エースのスーツケース「リエントZ」の話(良い点・悪い点)

ace. リエントZ
2025年5月2日に発売開始。
エースの新しいシリーズで、簡単に言うと「廉価品」です。
結論的には自分は買いません。
良い点・悪い点などを解説します。
1、リエントZ仕様比較一覧表
名称 | サイズ | 容量 (L) |
機内 持込 |
重量 (kg) |
縦 (cm) |
横 (cm) |
奥行 (cm) |
3辺 の和 |
本体 素材 |
合面 | 定価 |
リエントZ | S | 35 | 〇 | 2.8 | 54 | 36 | 25 | 115 | PC | ジッパー | 19,800 |
〃 | M | 54 | × | 3.5 | 64 | 44 | 26 | 134 | 〃 | 〃 | 22,000 |
〃 | L | 90 | × | 4.6 | 76 | 54 | 28 | 158 | 〃 | 〃 | 25,300 |
3サイズ展開。
どれも一般的な本体サイズです。
2、リエントZのアピール点は「荷物フック」
底鋲が荷物フックにもなっている。
最近のスーツケースでは当たり前の仕様です。
エースではあまり無かったですが、他社ではほぼ標準仕様。
4000円の安物スーツケースにも普通にあるレベル。
こんなものアピールするような時代ではない。
この時点でこのスーツケースは「良くは無い」と言える。
3、キャスターについて
HINOMOTOのグリスパックキャスターを搭載。
日本が誇るキャスターメーカー「日乃本錠前(HINOMOTO)」の2世代前の静音キャスターです。
商品写真で「GP SPIN」と記載あるので間違いない。
昔は静音キャスターと言えましたが、現在ではもううるさい部類に入る。
2万円程度のエースは「HINOMOTO Lisof SILENT RUN」を搭載しているので、
リエントZは最低クラスのシリーズということがわかる。
悪くは無いですが、今の時代で買うようなキャスターでは無い。
よほど安くない限りはおすすめできません。
4、内装について
シンプルな両面仕切り仕様。
Xバンドは無し。
左の仕切りは2分割ポケット、右は無し。
書類を入れられないので個人的には収納性は悪い。
コストを抑えたのだろうか。
仕切りの中にXバンドは無いので、仕切りを必ず閉める必要がある。
荷物を詰め込みにくいので普通はバンド付きにするのですが、
軽量化とコストダウンのために無くしたのだろう。
以上のことから、内装仕様は個人的にはかなり悪い。
自分はほぼ買わない仕様です。
5、容量・重量について
軽量で容量も良い。
さすがにこれだけシンプルだと軽いです。
とはいえ少し軽い程度で、超軽量とは言えない。
逆にこのくらいの重量じゃないと困る。
本体サイズはSサイズで115cmと最大、Mサイズは標準的、Lサイズは158cmの最大。
そのため容量は多くて良いです。
リエントZは数値的なスペックは優秀。
6、結論:リエントZは買いか?
Sサイズで1万円程度なら買っても良いと言えるスーツケース。
定価はさすがに高すぎる。
このスペックで約2万円はありえない。
半額が適正価格と思います。
1万円なら悪くは無いですが、内装仕様がいまいちなのが微妙な点。
この仕様はかなり使いにくいと思う。
これで超軽量なら素晴らしいのだけど、そうでもないのでマイナス。
リエントZはコストダウンしすぎじゃないかと思う。
特にこだわりも感じず、利益追求モデルとしか感じられない。
普通はこんなスーツケースは解説しないのですが、
あまりにも想う点があったので記事を書くことにしました。
正直に言うと、おすすめはできない。