MAIMOのスーツケースは評判が良いが…という話
パルどう＠法人9期目 更新日：
MAIMOのスーツケース！
2022年新しくできた日本のスーツケースブランドです。
当初はマイナーメーカーとして不安な面もありましたが、
現在ではコスパ最強として当サイトもおすすめしています。
最近はシリーズも増えてきたので、
それぞれ良い点・悪い点などを語りたい。
＜これ＞
自分も何個か買っています。レビュー記事はこちら。
１、MAIMOはどんな会社？
OEMでの開発・販売を得意とする「株式会社KURKURU」のブランド。
現在はスーツケース開発に力を入れている。
元は副業としてやっていた事業を法人化したようです。
売れそうな商品を開発し低コストで提供。
的確に売れ筋を開発しており、スーツケースも大成功しています。
他にマットレス、化粧品、人工芝などいろいろ開発して売っています。
したがって、スーツケース一筋のプロというわけではない。
企画力が上手い社長という感じがする。
現在はMAIMOがかなり売れているので、スーツケースの開発が止まらない。
今はほぼスーツケースメーカーと言っても良いだろう。
日本の大手メーカーの仲間入りも近い。
日本企業なので保証などの信用はできます。
スーツケース事業も1年以上実績があり悪い評判も聞かないため、
MAIMOを買うのは全然問題無い。
自分も使っていますが、品質は良く満足しています。
２、MAIMOのスーツケースの特徴
キャスターの交換できるのが最大の特徴です。
2タイプあります。
＜主力シリーズ＞
＜ワンタッチ交換シリーズ＞
MAIMOはキャスターを交換できるのが売り。
主力シリーズのキャスターは「HINOMOTO Lisof SILENT RUN」を使っています。
日本が誇る最高級のキャスターなので、これは本当に静音で品質も良い。
このキャスターを交換できる仕様というのはMAIMOだけ。
それでいて価格が1万円前半というのは激安です。
参考:HINOMOTO Lisof SILENT RUN 静音性比較
安物キャスターとは比べ物にならない静音性です。
操作性も耐久性も良いので本当におすすめ。
もう一つの「ワンタッチ交換サスペンションキャスター」も同等の静音性です。
サスペンションなので手に伝わる振動は少ないのが良い点。
ただ、総合的には「HINOMOTO Lisof SILENT RUN」の方が良い。
MAIMOのデザイン性はとても良い。安物感も全く無い。
値段は安いですが、外装がシンプルで安いだけで他の品質は悪くない。
値段の割には良いスーツケースです。
という感じで、これは売れるスーツケースです（売れた）。
悪くはない。コスパは最強と言ってもいい。
交換キャスターは末永く購入できるはず
発売当時は「いつ生産中止になるかわからないので、
将来的にキャスター交換できるかわからないのが懸念点」と書いていました。
実際、マイナーなスーツケースはすぐに販売が無くなる。
それがあってこの記事タイトルだったのですが、
MAIMOはメチャクチャ人気になって新型も続々登場。
この懸念点はほぼ無くなったと言っていいです。
３、MAIMOのスーツケースの種類
| シリーズ | ｻｲｽﾞ | 容量 (L) |
機内 持込 |
重量 (kg) |
縦 (cm) |
横 (cm) |
奥行 (cm) |
3辺 の和 |
素材 | 合面 | ｷｬﾘｰ ﾊﾞｰ |
ｷｬｽﾀｰ ﾛｯｸ |
ｽﾍﾟｱ ｷｬｽﾀｰ |
定価 (税込) |
| COLOR YOU | SS | 26 | 〇 | 2.4 | 44.5 | 33 | 20 | 97.5 | PC | ｼﾞｯﾊﾟｰ | 3段階 | × | × | 13,980 |
| 〃 | S | 36 | 〇 | 2.9 | 55 | 35 | 25 | 115 | PC | ｼﾞｯﾊﾟｰ | 3段階 | × | × | 14,980 |
| 〃 | M | 61 | × | 3.6 | 66 | 46.5 | 26 | 138.5 | PC | ｼﾞｯﾊﾟｰ | 3段階 | × | × | 16,980 |
| 〃 | L | 92 | × | 4.3 | 74 | 49.5 | 30 | 153.5 | PC | ｼﾞｯﾊﾟｰ | 3段階 | × | × | 19,980 |
| COLOR YOU plus |
S | 36 | 〇 | 3.1 | 54 | 34 | 24.5 | 112.5 | PC | ｼﾞｯﾊﾟｰ | 1cm単位 | 〇 | 〇 | 16,980 |
| 〃 | M | 61 | × | 3.8 | 64.5 | 43.5 | 26.5 | 134.5 | PC | ｼﾞｯﾊﾟｰ | 1cm単位 | 〇 | 〇 | 18,980 |
