スーツケース SKY NAVIGATOR(スカイナビゲーター)の話(種類、良い点・悪い点、評判など)

ロジェールジャパンのスカイナビゲーター
コスパが良く人気のブランドです。
1万円台のスーツケースとしてはおすすめできる。
しかし、2024年冬モデルは高級仕様になり値段は高くなった。
各品番の良い点・悪い点を解説します。
1、ロジェールジャパンはどこの国・会社?
ロジェールジャパンは日本の大手スーツケースメーカー
日本ではシェアが高い人気のメーカーです。
リテール向けに強く、家電量販店などでは大量に売られています。
中級品主体で機能性がよくコスパが良いものが多い。
コスパ良いスーツケースを作る会社で、自分もよくおすすめしています。
「LOJEL」は中国人の「Chih Chang Chiang」氏によって東京で設立されたブランド。
グローバル展開により規模を拡大し、現在は香港に本社があります。
画期的なスーツケース「LOJEL」はグローバルブランドとなり、
高級トラベルバッグブランドとして大躍進。
「ロジェールジャパン」はその販売代理店的な存在です。
現在は日本の株式会社サックスバー ホールディングス」の子会社となっており、
「ロジェールジャパン」はほぼ日本独自のメーカーと考えていい。
ちなみに、スーツケースを開発・製造しているのは「アイシン通商株式会社」です。
いろいろと複雑な会社ではある。
公式HP:ロジェールジャパン
<関連>
・LOJEL(ロジェール)のスーツケースの話 (どこの国・特徴・おすすめ人気シリーズは?など)
2、スカイナビゲーター仕様比較一覧表
※「Lisof」は「HINOMOTO Lisof SILENT RUN」キャスターのこと
品番 | 容量 (L) |
機内 持込 |
重量 (kg) |
縦 (cm) |
横 (cm) |
奥行 (cm) |
3辺 の和 |
素材 | 合面 | キャスター ストッパー |
Lisof | 特徴 | 定価 | |
現行 | SK-0722-41 | 25 | 〇 | 2.3 | 45 | 35 | 20 | 100 | PC+ABS樹脂 | ジッパー | × | × | コインロッカーサイズ | 12,100 |
現行 | SK-0835-48 | 39/45 | 〇 | 3.2 | 52.5 | 39 | 23.5/27 | 115 | 〃 | 〃 | × | × | 容量拡張機能 | 15,800 |
現行 | SK-0835-56 | 49/56 | × | 3.8 | 62.5 | 41.5 | 25/28.5 | 129 | 〃 | 〃 | × | × | 〃 | 17,800 |
現行 | SK-0835-69 | 95 | × | 5.3 | 74 | 51.5 | 31 | 156.5 | 〃 | フレーム | 〇 | 〇 | - | 30,800 |
現行 | SK-0839-48 | 37 | 〇 | 3.9 | 54.5 | 35.5 | 24.5 | 114.5 | 〃 | ジッパー | × | × | サスペンションキャスター,フロントオープン | 19,800 |
現行 | SK-0839-56 | 57 | × | 4.2 | 64.5 | 42.5 | 27.5 | 134.5 | 〃 | 〃 | × | × | 〃 | 21,800 |
現行 | SK-0850-59 | 60 | × | 4.4 | 67 | 44 | 27.5 | 138.5 | ABS樹脂 | フレーム | × | × | サスペンションキャスター | 19,580 |
現行 | SK-0850-69 | 90 | × | 5.4 | 76 | 51 | 30 | 157 | 〃 | 〃 | × | × | 〃 | 21,780 |
現行 | SK-0872-50 | 36 | 〇 | 2.6 | 55 | 36 | 23 | 114 | PP | ジッパー | × | × | - | 15,180 |
現行 | SK-0872-63 | 74/84 | × | 3.8 | 67 | 47 | 29/33 | 143 | 〃 | 〃 | × | × | 容量拡張機能 | 18,480 |
現行 | SK-0888-49 | 38/44 | 〇 | 3.8 | 54 | 36.5 | 24.5/28.5 | 115 | PC+ABS樹脂 | 〃 | 〇 | 〇 | 〃 | 27,500 |
