シフレ ハピタスプラス HPL2306 レビュー!良い点・悪い点を解説

シフレ ハピタスプラス HPL2306
シフレのおしゃれ&高機能系シリーズのハピタスプラスの新作。
やっと買いたくなるスーツケースが出た!と買う気満々でしたが、
バッグ屋に置いてあったのを見て触って買うのを止めてしまった。
展示品の使用感でのレビューと良い点・悪い点の解説をします。
※撮影禁止店舗なので写真は無し。
※製品画像はシフレ公式HPより引用
<これ>
1、シフレ ハピタスプラス HPL2306 仕様一覧表
サイズ | 容量 (L) |
機内 持込 |
重量 (kg) |
縦 (cm) |
横 (cm) |
奥行 (cm) |
3辺 の和 |
本体 素材 |
合面 | 定価 |
S | 32 | 〇 | 3.2 | 55 | 36 | 23 | 114 | PC | ジッパー | 21,780 |
M | 53 | × | 4.0 | 66 | 42 | 25 | 133 | 〃 | 〃 | 23,980 |
L | 90 | × | 4.9 | 75 | 51 | 29 | 155 | 〃 | 〃 | 27,280 |
3サイズ展開。
バッグ屋では定価でした。
通販でどのくらい値引きして売られるかは現時点は不明。
シフレなので大きく割引にはなるはず。
2、サイズごとの仕様の違いについて
SとMサイズは一般的なフロントポケット仕様。
フロントパネルが縦に開く普通な使い方です。
仕切りのファスナーを開けるとメイン収納に繋がります。
Lサイズは片面開きにもなる仕様。
フロントパネルが横に開きます。
立てた状態でも使えますが、普通のメッシュポケットなのでPC等は入れにくい。
基本的には倒した状態で開く仕様です。
S・Mサイズよりフロントからメイン収納にアクセスしやすいのが良い点。
ただ、片面開き専用タイプとは違ってメイン収納の仕切りがあるので、
片面開きとしての使い勝手は悪いです。
パッキングは本体中央を開けてやりたい。
他社品だと、トリオのイノベーターのDORシリーズやカーゴにある仕様です。
HPL2306は仕切りの固定ができないので、使い勝手はいまいち。
3、TSAロック
シフレロック搭載なのは良い点。
ダイヤルでも鍵でも解除できる便利なTSAロック。
シフレの中級品以上によく採用されています。
メインとフロントで個別にロックできるのも一応良い点。
安物だとまとめてロックするものが多い。
この価格だと個別が普通。
ファスナーの動きはとても軽くてスムーズ、
メインもフロントも仕切りも開けやすくて良かったです。
4、キャリーハンドル
Sサイズはキャリーハンドルのぐらつき(遊び)が大きいのが一番悪い点。
走行性が悪くなり、かつ安っぽく感じてしまう。
この価格帯でこのぐらつきはダメやろうとガッカリ。
イノベーターの方が明らかに小さくて良い。
展示品が数台ありましたが、個体差はなくどれも大きかったです。
キャリーバーの長さが大きいSサイズが特にぐらつきが大きく、
Mサイズは普通、Lサイズはあまり気になりませんでした。
そのため、買うならMかLサイズが良いかなと思う。
高さ調節は3段階と普通。
操作や動きはスムーズで問題無い。
ハンドル部分はすべすべな感触です。
グリップ感がいまいちに感じた。
5、トップハンドル
大きめに膨れるので持ちやすいトップハンドル。
シンプルな樹脂の板のトップハンドルです。
クッションはありませんが、厚みがあって持ち心地は良い。
指を入れるのはやや窮屈に感じますが、
持ってしまえば大きく膨れるので指が本体に当たらず快適。
悪くないトップハンドルです。
6、キャスター&ストッパー
キャスターは「HINOMOTO Lisof SILENT RUN」を搭載。
日本が誇るキャスターメーカー「日乃本錠前(HINOMOTO)」の超静音キャスターです。
これは本当に静かで操作性も耐久性も抜群。
スーツケースにおける最高級のキャスターと考えていい。
口径は確認し忘れ。写真で見る限り50.0mmだと思います。
