ドン・キホーテにスーツケースを見に行った話(値段・ラインナップ・情熱価格など)
ドン・キホーテのスーツケース
ラインナップが特殊で面白いのがドンキ。
以外と種類も多く、そこらのバッグ屋よりもある。
2023年12月に地域で一番大きなドンキに行きました。
これから見に行く人に向けて注意点などを語りたい。
※撮影禁止なので写真は無い
※商品写真はドン・キホーテ公式HPより
※2024年7月にも再調査しました
1、ドン・キホーテのスーツケースの値段
1万円~2万円程度と安いスーツケースばかり。
機内持ち込みサイズのSサイズであれば約1万円で買えます。
Lサイズのフレームタイプとかで2万円となる。
そんなスーツケースが15種類くらい大量にある。
処分品として7000円くらいで売ってあるものもありました。
「期間限定1000ポイントプレゼント」とかも。
いろいろセール等は変わるだろう。
高級品や高性能品は一切無い。
良いスーツケースを求めて買いに行く店では無いです。
Amazon等の通販の方が安くて高性能なものを買えるので、
コスパ良い激安スーツケースを求めるなら通販を。
・5000円前後のおすすめスーツケースの話(激安・安物の選び方)
2、ドン・キホーテで販売しているスーツケースのブランド
下記のブランドがありました。
・レジェンドウォーカー
・シフレ
・協和
・エース
・アジア・ラゲージ
・ロジェールジャパン
・水野鞄店(コールマンブランド)
・その他マイナーな会社が少々
ほとんどが日本メーカーです。
特に「レジェンドウォーカー」と「シフレ」が中心で、
この二つでラインナップの40%は超える。
タグを見れば製造メーカーが書いてあるのでわかります。
日本メーカー一覧はこちらを。
・日本のスーツケースメーカー一覧と解説!
3、ドン・キホーテの「情熱価格」キャリーケースついて
情熱価格キャリーケースも製造メーカーは「レジェンドウォーカー」等です。
情熱価格のスーツケースはドン・キホーテのオリジナル品番。
OEMで仕様を変えて安く作っています。
そのため、元となったシリーズよりも安い。
ドン・キホーテで買うなら「情熱価格」シリーズが良いだろう。
日本メーカー製としては限界まで安くしている感じでお得です。
(仕様を落としている)
4、ドン・キホーテの「情熱価格」キャリーケースの定価・仕様比較一覧表
タイプ | 製造メーカー | 品番 | サイズ | 容量 (L) |
機内 持込 |
重量 (kg) |
縦 (cm) |
横 (cm) |
奥行 (cm) |
3辺 の和 |
素材 | 定価 (税込) |
合面 |
フロントドア式 | レジェンドウォーカー | 5206-49 | S | 36/47 | 〇 | 3.1 | 55 | 34 | 24/31 | 113 | PC+ABS樹脂 | 12,089 | ジッパー |
〃 | 〃 | 5206-60 | M | 61/77 | × | 3.8 | 67 | 45 | 27/34 | 139 | 〃 | 14,289 | 〃 |
〃 | 〃 | 5206-67 | L | 86/106 | × | 4.4 | 75 | 53 | 29/36 | 157 | 〃 | 16,489 | 〃 |
拡張ジッパ- | シフレ | ? | S | 33/40 | 〇 | 3.1 | 54 | 37 | 24/28 | 115 | 〃 | 9,889 | 〃 |
〃 | 〃 | ? | M | 58/67 | × | 3.9 | 65 | 43 | 28/32 | 136 | 〃 | 10,989 | 〃 |
〃 | 〃 | ? | L | 92/102 | × | 4.6 | 75 | 52 | 30/34 | 157 | 〃 | 13,189 | 〃 |
ラクラクぶっこみ | 協和 | ? | S | 32 | 〇 | 3.3 | 53 | 36.5 | 24 | 113.5 | 〃 | 17,589 | 〃 |