現行 | SK-0888-58 | 62/70 | × | 4.3 | 62.5 | 43 | 29/33 | 134.5 | 〃 | 〃 | 〇 | 〇 | 〃 | 30,800 |
現行 | SK-0889-49 | 38/44 | 〇 | 3.8 | 54 | 36.5 | 24.5/28.5 | 115 | 〃 | 〃 | 〇 | 〇 | 容量拡張機能,フロントオープン | 33,000 |
現行 | SK-0889-58 | 50/57 | × | 4.1 | 62.5 | 36.5 | 27/31 | 126 | 〃 | 〃 | 〇 | 〇 | 〃 | 36,300 |
廃番 | SK-0739-50 | 40/46 | 〇 | 3.1 | 54 | 36 | 25/29 | 115 | 〃 | 〃 | × | 〇 | 容量拡張機能 | 19,580 |
廃番 | SK-0739-61 | 65/73 | × | 4.2 | 65.6 | 44.5 | 28/32 | 138.1 | 〃 | 〃 | × | 〇 | 〃 | 21,780 |
廃番 | SK-0843-48 | 37 | 〇 | 2.9 | 54 | 36.5 | 24 | 114.5 | 〃 | 〃 | × | 〇 | - | 24,800 |
現行はジッパータイプが7シリーズ、フレームタイプが2シリーズあります。
下の3つは直近の廃番品。一応載せておきます。
3、ジッパータイプ:SK-0722
現行で唯一のコインロッカーサイズ。
駅にある300円程度のコインロッカーに入れることができます。
LCCや100席未満のJAL・ANAへの機内持ち込みも可能です。
当然ながら容量は25Lと少ないため、一泊用と考えたい。
仕様としては超シンプル。
特に加えられた機能性は無い。
このサイズ・仕様にしては値段がやや高い分、内装は良い。
デザインも普通なため、値段以外で選ぶ理由は無い。
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4、(廃番)ジッパータイプ:SK-0739
容量拡張機能と静音キャスターを搭載。
日本が誇るキャスターメーカー「日乃本錠前(HINOMOTO)」の、
「HINOMOTO Lisof SILENT RUN」キャスターを搭載。
スーツケースにおける最高級のキャスターです。
参考:HINOMOTO Lisof SILENT RUN 静音性比較
安物キャスターとは比べ物にならない静音性です。
操作性も耐久性も良いので本当におすすめ。
容量拡張前でも容量が大きいのがメリット。
機内持ち込みサイズで40Lは最大級。
重量は3.1kgとやや重ためですが、総合的には優秀なスペック。
もし売っていて値段が安かったら買いなスーツケースです。
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5、ジッパータイプ:SK-0835-48,SK-0835-56
大容量が売りのシンプルなシリーズ。
容量拡張機能があり、機内持ち込みサイズで45Lと大容量になる。
非拡張状態でも39Lとほぼ最高クラスの容量。
なお、拡張時は機内持ち込み不可能です。
その他の仕様は特に凄いところは無い。
この値段なのでキャスターとかも良くはない。
とにかく容量を求める人向けのスーツケースです。
デメリットは重量が3.2kgとやや重たいこと。
軽量タイプは2.3kgくらいであるので、軽さを求める人には合わない。
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6、ジッパータイプ:SK-0839
片面開きにもなるフロントオープンタイプ。
フロントポケットが大きく開き、
そこからメイン収納にいくことができます。
狭いスペースでも出し入れができるのが、使い勝手は良い。
キャスターはロジェールジャパン独自のサスペンションキャスター。
操作性・静音性に優れており、この値段としては上出来。
かなり高機能でこだわったスーツケースと言える。
難点は重量がメチャクチャ重たいこと。
機内持ち込みサイズで3.9kgなんてのはそうそう無い。
トップクラスに重たいスーツケースであることは覚悟。
片面開きになるタイプとしては値段は安い。
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7、(廃番)ジッパータイプ:SK-0843
超静音キャスターを搭載。
