〃 | 60 | 〃 | 〃 |
〃 | L | 72 | × | 〃 | 72 | 〃 | 〃 |
Hyper Edition | S | 40 | × | 〃 | 47 | 〃 | 〃 |
〃 | M | 56 | × | 〃 | 60 | 〃 | 〃 |
〃 | L | 72 | × | 〃 | 72 | 〃 | 〃 |
3サイズに変更可能で、高さだけが変わります。
2、日本の航空会社は機内持ち込みできない
奥行が27cmとオーバーしている。
公式の説明では
「3辺の合計は113.5㎝になのでほとんどの場合持ち込みが可能」
と書かれてありますが、各辺の制限もあるためNGです。
VELOが航空会社に問い合わせたところ、OKと返答は貰っているようです。
なお、下記の主要な国内航空会社6社に電話にて機内持ち込み手荷物の規定を確認させていただきましたところ、3.ソラシドエア以外の6社中5社におきまして、「3辺の合計が規定内にあれば、最も短い1辺が2cmほど基準を超えていることは許容範囲内である」との返答を頂いております。
※引用元:https://camp-fire.jp/projects/779384/view
しかし、自分が問い合わせたらNGと言われました。
機内にお持ち込みのお手荷物は、3辺それぞれが≪幅55cm x 高さ40cm x 奥行25cm以内≫である必要がございます。
そのため、合計115㎝以内の場合でも、3辺それぞれが≪幅55cm x 高さ40cm x 奥行25cm以内≫ではない場合は、機内にお持ち込みいただけません。
※JAL国内線サポートより文書にて回答
基本的にはNGと考えた方が良いと思います。
日本のスーツケースメーカーはちゃんと制限通りに作っています。
115cm以内だったらOKなら制限なんて守らないはず。
奥行27cmは担当者によって機内持ち込めない可能性がありそうで怖いです。
海外の航空会社は3辺の合計サイズだけが条件だったりするので、
VELOは海外の航空会社向けと考えていい。
これがあるので正直、買うのはちょっと怖い。
3、重量は重たい
当然ながら最大サイズ状態の重量で固定される。
最小状態で4.7kgとメチャクチャ重たいです。
普段は最小で使う予定の人は止めておいた方がいい。
可変できて便利ではありますが、マイナス面が大きすぎる。
最大状態でも4.7kgはやや重ため。
それでいて72Lしか無く、長期旅行には向いていません。
4、まとめ
JAL・ANAなどは機内持ち込み不可能の寸法。
そして重量が重たいデメリットが大きすぎる。
機内持ち込みが問題なくできれば使えますが、
そうでなければ日本での使用においては価値は低い。
確かに2cmオーバーくらい持ち込めそうですが、そんなリスクは背負いたくない。
自分はこれを問題無しとは言えません。
そして、機内持ち込みで使うとしても重量がやはり重たすぎる。
普通は3.0kgくらいです。それが4.7kg。
機内持ち込みは手荷物合計10kgまでという制限もあるので、
スーツケースが重たいと超えてしまう可能性がある。
このあたりのリスクを考えてVELOは購入を検討したい。