エースのスーツケース「アルゴナム3-F」の話(2-Fとの違い、良い点・悪い点)

ace. アルゴナム3-F
エースブランドのアルミニウム合金本体シリーズ。
2025年5月2日に「3」になってリニューアル。
なかなかに良さそうではありますが、やはり高いなぁ、と。
旧型との違いや良い点・悪い点などを解説します。
1、アルゴナム3-Fの仕様比較一覧表
名称 | 品番 | サイズ | 容量 (L) |
機内 持込 |
重量 (kg) |
縦 (cm) |
横 (cm) |
奥行 (cm) |
3辺 の和 |
本体 素材 |
合面 | 定価 |
アルゴナム2-F | 06991 | S | 32 | 〇 | 4.0 | 55 | 34 | 25 | 114 | アルミニウム合金 | フレーム | 60,500 |
〃 | 06992 | M | 73 | × | 5.6 | 72 | 48 | 28 | 148 | 〃 | 〃 | 69,300 |
アルゴナム3-F | 05501 | S | 33 | 〇 | 4.6 | 55 | 35 | 25 | 115 | 〃 | 〃 | 74,800 |
〃 | 05502 | M | 73 | × | 6.4 | 71 | 48 | 28 | 147 | 〃 | 〃 | 84,700 |
〃 | 05503 | L | 100 | × | 7.1 | 76 | 44 | 38 | 158 | 〃 | 〃 | 94,600 |
「3-F」はLサイズが追加されました。
アルミニウム合金本体での100Lサイズなのでメッチャ重たい。
荷物を入れると17kgくらいになるので、使う場合は気合と根性です。
2、アルゴナム3-F 概要
アルゴナムはエースの高級シリーズの位置づけ。
エースブランドもピンキリあるのですが、
アルゴナムは公式HPにも掲載される高級シリーズです。
(安物は公式HPに掲載しないという、エースの謎のこだわり)
現行ではアルミニウム合金本体はアルゴナムしか無い。
「2-F」は特に機能性も普通なものだったのですが、
「3-F」は高機能で今どきの仕様になりました。
やっと時代に追いついた感がある。
そのため、買うなら絶対に「3-F」がおすすめです。
自分も買おうか迷っているレベル。
3、キャスターストッパーが追加!
キャスターは「HINOMOTO Lisof SILENT RUN」を搭載。
日本が誇るキャスターメーカー「日乃本錠前(HINOMOTO)」の超静音キャスターです。
これは本当に静かで操作性も耐久性も抜群。
スーツケースにおける最高級のキャスターと考えていい。
旧型の2-Fはキャスターの種類は不明。
口径は商品写真では55mmに見える。60mmは間違いなく無い。
このキャスター搭載なら静音性はどれも同じなので、使わなくてもわかる。
参考:HINOMOTO Lisof SILENT RUN 静音性比較
安物キャスターとは比べ物にならない静音性です。
操作性も耐久性も良いので本当におすすめ。
キャスタ-ストッパーもHINOMOTO製。
HINOMOTO Lisof SILENT RUNとセットになっているワンタッチタイプ。
エースを含め、多くのメーカーが採用しており実績十分。
アルミニウム本体でこのストッパー付きは、他社ではイノベーターしか無いはず。
このあたり、エースの高級シリーズではほぼ標準搭載です。
パリセイド3Zなどと同じ。
4、内装仕様が変更
両面仕切りに変更。
マチのある大きなポケットも追加された。
最近のエースのスーツケースによくある内装仕様です。
マチのある大きなポケットは収納性がとても良い。
立てたまま開いてもポケットから出し入れしやすいです。
ただ、大きくて邪魔なので容量は減るのが悪い点。
ポケットを最大限使う場合は便利なのですが、
使わない場合はただの邪魔です。
欠点はありますが、総合的に悪くはなっていない。
利便性が良くなったので、良い改良です。
5、TSAロックのデザインが変更
TSAロックが洗練されたデザインになった。
「2-F」はアルミニウム合金本体でよくある仕様。
「3-F」は他社ではほぼ見ない独特なデザインになりました。
見た感じバックル式だと思います。
特別使いやすくはなっていないと思います。
見た目が良くなったという改良。
本体のフレームも合わせ面が目立たない仕様になっています。
6、容量・重量の違い
「3-F」は普通な重量になってしまった。
「2-F」はアルミニウム合金本体としてはとても軽かった。
「3-F」はアルミとしては普通な重量で、軽くも重たくも無い。
他社品もだいたいこのくらいの重量です。
キャスターストッパー追加や内装仕様の変更が大きいだろう。
本体のデザインも良くしているので、体積も増えていると思う。
容量はほぼ変化無し。
本体サイズは大きいので、数値以上に入るはず。
Sサイズが33Lと少ないのは、ポケットを考慮しているためと思う。
重量は旧型と比べると改悪にはなりますが、特に問題は無い。
7、結論:アルゴナム3-Fは買いか?
アルミニウム合金本体が欲しい人は買い。
HINOMOTO Lisof SILENT RUNとワンタッチキャスターストッパー搭載が強い。
アルミニウム合金本体のスーツケースは静音性はいまいちなものが多いので、
静音性が良いというだけで買いになる。それでいて最強ストッパー搭載。
品質はエースの高級シリーズなので問題無い。
アルミニウム合金本体も長い実績がある。
子会社のゼロハリバートンの技術も生かせられているだろう。
難点は価格が高いこと。
リモワなどに比べると安いですが、Sサイズで74,800円は割高。
イノベーターのアルミ合金は33,000円なので、コスパは悪い。
ただ、イノベーターはちょっと高級感が無いので、
少し良いものが欲しい人はアルゴナム3-Fが良いだろう。
自分もどちらかというとアルゴナム3-Fが欲しい。
仕様としては悪くない。
自分も近いうちに買ってレビューしたいと思います。
製品詳細は公式通販のアルゴナム3-Fのページを見てください。