このキャスター搭載なら静音はどれも同じなので、使わなくてもわかる。
参考:HINOMOTO Lisof SILENT RUN 静音性比較
安物キャスターとは比べ物にならない静音性です。
操作性も耐久性も良いので本当におすすめ。
キャスタ-ストッパーもHINOMOTO製。
HINOMOTO Lisof SILENT RUNとセットになっているワンタッチタイプ。
多くのメーカーが採用しており実績十分。
7、ドリンクホルダー
収納式ドリンクホルダーを搭載
最近のスーツケースに増えてきた仕様です。
背面にあり、引っ張ると出てきます。
このドリンクホルダーは安物も高級もなく、どれもほぼ同じ仕様。
どこかの中国メーカー製です。
参考として他社スーツケースの同型のドリンクホルダーの画像を。
こんな感じで500mmペットボトルがちょうど良く入ります。
詳細は「CICIBELLA フロントポケット レビュー」を見て下さい。
ドリンクホルダーは便利ですが、メイン収納の容量が減るのが悪い点。
そのため使わないなら完全に無駄になる。
容量重視であれば非搭載のものを選びたい。
8、内装
取外せる仕切りが特徴。
それ以外はシンプルな仕様。
内装の生地は特別良くはない普通なもの。
無地なので落ち着いた印象です。
全体的に特にお金をかけている感じはしない。
フロントポケットの仕様もシンプルで、
仕切り側はクッションポケットが一つのみと少ない。
小物をたくさん入れる使い方には向いていません。
パネル側の薄いポケットに入れることになります。
手帳とかペンとかを入れたい場合はこの機種は止めたほうがいい。
バンドも縫って直接固定と安い仕様。
価格以上な仕様ではなく、価格相応です。
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さすがに内部構造までは見ることはできませんが、
触った感じではキャスター部の補強材は有り。
ただ、本体形状ぴったりではなく浮いているので簡易的なものです。
お値段以上という感じはしなかった。
9、容量・重量・サイズについて
数値的なスペックは普通。
重量は標準的で、容量はやや少な目。
本体サイズはSで114cm、Lで155cmと限界サイズではない。
それとフロントポケット等の機能性で容量は少なくなります。
形状的な特徴は、横幅が大きめということ。
奥行が小さく横広な形状です。
これによりフロントポケットが大きくなるのが良い点。
荷物を詰め込みにくいのが悪い点。
特にLサイズで奥行29cmは浅い。
あまり高さがあるものは入らないので、片面開きとしては要注意です。
10、結論:シフレ ハピタスプラス HPL2306は買いか?
値段が安かったら買っていいスーツケース。
キャリーハンドルのぐらつきが気になる程度で、
その他は特に問題無く使えます。
約2万円にしては悪くは無い。
キャスターが「HINOMOTO Lisof SILENT RUN」でワンタッチストッパー付きは優秀。
この価格帯での搭載品は少なく、約2万円というのはコスパが良い。
これだけで買っていいと言える。
全体的な作りはイノベーターの方が良いと感じます。
デザイン、見た目の雰囲気的にもイノベーターの方が高級感がある。
キャリーハンドルもぐらつきが小さい。
ハピタスプラス HPL2306の良い点は、内装の仕切りの仕様。
取外せる仕切りは便利で実用性がある。
Lサイズを片面開き仕様として使う場合に外せるのが良い。
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もうレビューする必要性も無いかなと購入を見送り。
自分はこれを買っても使うことは無さそう。
この仕様では他社品より安めですが、安いなりの仕上がり。
そのため、これを買うならセールになっている時です。
1万5000円程度ならお買い得。コスパ抜群なので買ってもいい。
もうちょっとお金を出せるならイノベーターがおすすめ。
ハピタスプラス HPL2306はそんな感じのスーツケースです。