| 〃 | L | 95 | × | 4.6 | 75 | 50 | 30 | 155 | PC | ｼﾞｯﾊﾟｰ | 1cm単位 | 〇 | 〇 | 21,980 |
| COLOR YOU Kei |
S | 36 | 〇 | 2.6 | 54 | 34 | 24.5 | 112.5 | PRO | ｼﾞｯﾊﾟｰ | 1cm単位 | 〇 | 〇 | 18,980 |
| 〃 | M | 62 | × | 3.4 | 64.5 | 43.5 | 26.5 | 134.5 | PRO | ｼﾞｯﾊﾟｰ | 1cm単位 | 〇 | 〇 | 20,980 |
| 〃 | L | 95 | × | 4.2 | 75 | 50 | 30 | 155 | PRO | ｼﾞｯﾊﾟｰ | 1cm単位 | 〇 | 〇 | 23,980 |
| ZIP UP | S | 36/48 | 〇 | 3.1 | 54 | 34.5 | 25 | 113.5 | PC | ｼﾞｯﾊﾟｰ | 1cm単位 | 〇 | 〇 | 16,980 |
| HACOBO | S | 36 | 〇 | 2.9 | 54.5 | 34.5 | 24.5 | 113.5 | PRO | ｼﾞｯﾊﾟｰ | 1cm単位 | × | 〇 | 15,980 |
| 〃 | M | 62 | × | 3.7 | 65 | 44 | 27 | 136 | PRO | ｼﾞｯﾊﾟｰ | 1cm単位 | × | 〇 | 17,980 |
| 〃 | L | 95 | × | 4.4 | 76 | 50 | 30 | 156 | PRO | ｼﾞｯﾊﾟｰ | 1cm単位 | × | 〇 | 20,980 |
| STAND UP | SS | 28 | 〇 | 2.85 | 42 | 39 | 25 | 106 | PC | ｼﾞｯﾊﾟｰ | 1cm単位 | 〇 | 〇 | 18,980 |
| 〃 | S | 36 | 〇 | 3.1 | 55 | 35 | 25 | 115 | PC | ｼﾞｯﾊﾟｰ | 1cm単位 | 〇 | 〇 | 20,980 |
| 〃 | M | 60 | × | 4.0 | 64.5 | 43.5 | 27 | 135 | PC | ｼﾞｯﾊﾟｰ | 1cm単位 | 〇 | 〇 | 22,980 |
| 〃 | L | 88 | × | 4.8 | 74.5 | 50 | 29 | 153.5 | PC | ｼﾞｯﾊﾟｰ | 1cm単位 | 〇 | 〇 | 25,980 |
| Frame Light | S | 36 | 〇 | 3.5 | 54.5 | 35.5 | 24 | 114 | PC | ﾌﾚｰﾑ | 1cm単位 | 〇 | 〇 | 18,980 |
| 〃 | M | 58 | × | 4.4 | 65 | 42.5 | 27 | 134.5 | PC | ﾌﾚｰﾑ | 1cm単位 | 〇 | 〇 | 20,980 |
| 〃 | L | 94 | × | 5.4 | 74.5 | 49.5 | 31 | 155 | PC | ﾌﾚｰﾑ | 1cm単位 | 〇 | 〇 | 23,980 |
| PROTES | S | 32 | 〇 | 2.8 | 55 | 37 | 22.5 | 114.5 | PC+ABS | ｼﾞｯﾊﾟｰ | 3段階 | × | × | 12,980 |
| 〃 | M | 59 | × | 3.4 | 65 | 43.5 | 26.5 | 135 | PC+ABS | ｼﾞｯﾊﾟｰ | 3段階 | × | × | 14,980 |
| 〃 | L | 88 | × | 4.4 | 75 | 50 | 30.5 | 155.5 | PC+ABS | ｼﾞｯﾊﾟｰ | 3段階 | × | × | 17,980 |
| HOOKABLE | S | 32 | 〇 | 2.9 | 55 | 37 | 22.5 | 114.5 | PC+ABS | ｼﾞｯﾊﾟｰ | 3段階 | × | × | 12,980 |
| 〃 | M | 57 | × | 3.8 | 65 | 43.5 | 26.5 | 135 | PC+ABS | ｼﾞｯﾊﾟｰ | 3段階 | × | × | 15,980 |
| 〃 | L | 92 | × | 4.7 | 75 | 50 | 30.5 | 155.5 | PC+ABS | ｼﾞｯﾊﾟｰ | 3段階 | × | × | 17,980 |
9種類あり、それぞれサイズ違いで1～4つ。
「COLOR YOU」が基本で、「plus」は上位版となる高機能型です。
その「plus」を軽量化したのが「kei」。容量拡張型が「ZIP UP」。
