スーツケース「&WEAR PIANO Ⅱ three」の違いと選び方の話
&WEAR PIANO
「MAIMO」で有名な株式会社KURUKURUのブランドです。
仕様的にはほぼMAIMOのデザイン違い。
2024年5月に新型の「three」が発売されたので、シリーズを比較します。
<関連>
・&WEARのスーツケース「PIANOⅡ」の良い点・悪い点の話
1、&WEAR PIANOシリーズ仕様比較一覧表
シリーズ | サイズ | 容量 (L) |
機内 持込 |
重量 (kg) |
縦 (cm) |
横 (cm) |
奥行 (cm) |
3辺 の和 |
素材 | キャリーバー | キャスターロック | 定価 (税込) |
PIANO | S | 38 | 〇 | 2.9 | 55 | 35.5 | 23 | 113.5 | PC | 1cm単位 | × | 13,980 |
PIANOⅡ | S | 36 | 〇 | 2.9 | 54 | 36 | 23 | 113 | PC | 1cm単位 | 〇 | 15,980 |
〃 | M | 62 | × | 3.6 | 66 | 43 | 27.5 | 136.5 | PC | 1cm単位 | 〇 | 17,980 |
〃 | L | 96 | × | 4.4 | 76 | 48.5 | 31 | 155.5 | PC | 1cm単位 | 〇 | 20,980 |
PIANO three | S | 36/42 | 〇 | 3.15 | 54 | 35 | 25 | 114 | PC | 1cm単位 | 〇 | 16,980 |
現時点はスペック違いの3シリーズ。
初代がシンプル、threeは高機能といったところです。
デザインはほぼ同じですが、threeは若干違う。
カラーも豊富です。
2、外観(デザイン)の違いについて
threeは2トーンカラーでは無くなっている。
初代とⅡは珍しい2トーンカラーでしたが、
threeは統一されたカラーリングになっています。
そのため、高機能なのは必要無くともデザイン的にthreeを選ぶ人は多いだろう。
3、内装カラーの違いについて
threeは内装カラーがブルーになっている。
初代とⅡは好き嫌いが分かれる真っ赤な内装でした。
自分もこれはどうかなと思っていたので、ブルーは良いと思う。
ポケットや仕切りなど内装仕様的にはほぼ同じです。
4、キャスターストッパーの有無について
Ⅱとthreeはキャスターストッパーを搭載。
これはMAIMOと同じタイプです。
レバーを足で踏んでロックします。
レバーが大きいので踏みやすいのが良い。
あって損は無い機能なので、お金に余裕があればキャスターロック付きを選びたい。
電車やバスでの移動がとても楽になります。
キャスターはシリーズ共通で「HINOMOTO Lisof SILENT RUN」です。
日本が誇るキャスターメーカー「日乃本錠前(HINOMOTO)」の超静音キャスター。
これは本当に静かで操作性も耐久性も抜群。口径も55mmと大きいのが良い
スーツケース最高クラスと考えていい。
参考としてほぼ同じキャスターである「MAIMO」の動画を貼付します。
<MAIMO COLOR YOU Keiキャスター静音性確認動画>
<比較用動画(典型的なうるさいキャスター)>
安物とは比べ物にならない静音性。
この値段でこのキャスター搭載は素晴らしい。
5、USBポートの有無について
ⅡとthreeはUSBポートを搭載。
モバイルバッテリーに繋げて使用します。
Type-Aのポートしかないのは残念点。
最近のスーツケースはType-Cもあるものが多いです。
初代とⅡの違いはほぼこのUSBポートとキャスターストッパーの有無になります。
これらが不要であれば初代の方が安いので良い。
6、容量拡張機能の有無について
threeのみ容量拡張機能を搭載。
本体中央にあるファスナーを開くと奥行が5cm増える仕組みです。
一般的には3cm程度が多いので、5cmは大きい。
行きに満杯に入れても、帰りにお土産などを入れることができる。
注意点として、容量拡張状態では機内持ち込みがサイズオーバーで不可能なこと。
無料預け入れになります。
7、threeのジッパー仕様について
threeはセキュリティジッパー仕様になっています。
おそらくYKK製。
ナイフなどで強引にこじ開けるのが難しく防犯になります。
高級スーツケースにはよく搭載されています。
ファスナーが二重なので、動きは重たいです。
開け閉めの快適さは全く無い。
軽くてスムーズなのを求める人は止めておこう。
8、容量・重量の違いについて
threeは容量拡張機能があるため重たい。
PIANOシリーズは容量・重量もそこそこ優秀。
この機能性でこの重量は素晴らしい。
threeは3.15kgなので、やや重たい機内持ち込みサイズとなる。
容量はやや少な目。奥行が23cmとちょっと薄いためです。
これもあるので、容量拡張できるthreeは理想的。
重たくはなりますが、デメリットを補うのでおすすめできます。
自分が買うなら間違いなくthreeです。
9、価格の違いについて
当然ながら高機能になるほど高くなる。
この機能性でこの値段は安いです。
超静音キャスターの「HINOMOTO Lisof SILENT RUN」搭載で1万円台は優秀。
MAIMOと同じくコスパ最強に近いスーツケースと言えます。
容量拡張機能があるthreeはⅡと比べて1000円アップ。
このくらいならthreeが良いだろう。
重たいのは難点ですが、容量拡張は本当に便利でおすすめできます。
10、まとめ
&WEAR PIANOは機能違いの3シリーズ。
高いけど最高機能のthreeがおすすめです。
M・Lサイズは「PIANO Ⅱ」しか無いため選びようがありませんが、
Sサイズはお金があるなら間違いなくthreeが良い。
250g重たいですが、容量拡張機能の価値はそれ以上にあります。
あとはデザイン。
2トーンカラーや内装の赤色が好きなら初代かⅡ。
赤い内装は嫌!という人はthreeを。
スーツケースとしては「MAIMO」のほぼデザイン違いです。
値段の割に優秀なパーツを使用しており、コスパは最強に近い。
デザインが気に入ったならとてもおすすめできます。
詳細は商品ページを見てみてください。
<初代>
<Ⅱ>
<three>