LOJEL Cuboの話(どこの国?良い点・悪い点など)

LOJEL Cubo
片面開きのスーツケースとして世界的に人気のブランドです。
日本でも昔から評判がとても良い。
LOJEL Cuboの良い点・悪い点などを語りたい。
実際に購入して使っています。レビューはこちら。
・LOJEL Cubo レビュー!評判のスーツケースをプロが検証
1、LOJEL Cuboとは?どこの国?
中国人の「Chih Chang Chiang」氏によって東京で設立。
日本でトラベルバッグブランドとして生まれました。
グローバル展開により規模を拡大し、現在は香港に本社があります。
画期的なスーツケース「LOJEL」はグローバルブランドとなり、
高級トラベルバッグブランドとして大躍進。
日本では「ロジェールジャパン株式会社」という大手スーツケースメーカーもありますが、
それは日本でのLOJELの販売代理店的な存在。LOJELよりも自社製品がメインです。
現在は「サックスバー ホールディングス」が買収しています。
2024年7月9日「株式会社LOJELジャパン」が設立され、
そちらがLOJELの日本法人となるようです。
2、LOJEL Cubo仕様比較一覧表
サイズ・品番 | 機内 持込 |
容量 (L) |
重量 (Kg) |
縦 (cm) |
横 (cm) |
奥行 (cm) |
3辺 の和 |
本体 素材 |
定価 |
Small Lite | 〇 | 29/35 | 2.9 | 53.5 | 35.5 | 20/23 | 109 | PC | 49,000 |
Small | 〇 | 37/42 | 3.4 | 53.5 | 35.5 | 25/28 | 114 | 〃 | 55,000 |
Medium | × | 70/77 | 4.3 | 65 | 45 | 30/33 | 140 | 〃 | 63,800 |
Fit Lite | × | 89/101 | 4.4 | 69 | 45 | 35/38 | 149 | 〃 | 66,000 |
Fit | × | 100/110 | 5.1 | 76.5 | 45 | 35/38 | 156.5 | 〃 | 69,300 |
Large | × | 120/130 | 5.7 | 77.5 | 55 | 34/37 | 166.5 | 〃 | 72,600 |
サイズは6つ。
2025年2月に「Small Lite」と「Fit Lite」が追加されました。
Cuboは何度かリニューアルして、サイズ等が若干変更になっています。
この表は2025年2月27日時点の現行品の数値です。
(最新版ではLサイズの大きさが変わりました。他はパーツ類等の更新)
※数値はLOJEL公式HPに記載ある通り
3、LOJEL Cuboの特徴
片面開きでの収納が最大の特徴。
蓋のように開いて収納することができます。
これにより狭いスペースでの出し入れができて便利。
椅子の上とかでも荷物を入れられます。
このタイプはスーツケースでは珍しく、あまり無い。
ただ、最近はだんだんと増えてきて選択肢が増えてきました。
(詳細:片面開きのスーツケースのおすすめはこの9つ!という話)
Small Lite・Smalサイズは仕様が違うので注意!
Smalサイズはよくあるフロントポケットタイプです。
旧タイプはチャックを2回開けてメイン収納にアクセス、
最新仕様では磁石仕様になり、引っ張ると外れるようになっています。
なお、このタイプは他社でもよくあるのでCuboだけの特権的なものではない。
最近のフロントポケット型はほとんどがこの仕様です。
4、Small LiteとFit Liteの違い
少し小さくなったのがLiteサイズ。
仕様は同じで本体の寸法が違うだけです。
「Small Lite」は奥行が5cm薄くなり、かなりスリムです。
「Fit Lite」は高さが7.5cm小さくなって一般的な形状に。
「Small Lite」は日本のLCCへの機内持ち込み可能サイズになっています。
そのためほぼLCC用と考えていい。
「Fit Lite」は特に実現可能になったことは無い。
「Fit」より容量が11L減っていますが、重量が0.7kgも軽くなったのが良い点。
5、LargeとFitの違い
高さと容量は同じで、横幅と奥行が違う。
現行品ではLサイズが超大容量になりました。
(以前は容量は同じでの形状違いだった)
基礎容量120Lという超LLサイズです。
3辺の和が166.5cmなので、国際線の無料預け入れはできない可能性が高い。
国内線は大丈夫ですが、ここだけ注意してください。
Largeは一般的なスーツケースの形状で、FITは細長い形状。
Fitは横幅が狭いので、駅の改札など狭いところを通りやすい。
また、奥行きがあるので大きい荷物も入れることができる。
Fitの方がほどほどの大きさで、重量も軽くて値段も安いのでおすすめ。
6、容量拡張機能について
中央のファスナーを開けると奥行が3cm大きくなる。
これにより容量が10%程増えます。
また大きな荷物も入るようになる。
拡張幅としては少な目。他社は5cmで20%拡張というのもあります。
Smalサイズは容量拡張状態では機内持ち込みは不可能なので注意。
7、キャスターについて
最新型では申し分ない静音キャスターになった。
静音性は「HINOMOTO Lisof SILENT RUN」と同等。
そこそこ静かで快適です。動きはとても滑らかです。
今のCuboは静音性は全く問題無い。
<LOJEL Cuboの静音性確認動画>
<比較用動画(安物とHINOMOTO Lisof SILENT RUN)>
この静音性ならほとんどの人は満足できるだろう。
7、LOJEL Cuboの悪い点について
重量が重ためなのが悪い点。
ジッパータイプのスーツケースとしてはかなり重たいです。
Medium(70L)で4.3kgと、普通のスーツケースなら90Lサイズの重さ。
Largeサイズは5kg以上あるので、女性には厳しくなる。
ただ、片面開きタイプは仕様的にどうしても重たくなるので、
他社もおおよそこの程度の重量ではあります。
便利ではありますが、軽いスーツケースを求める人にはおすすめできません。
キャスターストッパーが無いのも悪い点。
日本メーカー品ならワンタッチ式のストッパーが付いているものが多く、
Cuboは機能性は負けています。
あとは、値段がとても高いことですね…。
以前はもっと安かったのですが、値上げにて5万円を超える価格になってしまいました。
同じようなスーツケースは他社で安くあるので、
LOJEL Cuboはブランド品として欲しい人向けかなと思います。
※2021年はSサイズが28,600円でした。
9、まとめ
LOJEL Cuboは片面開きスーツケースとして昔から人気の高級ブランド。
とても優秀ですが、値段が高くコスパは良くない。
片面開きスーツケースとしての定番でデザインも性能も抜群。
作りこみも品質も抜群で、さすがはほぼこれ一本でやっていけているだけある。
スーツケースとしてはとても優秀です。最新型は本当に良かった。
このところの値上げでかなりの割高になったのが厳しい。
よほどデザインやブランド的に欲しい人にしかおすすめできなくなった。
ただ、その価値はある。是非奮発の検討を。
実際に購入して使っています。レビューはこちら。
・LOJEL Cubo レビュー!評判のスーツケースをプロが検証
このタイプで安いのが欲しい人は下記の記事を見てください。