aucenticのスーツケースの話(どこの国・会社?良い点・悪い点など)

aucenticのスーツケース
超マイナーなメーカーなので当サイトで紹介していませんでしたが、
2024年3月にそこそこ良い新型が登場。
これは書かなくてはいけない。
良い点・悪い点を解説します。
1、aucenticはどこの国・会社?
日本の会社「And Creator株式会社」のブランド。
2021年12月創業の新しい会社です。
社長は元「エキサイト株式会社」のマーケティング部署の人で、
EC事業はやりたくて独立して立ち上げたようです。
バッグやジュエリーがメインですが、スーツケースもしっかり開発されています。
本格的で高級な中国OEMといったところだろう。
「高品質なものを安く」がコンセプトで、商品ページで原価等を示しています。
「工場直送」的なことも書いてありますが、これは単にOEMと思う。
超小規模な企業が開発すると基本こうなるはず。
高品質なものを適正価格(コスパ良い商品)がaucentic。
スーツケースもそんな感じのスペック・価格になっています。
販売は公式通販、もしくは楽天市場など。
2、aucenticのスーツケースの仕様比較一覧表
※図はプレリリースより引用
シリーズ名 | サイズ | 容量 (L) |
機内 持込 |
重量 (kg) |
縦 (cm) |
横 (cm) |
奥行 (cm) |
3辺 の和 |
素材 | 合面 | 定価 |
Essential Luxe | S | 36 | 〇 | 3.3 | 55 | 37 | 23 | 115 | PC | ジッパー | 19,800 |
〃 | M | 60 | × | 4.3 | 67 | 47 | 25 | 142 | 〃 | 〃 | 23,800 |
Op.13 | S | 38 | 〇 | 4.6 | 55 | 38 | 22 | 115 | アルミ合金 | フレーム | 43,000 |
〃 | M | 60 | × | 5.7 | 66 | 44 | 26.5 | 136.5 | 〃 | 〃 | 46,000 |
※現行品のみ
現在はこの2種類のみ。
売れ筋は「AUCENTIC ESSENTIAL LUXE SUITCASE」となる樹脂のタイプ。
アルミニウム合金の「Op.13」は受注生産品。
当記事では樹脂タイプのみ解説します。
3、aucenticのスーツケースの良い点・悪い点
各機能などを解説します。
キャスター・キャスターストッパーについて
キャスターは「HINOMOTO Lisof SILENT RUN」を搭載。
日本が誇るキャスターメーカー「日乃本錠前(HINOMOTO)」の超静音キャスターです。
これは本当に静かで操作性も耐久性も抜群。
世界最高級と考えていい。
参考:HINOMOTO Lisof SILENT RUN 静音性比較
安物キャスターとは比べ物にならない静音性です。
操作性も耐久性も良いので本当におすすめ。
キャスターロックもワンタッチレバー型を搭載。
こちらもHINOMOTO製で実績あるタイプなので問題無し。
「HINOMOTO Lisof SILENT RUN」とセットになっています。
キャリーハンドル根本のレバーは操作がしやすくて良い。
荷物をかけるフックを搭載
<参考:VARINCの荷物かけフック>
ベルト式の荷物かけフックを搭載。
おそらく中国メーカー製の安いスーツケースによく採用されているやつと同じです。
自分も持っていますが、500mmペットボトルを入れたレジ袋も問題無い。
ただ、使い勝手はそう良くは無い。
5000円くらいのスーツケースに普通にある機能なので、
そう凄いことではない。
YKKの撥水ファスナーを使用
本体のジッパーは撥水仕様で防水性に優れる。
撥水なので防水ではありません。
水が入りにくいというだけです。
過信はできないので、雨の日は基本的にはレインカバーをかけてください。
撥水ファスナー、止水ファスナーを搭載しているスーツケースはかなり少ないので、
aucenticはここが特に良い点と言えます。
内装仕様について
※図はプレリリースより引用
片面中仕切りタイプ。
Y型バンドが太くて特殊に見えますが、よくある片面中仕切りです。
カバーと中仕切りにもポケットがあり、
かつ右側にはポーチ型のポケットもある。
公式的には「ラウンドリーバッグ」と記載ありますが、何にでも使えそうです。
生地も350Dと厚みがある。
さすが安物ではないので内装の質は良い。
Sサイズ1万円台にしては高級感があって良いと思います。
容量・重量について
容量は普通だが、品質にこだわっているため重量が重ため。
機内持ち込みサイズで36Lは普通。
3辺の和115cmで底鋲もサイドハンドルもあるので、限界サイズでは無い。
36Lという数値は正しいだろう。
機内持ち込みで重量3.3kgはスタンダードタイプとしてはやや重ためです。
Mサイズも同じく4.3kgはやや重たい。
ただ3辺の和142cmと大きめのMサイズなので許容範囲。
重たいのは本体の作りが良いことや立派な内装仕様などが原因。
高品質化により重量がやや犠牲になっています。
補強入りのキャスター、丈夫なハンドルなどこだわりがある。
安いけど高級スーツ感のよう。
4、まとめ
aucenticは高性能で機能性抜群!
重量がやや重たいのだけが難点。
キャスターが「HINOMOTO Lisof SILENT RUN」、
そしレバー式のキャスターロック搭載と機能性も性能も良い。
これだけで十分使えるスーツケースです。
本体の撥水ファスナーも素晴らしい。
ちょっとした雨で気にせず使うことができます。
これはスーツケースとしてはなかなか無い仕様で優秀。
重量がやや重ためなのが惜しいですが、
それだけ品質にこだわっているので良い点でもある。
aucenticのスーツケースへのこだわりです。
定価はSサイズで19,800円、Mサイズで23,800円と安め。
この機能性・性能にしてはコスパは良いですが、激安とは言えない。
デザインと品質に期待して購入する感じになるだろう。
1万円台でHINOMOTO Lisof SILENT RUNとレバー式のキャスターストッパーはなかなか無いので貴重。
コスパ最強ではないですが、全然悪くは無く選択肢に入るスーツケースです。
これは買ってもいい。
詳細は「aucentic 楽天市場店」も見てください。