内装脱着型が「HACOBO」、フレームタイプが「Frame Light」。
「STAND UP」はフロントポケット型となっています。
「PROTES」は廉価品でほぼ別物。一応は強度重視タイプ。
「HOOKABLE」はその高機能版。
それぞれ簡単に紹介します。
MAIMO COLOR YOU
初代MAIMO。特に機能性は無くシンプル軽量。
今のMAIMOとしては機能性は良くない。
ただ、「HINOMOTO Lisof SILENT RUN」搭載で交換できる！というものだった。
その分軽量なので機能性を求めない人にはこれが良い。
MAIMO COLOR YOU plus
初代MAIMOを高機能にした改良版。
大幅に仕様が良くなり、スーツケース最強に近いものになった。
キャリーハンドルは大幅に良くなり、キャスターロックも搭載。
スペアキャスターも付属するようになった。
キャスターロックは足で踏むシンプルな仕様ですが、機能としては十分。
これでほぼ非の打ち所が無いスーツケースになった。
もちろん、ロック付きキャスターも交換可能です。
キャリーバーについては、普通の「COLOR YOU」は3段階調節。
「plus」は1cm単位で調節できます。
一般的には3段階調節程度なので、MAIMOの1cm調節はかなり優秀。
内装もplusは両面カバーになり、スーツケースとしてはほぼ完璧です。
1万円台でこの仕様はとんでもなく良い。
これにより「plus」はかなり人気シリーズになりました。
以後、発売される主力のMAIMOシリーズはこの仕様が標準になった。
・MAIMO COLOR YOU plus レビュー！評判のスーツケースをプロが検証
MAIMO COLOR YOU kei
「COLOR YOU plus」を軽量化したシリーズ。
本体に独自素材「PRO」を使い、大幅な軽量化を実現。
高機能なため重たかった「plus」のデメリットを打ち消しています。
ただ、軽量化のため内装がシンプルになっているため、上位互換では無い。
値段も高くなっているため、重量を気にしないなら「plus」で十分。
・MAIMO COLOR YOU Kei レビュー！評判のスーツケースをプロが検証
・MAIMO COLOR YOU Kei の話（plusとの違い、良い点・悪い点など）
MAIMO ZIP UP
「COLOR YOU plus」に容量拡張機能を追加したシリーズ。
8cmも拡張でき容量が約30%アップします。
この拡張率はスーツケースでもトップクラス。
最強の容量拡張スーツケースでもあります。
こちらも容量拡張の都合で内装がシンプルになっています。
容量拡張をする予定が無いならば「plus」で十分。
容量拡張状態では機内持ち込みができないため、
拡張した状態では無料預け入れとなるので注意。
帰りに荷物が増えることが想定される人が買いたい。
・MAIMO ZIP UP（容量拡張）レビュー！評判のスーツケースをプロが検証
・MAIMO ZIP UPの話（plusとの違い、良い点・悪い点など）
MAIMO HACOBO
内装がポーチ的な感じで脱着できるタイプ。
かなり特殊なスーツケースで、内装に生地が無くポーチを置く感じに。
洗濯可能なので汚れが気になる人に向いています。
これを選ぶポイントはほぼそこだけ。
キャスターロックが無いこと以外は、ほぼ「COLOR YOU plus」と同じ機能性。
本体素材が「PRO」なので重量は軽めです。
・MAIMO HACOBO レビュー！評判のスーツケースをプロが検証
MAIMO STAND UP
「COLOR YOU plus」をフロントポケットタイプにしたシリーズ。
機能性も内装も「plus」とほぼ同じ。
高級な仕様でフロントポケットになり、利便性は抜群です。
ポケットが大きく、Sサイズでも15インチPCが入る。
フロントポケットタイプとしては重要も軽めなのも良い点。
容量も多いためスペックはかなり優秀。
MAIMOにしては値段はやや高めですが、その価値はある。
・MAIMO STAND UP レビュー！評判のスーツケースをプロが検証
・MAIMOのフロントポケット「STAND UP」の話（良い点・悪い点など）
MAIMO Frame Light
MAIMO唯一のフレームタイプ。
本体の開閉がジッパーではなく、レバー式のタイプです。
押しても縮むことがないので、中の荷物を守ることに適しています。
ただ、重量が重たく値段も高いのが難点。
機能性はとても良く、MAIMO最高級と言える仕様。
コスパに優れたフレームタイプが欲しい人におすすめ。
・MAIMO Frame Light（フレームライト）の話（plusとの違い、良い点・悪い点など）
MAIMO PROTES
ワンタッチ交換キャスター仕様のシンプルシリーズ。
