プロテカ トリアクシスとトリアクシス2の違いの話（良い点・悪い点・変更点など）

　 　 パルどう＠法人9期目　更新日：2024/05/24

プロテカのトリアクシス2！

2024年5月24日にトリアクシス2が発売されました。
前作の「トリアクシス」とはどう違うのか？
良い点・悪い点などを解説します。

＜関連＞

・プロテカの種類一覧と選び方の解説 #エースのスーツケース

・プロテカのトリアクシスは確かに軽いけど微妙という話

１、トリアクシス仕様比較一覧表

トリアクシス2はLLサイズ（132L）が追加されました。

軽量スーツケースといえばやはり100L超えですね。
今までなぜ無かったのか不思議だった。

デザインはほぼ同じです。

２、キャスターが最新仕様になった

プロテカ最高性能のキャスター「ベアロンホイール」を搭載！

これがトリアクシス2の良い点です。
静音性、特に操作性に優れるベアロンホイールになったのは大きい。
初代は高いお金を出して旧仕様なキャスターだったので、いまいちな感じでした。

記載はありませんが、口径は見た目から50mmだと思います。
軽量化のため大きくはできないだろう。

キャスターの静音性はスタリアCXRのレビューを見てください。

・プロテカ スタリアCXR レビュー！評判のスーツケースをプロが検証

３、内装にポケットが追加された

トリアクシス2は小さなポケットが追加。

初代はポケットが一切無い仕様で最悪でした。
小さなポケットですが、あるのと無いのとでは全然違う。
簡単なものですが良い改良点です。

その他の変更は無し。
軽量性に特化している仕様で、プロテカにしては収納性は悪い。

４、本体カラーが大きく変更

本体カラーがパステル系になった。

初代は典型的なスーツケースカラーでしたが、
二代目は今どきなカラーが揃いました。
軽量スーツケースは女性に人気なので、女性受けしやすいカラーにしたのだろう。

初代はいろいろと間違っている気がする。
というのもあり1年でモデルチェンジになったのだと思う。

５、キャスターロックは非搭載

残念ながらキャスターストッパーは無し。

今のプロテカはキャスターロック搭載が普通ですが、
トリアクシスは軽量性重視にて初代から非搭載。
せっかくのプロテカなのにもったいないと思う。

利便性を取るか、軽量性を取るか、
トリアクシスはそんな選択肢になります。

６、トップハンドルは従来仕様

トップハンドルは普通の平べったい従来タイプ。

最新のプロテカは「エルゴノミックハンドル」になったのですが、
トリアクシスはおそらく軽量性重視にて従来仕様のままです。
新仕様は持ちやすいハンドルなので、こちらももったいない。

とはいえ持ちやすいのは持ちやすいので、大きなマイナス点では無い。

７、容量・重量の違い

トリアクシス2はやや重たくなってしまったのが悪い点。

ベアロンホイールにしたのが一つの要因だろう。
性能アップで重たくなっているので悪くは無い。
重たくなったとはいえ、スーツケースとしてはかなり軽量です。

容量は変わらず。
追加されたLLサイズは132Lで4.1kgと優秀なスペック。
この容量でこれより軽いスーツケースはそうそう無い。

軽量性はトップクラスです。
ここは間違いない。

ちなみに、軽量なのは本体素材にPP（ポリプロピレン）を使っているため。
比重が軽い樹脂なので従来素材（PCやABS樹脂）より軽くなります。
その代わり強度や対候性等は劣る。

「水より比重の軽い樹脂」と表現されていますが、ただのPP。
バケツとか収納ケースとかで使わている一般的な素材です。
安い素材ですが、言い方次第。

８、価格の違い

当然ながら値上げされている。

Lサイズで2200円の値上げと良心的。
性能アップ分での値上げだろう。悪い点とは言えない。
このくらいならトリアクシス2を買う方がお得です。

９、トリアクシスとトリアクシス2の違いまとめ

純粋に性能アップしたトリアクシス。

キャスターがベアロンホイールになったのと、内装ポケットの追加。
この二つが大きな違いで良い点です。
初代はこの二つが無かったので、高い割にいまいちだった。

トリアクシス2はキャスターストッパーが無いのが残念ですが、
スーツケーストップクラスの軽量性というのは強い。
プロテカなので値段は高すぎますが、高品質を求める人は買いだろう。

他社でもこのくらいの軽量性はありますが、
プロテカのベアロンホイールの滑らかさは優秀。
走りにこだわりたい人も検討したいスーツケースです。

詳細は公式通販のトリアクシス2のページを見てください。

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