〃 | 〃 | ? | M | 53 | × | 4.0 | 62 | 43 | 27 | 132 | 〃 | 19,789 | 〃 |
〃 | 〃 | ? | L | 90 | × | 4.9 | 72.5 | 52 | 31.5 | 156 | 〃 | 21,989 | 〃 |
ACE FLIGHT | エース | ? | S | 40/47 | 〇 | 3.2 | 55 | 35 | 23/29 | 113 | 〃 | 16,489 | 〃 |
〃 | 〃 | ? | M | 66/76 | × | 4.0 | 63 | 47 | 27/33 | 137 | 〃 | 18,689 | 〃 |
〃 | 〃 | ? | L | 100/112 | × | 4.9 | 73 | 54 | 29/34 | 156 | 〃 | 20,889 | 〃 |
〃 | 〃 | ? | LL | 137 | × | 5.4 | 82 | 60 | 34 | 176 | 〃 | 未確認 | 〃 |
軽量 | アジア・ラゲージ | ? | S | 32 | 〇 | 2.5 | 53.5 | 36.5 | 23 | 113 | PC | 9,889 | 〃 |
〃 | 〃 | ? | M | 46 | × | 2.8 | 61.5 | 39.5 | 25.5 | 126.5 | 〃 | 10,989 | 〃 |
〃 | 〃 | ? | L | 64 | × | 3.0 | 67 | 44 | 27 | 138 | 〃 | 12,089 | 〃 |
〃 | 〃 | ? | LL | 116 | × | 5.1 | 84 | 57 | 31.5 | 172.5 | PC+ABS樹脂 | 未確認 | 〃 |
※「軽量」は商品名等に「情熱価格」と書いていませんが、
公式HPでは「情熱価格」ブランドの分類にあります。
5、おすすめのドン・キホーテの「情熱価格」スーツケース
「情熱価格 フロントドアオープンキャリーケース」がコスパ良い。
片面開きとなるスーツケース。
片側を蓋のように開いて収納できます。
このタイプは値段が高いことが多く、約1万円で買えるのはお得。
これは激安中国メーカー品がほぼ無いので、
安いのが欲しい人はドン・キホーテも候補に挙がる。
日本メーカー品としては定価は最安値と思います。
詳細はこちらに書きました。
・【レビューと値段】ドン・キホーテの「情熱価格 フロントドアオープンキャリーケース」の話
ただし、現在はより安くて良いスーツケースが通販で買えるようになった。
2023年12月にレジェンドウォーカーが高機能で安いやつを発売。
これによりドンキの優位性はかなり下がった。
定価は高いのですが、セール時の価格は1万円以下だったりする。
そのため、ドンキのはあまりおすすめでは無くなっています。
容量は劣りますが仕様が良いため、買うなら「LW5524」がおすすめです。
ただ、Lサイズは無いのでLサイズが欲しい人はドンキを。
詳細は下記の記事を見てください。
・レジェンドウォーカーのスーツケース「LW 5524」の話(良い点・悪い点など)
6、その他のドン・キホーテの「情熱価格」スーツケース
主力として販売されていたものを4つ紹介します。
ストッパー付き双輪キャスター搭載 拡張ジッパーキャリーケース
「ドンキで一番売れてる」とアピールしている主力スーツケース。
日本の大手スーツケースメーカー「シフレ」のドンキ専用品番。
本体中央のファスナーを開けると奥行が4cm増え、容量が増える仕組みです。
キャスターはサスペンション&ストッパー付きで少し仕様が良い。
Sサイズは基礎容量が33Lとかなり少ないのが難点(一般的には36L~40L程度)。
拡張後でようやく40Lとなるので、容量拡張前提での使用になるだろう。
ただ、拡張後はサイズオーバーにて機内持ち込みできません。
M・Lサイズの容量は少なくはなく普通です。Sサイズだけ悪い。
