Vivconのスーツケースの話(どこの国・会社?良い点・悪い点など)
Vivconのスーツケース
2023年12月頃からAmazonでの販売を確認。
よくある中国メーカー製のスーツケースです。
良い点・悪い点を解説したい。
<これ>
1、Vivconはどこの国・会社?
中国の会社?「Shenzhenshiouranxitongkejiyouxiangongsi」が販売。
本当の表記は漢字なのですが、アルファベットで発音表記にされています。
大きな会社は英名にしていることが多いと思うのですが、
怪しいブランドはだいだい発音表記。
現時点はAmazonでは新規出品者ですが、
宣伝をしっかりしているのでベテランの業者とだと思われます。
ブランド名を変えて新たに出品したという感じだろう。
商品説明図、説明文も別のブランドと同じものだったりする。
例えば、スーツケースとしては「Aecall」というブランドとほぼ同じです。
こちらは現在販売していないので、Vivconに変更したのだろうか?
そんなところで、典型的な怪しい中華ブランドスーツケース。
2、Vivconのスーツケース仕様比較一覧表
サイズ | 容量 (L) |
機内 持込 |
重量 (kg) |
縦 (cm) |
横 (cm) |
奥行 (cm) |
3辺 の和 |
素材 | 合面 |
S | 40 | × | 2.75 | 56 | 35 | 23/28 | 114 | PC+ABS樹脂 | ジッパー |
M | 65 | × | 3.1 | 64 | 42 | 28/33 | 134 | 〃 | 〃 |
L | 100 | × | 4.2 | 75 | 50 | 31/36 | 156 | 〃 | 〃 |
現時点は1種類で3サイズ展開。
容量拡張機能を搭載していますが、拡張後の容量は記載がないため不明です。
「20%増加」と記載ありますが、全サイズ20%増えるかは不明。
3、Vivconの良い点・悪い点
日本の航空会社ではほぼ機内持ち込み不可能なことに注意。
数値が本当であればSサイズは高さ56cmなので、
日本の航空会社では機内持ち込み不可能です(一般的には55cmが上限)。
海外でもほぼ不可能なので、間違いではないかと思うが不明。
ここが最悪のデメリットです。
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記載容量が本当であれば、スーツケース最大クラスの容量。
重量もかなり軽く、数値的には超優秀です。
ただし、Sサイズは大きなサイドハンドルに底鋲もあるため、
機内持ち込み限界の本体サイズではないのは間違いない。
容量はメーカーの自己申告で測定方法も違うため、
この仕様であればおそらく一般的な37L程度にしかならないと思います。
全体的に少な目に見ておくのが無難。
重量はとても軽い。
機内持ち込みサイズの2.75kgはやや軽い程度ですが、
M・Lサイズはかなり軽いです。最高クラス。
容量拡張機能も搭載しており、拡張5cmは本当なら大きめ。
Vivconはここが一番良い点ですね。
安いながら大きな拡張で優秀です。
内装はよくある謎の中国メーカー仕様。
Xバンドも安物によく使われるゴム製です。
最低限の内装と考えていい。
キャスターの静音性は不明ですが、材質はTPEなので悪くない。
荷物をかけるフックも個人的に一番使いやすいバネ式なのが良い。
コーナーパッドも4角にあるのは良い。
全体的には安物スーツケースとしては仕様は良い。
Sサイズは数値が本当なら機内持ち込みできないので、
買うならM・Lサイズが良いだろう。
4、まとめ
Sサイズは数値が本当なら機内持ち込み不可能なので注意。
大容量で軽量な点は優秀。
しつこいようですが数値が本当ならSサイズは残念、
M・Lサイズはかなり優秀なスーツケースです。
パーツ類は安物ですが、容量と重量は申し分ない。
スーツケースとしてはよくある謎の中国メーカー品。
ブランド名を変えて売っているだけで、他のブランドと似た仕様です。
価格相応で安物感が強いと思います。
怪しい安物スーツケースにしては全体的に良い仕様ですが、
価格が執筆時点ではかなり割高。
Mサイズで6000円台なら検討しても良いかなと思います。