2024年6月から登場したMAIMOの廉価的シリーズ第一弾。
キャスターが独自のワンタッチ交換サスペンションキャスターになっています。
とても静音なので性能的には問題無い。
PROTESは一応は「強度重視」となっており、コーナーパッドが追加されています。
それ以外は普通でシンプルな仕様で軽量です。
全体的な仕様は今までのMAIMOシリーズより劣るため、
ワンタッチ交換キャスターが魅力な人だけ検討したい。
MAIMO HOOKABLE
ワンタッチ交換キャスター仕様の収納性重視シリーズ。
2024年7月に登場したMAIMOの廉価的シリーズ第二弾。
ドリンクホルダーを搭載し、内装も「plus」と同様に両面仕切り仕様。
その分重量が重たくなっているのが悪い点。
ワンタッチ交換キャスターが魅力で、
ドリンクホルダー搭載が欲しい人が検討したい。
・MAIMO HOOKABLEの話（違い、良い点・悪い点など）
－－
MAIMOの種類解説は以上です。
自分の使用に合ったシリーズを選べば良い。
個人的には「COLOR YOU plus」と「STAND UP」がおすすめです。
４、MAIMOのスーツケースの悪い点
MAIMOのデメリットは2点あります。
容量・重量が最強では無い
MAIMOは容量は普通。高機能なものは重量がやや悪い。
スタンダードタイプで機内持ち込みサイズの場合、
最軽量で1.8kg程度、一般的な軽量なものは2.5kg程度であります。
そのため3.0kg前後は普通の重量。
初代やPROTESなどシンプルなものは軽量ですが、
高機能なMAIMOはどうしても軽量にはなりません。
容量も普通なので、基礎スペック的なところは良くは無い。
ただし、この重量問題が一応解決された。
2024年2月登場の「MAIMO COLOR YOU kei」にて重量問題は解決！
もちろん値段は高くなっています。
機内持ち込みサイズで2.6kg、Lサイズで4.2kgは軽い。
ただ、超軽量と言えるのは2.0Kg、3.5kg程度なので超軽量ではない。
この一般的な軽量スーツケースです。
値段は高くなりますが、軽さを重視するなら「kei」を選びたい。
個人的には、MAIMOはコスパで選びたいので「MAIMO COLOR YOU plus」でいいかなと思う。
詳細はレビューを見てください。
キャスターロックがやや面倒
キャスター2か所を足でロック・解除はやはり面倒。
MAIMOはキャスターを交換できる仕様なので、
ワンタッチ式のキャスターロックにすることができません。
昔ながらの足で踏むタイプになっています。
他社はほぼワンタッチレバー式なので、MAIMOは大きく劣ります。
3秒くらいの差ではありますが、面倒なのには違いない。
キャスターロックの操作性を重視するなら他社品をおすすめします。
下記の記事で紹介しています。
５、MAIMOのスーツケースは買いか？
最高級の超静音キャスターが1万円台は安いのでコスパ良く買いです。
キャスター交換に魅力を感じた人も買いたい。
HINOMOTO Lisof SILENT RUNキャスターが1万円前半というのは破格。
おおよそ2万円前後はするので、かなりお買い得です。
それでいて品質も良いという。使っても悪いところを感じない。
MAIMOの良い点はやはりキャスター交換。
この最高級キャスターが交換できるのはMAIMOだけです。
予備を常に持参しておけば、旅行がかなり安心できる。
あと注意点として、キャスターが交換できると言っても当然お金はかかる。
1個1280円するので、4個だと5120円。
自分だったら買い替えするかなぁという気持ちになる。
こういうところを総合的に考えて検討してみてほしい。
６、まとめ
MAIMOはコスパ最強と言えるスーツケース。
最高級のキャスター搭載で1万円台は安いのでおすすめです。
登場した当時は実績の無さから不安でしたが、
1年以上経った今はその不安は無くなりました。
評判良く、悪い口コミ等も聞きません。
今も新しいブランドのスーツケースを開発しているので、やる気も十分。
値段は安くキャスターも良いので、コスパは最強クラス。
稀に見る優秀なスペックで、デザインもシンプルで良いと思う。
こだわりが無い人はこれで十分です。
自分もこれは買って良かったと思っています。
こちらにレビューを書いています。
－－
Amazonで買う場合はこちらを確認
楽天市場の場合はこちらに稀にクーポンあり。
公式通販はあまり値引きはないが一応確認
＜ノーマル＞
＜Plus＞
＜kei＞
＜ZIP UP＞
＜HACOBO＞
＜STAND UP＞
＜Frame Light＞
＜PROTES＞
＜HOOKABLE＞
キャスターロック搭載でかなりおすすめできるスーツケースブランドになった。
迷ったらMAIMOを買おう。