日本が誇るキャスターメーカー「日乃本錠前(HINOMOTO)」の、
「HINOMOTO Lisof SILENT RUN」キャスターを搭載しています。
とにかく静かでストレスが無い。
本体素材も少し良いやつを使い、TSAロックもダイヤルでも鍵でもいけるタイプ。
仕様としてはやや高級品の位置付けです。
実売だと2万円を切るので、コスパは良くおすすめできる。
重量2.9kgと重たくはない。
容量も37Lと合格範囲のスペック。
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8、フレームタイプ:SK-0835-69
フレームタイプとしては一番おすすめ。
「HINOMOTO Lisof SILENT RUNキャスター」を搭載し、
かつ同メーカーのキャスターロックも搭載。
静音性・操作性・耐久性等は申し分ない。
本体素材はPC+ABS樹脂、フレームはアルミと合格。
内装もシンプルながら使いやすい両面Xバンド&カバーも高ポイント。
重量も軽めとかなりコスパの良いフレームタイプです。
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9、フレームタイプ:SK-0850
値段が安いフレームタイプ。
今どき本体素材がABS樹脂100%は良くない。
強度もいまいちで、重量も重たくなります。
ただ、その分値段は安いのが良い点。
キャスターは独自のサスペンションキャスターなのでそこそこ良い。
ただやはり、これを買うなら上記の「SK-0835」を買いたい。
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10、ジッパータイプ:SK-0872
PP(ポリプロピレン)本体で軽量。
本体素材に強度は劣るが軽いPPを使用。
Lサイズは容量拡張機能がありますが、他に機能的なものは無い。
ただ軽くてPPらしい発色のカラー、デザインが特徴のスーツケースです。
PPを使用したスーツケースは各社出していますが、
その中ではやや重ためではある。
値段も安くはないので、デザインが気に入った人だけ買いたい。
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11、ジッパータイプ:SK-0888
2024年冬モデル。
ロジェールジャパンにおける高級な仕様。
「HINOMOTO Lisof SILENT RUN」とキャスターストッパー搭載。
TSAロックはロジェールロック、細かく調節できるキャリーハンドル、
容量拡張機能、両面仕切りの内装など高級仕様です。
悪い点は重量が重たすぎること。
ジッパーのスタンダードタイプSサイズで3.8kgはかなり重たい。
超重量級なので女性にはあまりおすすめはできない。
Mサイズは4.3kgと少し増える程度なので、
どちらかというとMサイズの方がスペックが良くおすすめ。
[kensaku1 スカイナビゲーター+SK-0888 SK-0888]
12、ジッパータイプ:SK-0889
2024年冬モデル。
上の「0888」型をフロントオープン仕様にしたもの。
キャスター等の仕様は同じで、フロントポケット&片面開き収納にしたものです。
SサイズもMサイズも縦向きに開くタイプ。
同社の似た仕様の「oltimo」との差別化だろう。
こちらもSサイズは3.8kgとかなり重たい。
Mサイズは4.1kgと軽めですが、本体サイズが小さなMサイズな点に注意。
3辺の和126cmのMサイズはかなり小さく中途半端です。
重量と値段さえ気にしなけらば良いスーツケース。
現時点の最高級スカイナビゲーター。
[kensaku1 スカイナビゲーター+SK-0889 SK-0889]
13、まとめ
静音キャスターかサスペンションキャスター搭載品がおすすめ。
1万円以上出すなら静音キャスターは絶対に欲しい。
一番良いのは「HINOMOTO Lisof SILENT RUN」です。
このキャスター搭載で実質1万円台であればコスパが良い。
仕様としては2024年冬モデルが最高に良い。
重たいのだけが難点で、その他は理想的な仕様。
セールで安くなっていたら買いと思います。
スカイナビゲーターは値段のわりに仕様が良く評判は良い。
ロジェールジャパンの主力シリーズで力も入っているのでおすすめできます。
ヨドバシカメラやビックカメラにも昔から置いてある。
気になる人は是非一度見に行ってみてください。