無印良品の「たためる 撥水 横型・縦型ボストンバッグ」をレビュー!

「無印良品 たためる 撥水 横型・縦型ボストンバッグ」をレビュー!
たためるタイプのキャリーオンボストンバッグです。
生地が撥水になっているので荷物が濡れにくいのが良い点。
一般的な形状の横型と、珍しい縦型があります。
両方買ってみたのでレビューします。
1、パッケージ(販売状態)
折りたたんだ状態でのサイズはほぼ同じ。
横型ボストンバッグのタグ表面。
折りたたみ方法の説明図がある。
裏面。
素材と注意書き。
カンボジア製。
「使用により徐々にはっ水効果がなくなります。」とありますが、
これはどの撥水生地にも言えることなので普通です。
2、出してみた
裏面に開く部分があります。
こうして中身を引っ張り出します。
引っ張り出した状態。
広げるとこんな感じ。
折りたたむのがこの逆手順です。とても簡単。
3、外観レビュー
<縦型>
縦型と横型は形状違いなので、外観は横型のみレビューします。
裏面はキャリーハンドルを通すバンドがあります。
中央部にマジックテープがあります。
これによりキャリーハンドルへの固定力が上がる。
ハンドルの固定部は普通なバッテン縫い。
根本までしっかり縫われています。
ファスナーはダブル仕様。
紐付きの引手で引きやすい。
開け閉めする際に持つ部分もあるのが良い点。
ピンと引っ張れるので柔らかい本体でもストレス無し。
デザインはごく普通なボストンバッグ。
柔らかいのでシワが多いのは仕方ない。
4、内部レビュー
内部はこんな感じ。
折りたたむ際に入れるところがポケットとして使える。
ハンドルのバッテン縫い部の裏面。
強度を上げるために生地が1枚追加されています。
これはとても良い点。さすが2990円と高いだけある。
キャリーハンドル固定バンドに関するところも補強有り。
YKKファスナー。
普通なサイズの5号。
縫製は全体的に綺麗。
タグの表面。
多国語対応なので無駄に多い。
邪魔と思うなら切っていい。
裏面。
2024年9月15日製。
ウレタンは経年劣化するので、できるだけ新しいものを買うのが良いと思います。
5、荷物を入れてみた
※200匁のフェイスタオルを使用しています
横型
横型にフェイスタオルを60枚入れた図です。
機内持ち込みサイズのスーツケースと同等の容量です。
横はまだ余裕がある。
メンズのLサイズのポロシャツを入れた図です。
店舗で売っている普通な折り方のまま入る。
ほぼぴったりです。
スポーツバッグのような真四角な形状。
荷物を入れやすい。
縦型
これは縦型。
横幅が小さいので真っすぐ入らない。
それでも同じ60枚入りました。
メンズのLサイズのポロシャツを入れた図です。
さらにもう半分に折らないと入らない。
縦に大きいのでちょっとバランスが悪い。
荷物も入れにくいです。
バックパック感がある。
どうしても縦長が必要な人だけ使いたい。
基本的には横型でいいなと感じました。
6、スーツケースに装着してみた(横型)
Sサイズのスーツケース
横型をSサイズ(機内持ち込みサイズ)のスーツケースに装着した図です。
横がはみ出ますが問題は無い。
前にも少しはみ出る。
キャリーハンドルには問題無く固定できる。
中央にマジックテープがあるので安定感が良い。
しかし、バッグの重みに耐えられずマジックテープは外れる。
荷物の量にもよりますが、満杯状態だとマジックテープの意味があまり無い。
転がしているとどうしてもズレ落ちてしまいます。
これはどのキャリーオンバッグにも言えること。
そのためハンドルもキャリーハンドルにかけるのが良い。
こうするとしっかり固定できます。
転がしてもほぼずれません。
基本的にはこの状態で使おう。
キャリーオン状態でスーツケースを斜めに引いて転がすと、
バッグの重みが加わるのでとても重たくなります。
当たり前のことですが要注意な点。
キャリーハンドルへの想定外の負荷となるため、壊れる恐れもある。
このあたりは自己責任。
Sサイズのスーツケースにはちょっと大きめですが、
問題無く使用することはできました。
Lサイズのスーツケース
Lサイズ(約90L)のスーツケースに装着した図です。
さすがに余裕。
とてもバランスが良い。
キャリーハンドルへはギリギリ固定できました。
スーツケースの種類によっては無理かもしれない。
なんとかマジックテープも止められた。
キャリーハンドルも普通に持つことができる。
ただ、バッグが手に当たるので持ち心地は悪い。
斜めに引いて転がすと腕に乗っかる形になるので辛い。
基本的には4輪走行です。
安定感はとても良い。
階段を上る際などはトップハンドルを使う際は手で持たないといけない。
キャリーハンドルで持つと壊れるので絶対にダメです。
持ち心地は普通。
乱暴にふりましたが壊れる気配無し。
品質的には問題無いと判断します。
7、スーツケースに装着してみた(縦型)
Sサイズのスーツケース
ここからは縦型。
Sサイズのスーツケースに装着した図です。
スーツケース本体と大きさはほぼ同じ。
バランスが悪いと固定バンドで支える形になる。
キャリーハンドルへの固定は問題無し。
固定位置が高いので安定感があります。
使うとずれていきますが、この程度のずれで済む。
横型より安定感はとても良い。
とはいえ、こちらもハンドルを通した方がいい。
これにて抜群に安定します。
斜めに引いて転がすのも問題無い。
ただもちろん重たく疲れます。
スーツケースと幅が同じなので安全性は高い。
横型はついぶつけてしまいます。
ここは縦型の良い点です。
Lサイズのスーツケース
Lサイズのスーツケースにも当然乗りますが、
かなり高くなってしまう。
残念ながらキャリーハンドルには装着不可能。
バンドなどで固定するしかない。
バンドで固定するにもかなり長さが必要なので注意。
バランス的には横向けにして固定した方がいい。
とはいえ、これなら横型のバッグを使いたい。
結論的にキャリーオンとして使う場合、
縦型はSサイズのスーツケース用です。
8、折りたたんでみた
横型で折りたたみ方法を説明します。
まずはこのように形を整えます。
左右をこのように畳みます。
このくらいの形になるように縦に二回折ります。
もう一度折るようにしてポケットに入れます。
全部入れました。
綺麗に蓋をしたら折りたたみ完了。
とても簡単。
折りたたみ式のバッグは携帯に便利。
使う予定が無くてもスーツケースに入れておきたい。
重量は横型で146g。
商品ページには「約133g」と記載あるので、実物はやや重たい。
9、まとめ:無印良品 たためる撥水ボストンバッグは買いか?
折りたたみ式としては品質が良く買っていい。
ただし値段は高くコスパは悪い。
折りたたみキャリーオンボストンバッグとしては優秀です。
定価2990円と高すぎるのが難点ですが、高いだけあって作りは良い。
300円のものと比べると圧倒的に高品質。
安物と違って壊れやすい箇所は補強してあるのが良い点。
旅行で使うならこれくらいの強度は欲しい。
スタンダードプロダクツなどはすぐ破れそうで怖い。
キャリーハンドルへの固定もマジックテープがあるのが良い。
ハンドルでさらに固定できるので固定力は抜群。
キャリーオンバッグとして何も不満が無い。
一般的な形状である「横型」が普通に使いやすくおすすめ。
「縦型」は必要性がある人だけが買いたい。
スーツケースと同じ幅なので、人込みを転がす時に安全性が高いのが良い点。
約140gと軽く、折りたたみ状態もコンパクト。
実用的で素晴らしい折りたたみボストンバッグです。