重量はどれも普通の数値です。
軽くも重たくも無い。
キャリーハンドルのぐらつき(遊び)も小さく、トップハンドルも握りやすい。
安物だけど十分に使える品質です。
内装も粗悪感は無い。
ネットで他社ブランド品を買う方が安くて良いですが、
ドンキで買うならこれがコスパ良い。
ラクラクぶっこみキャリーケース
シンプルなトップオープンタイプ。
日本の老舗メーカー「協和」のスーツケース。
これは「ACTUS(アクタス)」のドン・キホーテ仕様です。
キャスターのデザインとかがちょっと違ったりする程度。
ACTUS(アクタス)は定価は高いのですが、セールで激安になるスーツケース。
ドンキの値段は高すぎるのでさすがにおすすめできない。
これが欲しいなら通販で「ACTUS(アクタス)」を買いたい。
・ACTUS(アクタス) レビュー!評判のスーツケースをプロが検証
情熱xACE FLIGHT拡張ジッパーキャリーケース
耐久性の高いキャスターが売りのスーツケース。
日本の最大手スーツケースメーカー「エース」のドンキ専用品番。
キャスターは「HINOMOTO」の高耐久タイプ「GP SPIN」を搭載しています。
これは間違いなく信用できる。ただ静音性はいまいちです。
こちらも中央のファスナーを開けての容量拡張機能を搭載。
基礎容量もとても多く、Sサイズで40L、拡張後47Lとかなり大きい。
M・Lサイズも最大クラスの容量なのが素晴らしい。
重量は普通。軽くも重たくも無い。
キャリーハンドルのぐらつきも少なく、トップハンドルも良い。
ただ、エースにしてはかなり安物感がある。
エースだけどやはりドンキ仕様。
値段が高いのだけが難点で、これは良いスーツケースと言える。
ダブルキャスター軽量キャリーケース
軽量が売りのスーツケース。
日本の大手スーツケースメーカー「アジア・ラゲージ」のドンキ専用品番。
これはシンプルで、ただ軽さが売りなスーツケース。
値段も安くお買い得品です。
Sサイズで2.5kgはとても軽い。
しかし、容量が32Lとメチャクチャ少ない。
さすがにこの容量はおすすめできない。
Mサイズは46Lとかなり小さく、Lサイズで64Lと通常のMサイズ強なので注意。
64Lで重量3.0kgは軽いので良い。
買うならLサイズ以上が良いかなと思います。
こちらもキャリーハンドルのぐらつきも小さめで、トップハンドルも持ちやすい。
内装も粗悪ではないのでお買い得感はありました。
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主力と思える見せ方で売っていたのはこのくらいです。
その他マイナーな会社のものもありましたが、かなり粗悪なものも…。
当記事で紹介したものが品質的にも良かったです。
安いのは安いですが、通販で買う方がもっと安い。
ドン・キホーテは実物を見て買いたい人向けかなと思います。
各スーツケースの詳細は「ドン・キホーテ公式HP」を見てください。
7、まとめ
ドン・キホーテのスーツケースは日本メーカー製を店舗で安く買いたい人向け。
価格としては通販より高いので、安さを求める人は通販で買いたい。
全体的には安物しかなく、高級な仕様は一切無い。
静音キャスター搭載品は見ませんでした。
完全に値段勝負なスーツケース。
「情熱価格」のスーツケースは日本メーカー製としては激安。
究極にまで安く仕上げている感があり、ドンキの情熱が伝わった。
メーカー標準品より仕様がやや悪い印象です。
ただ、値段だけならAmazonや楽天市場等には敵わない。
ドン・キホーテは日本メーカー製を店舗で見て買いたい人向けかなと思います。
いつでも限界価格なのは良い点。
子供に激安スーツケースを買うならドンキで十分とは思います。
通販だと実際に見て選べないので子供は難しい。
ドンキだと見て触って選べるし、商品数も多いのでまず欲しいのはあるだろう。
ドン・キホーテのスーツケース、そんなところです。