BERMASの「INTER CITY PLUS」と「EURO CITY2」の違い(良い点・悪い点)
「INTER CITY PLUS」と「EURO CITY2」の違い
バーマスを買う時に誰もが悩むだろう。
「INTER CITY PLUS」は癖が無いので買って後悔はしないと思いますが、
「EURO CITY2」はちょっと人を選ぶ仕様なので注意です。
自分は両方買いましたが、どっちもおすすめ。
良い点・悪い点や選び方などを解説します。
個別のレビューはこちら
・バーマス INTER CITY PLUS レビュー!評判のスーツケースをプロが検証
・バーマス ユーロシティ2 レビュー!評判のスーツケースをプロが検証
1、仕様比較一覧表
※一応「INTER CITY」も入れています。
シリーズ名 | 品番 | 容量 (L) |
機内 持込 |
重量 (kg) |
縦 (cm) |
横 (cm) |
奥行 (cm) |
3辺 の和 |
本体 素材 |
定価 |
INTER CITY | 60520 | 35 | 〇 | 3.1 | 54 | 37 | 24 | 115 | PC | 31,900 |
〃 | 60521 | 53 | × | 3.5 | 63 | 41 | 27 | 131 | 〃 | 34,100 |
〃 | 60523 | 33 | 〇 | 3.0 | 45 | 40 | 24 | 109 | 〃 | 30,800 |
〃 | 60524 | 22 | 〇 | 2.8 | 45 | 34 | 20 | 99 | 〃 | 30,800 |
INTER CITY PLUS | 60525 | 34 | 〇 | 3.2 | 54 | 35 | 24 | 113 | 〃 | 34,100 |
EURO CITY2 | 60295 | 38/45 | 〇 | 3.1 | 55 | 35 | 25/30 | 115 | PC+ABS樹脂 | 31,900 |
〃 | 60298 | 108/118 | × | 5.3 | 78 | 54 | 34/37 | 166 | 〃 | 42,900 |
「INTER CITY PLUS」の方が値段は高い。
数値的なスペックは「EURO CITY2」の方が良い。
2、外観比較
「INTER CITY PLUS」は「ブラックヘアライン」。
「EURO CITY2」は「ガンメタル(マッチングカラー)」。
「INTER CITY PLUS」は光沢のある表面仕上げ。
「EURO CITY2」はさらさらしたマット塗装仕上げ。
「INTER CITY PLUS」はツヤのある塗装でビニールのような触り心地です。
安物スーツケースにはほぼ無い高級感ある仕上げ。
スーツによく似合います。
「EURO CITY2」は最近流行りのエンボス処理のマット塗装。
さらさらしていて、最近のスーツケースによくあるの表面仕上げ。
ややカジュアルで旅行用途にも使えるデザインです。
形状はほぼ同じですが、「EURO CITY2」の方が若干大きいです。
機内持ち込みサイズのほぼ限界寸法となっています。
3、容量拡張機能
「EURO CITY2」は容量拡張機能がある。
本体中央のジッパーを開くと奥行が増える仕組み。
約5cm広がり、容量としては約18%増えます(38Lが45Lに)。
スーツケースの容量拡張機能は3cm~4cmが多いので、5cmは大きい。
ただし、容量拡張すると機内持ち込みはできません。
無料預け入れになるので、時間にシビアな出張の行きでは基本的に拡張はしない。
帰りの飛行機でお土産を入れて預け入れすることが多いかと思います。
容量拡張機能が欲しいのならば「EURO CITY2」を選ぶしかない。
5cmは優秀なので買って損は無い。
4、フロントポケット
「EURO CITY2」はフロントポケットが本体の片側と繋がっている。
「INTER CITY PLUS」は一般的なフロントポケット仕様です
独立していて、PC用のクッションポケットなどがある。
書類なども入れやすい。
「EURO CITY2」はフロントポケットが独立しておらず、
本体の片側が丸々ポケットとして使えるようになっています。
着替え等を入れすぎるとポケットとして使えない。
逆に一泊二日の旅なら荷物は本体の半分で済むので、
片側を丸々ポケットとして利用することができます。
ペットボトルなども余裕で入るので、何かと便利なポケットになる。
また、「EURO CITY2」は仕切りがないのでたくさん入る。
細かい収納性はダメですが、容量重視な人には向いています。
ここに魅力を感じるかどうか?が「EURO CITY2」を選ぶポイントです。
「INTER CITY PLUS」は仕切りを開いてメイン収納と繋げることもできます。
そのため一応はメイン収納の荷物も出し入れできる。
5、内装
「INTER CITY PLUS」は仕切りにポケットがある。
右側は同じ仕様。左側の仕切りの仕様が違っています。
「EURO CITY2」はポケットが無く、とことん容量にこだわっている。
これもあり、細かい収納性は最悪と言える。
トラベルポーチなどで自分で工夫する必要があるスーツケースです。
生地や作りは同じです。
どちらも高品質。
6、トップハンドル
トップハンドルは「INTER CITY PLUS」の方が立派。
「INTER CITY PLUS」は厚みがあります。
デザイン的にも凝ってある立派な仕様。
本体も少し凹んでいて手を入れやすくなっています。
「EURO CITY2」はごく普通なトップハンドル。
容量重視のため薄い仕様にしているのだろう。
とはいえ、粗悪では無く持ちやすくて良いハンドルです。
一応は大きな違いなので紹介しましたが、ここは気にすることは無い。
7、「INTER CITY PLUS」の独自仕様
背面にドリンクホルダーを搭載。
最近のスーツケースの流行りです。
よくある仕様で特別高級ではない。
ペットボトルは地味に邪魔なので、けっこう助かります。
荷物をかけられるフックを装着可能
かなり特殊な仕様で、専用のフックを本体に差し込んで使います。
ベルト部分にレジ袋をかけます。
前面と背面の両方に対応。
長さ調節ができるので、使い勝手はとても良い。
個人的には最高のフックです。
8、変わらない仕様
キャリーハンドル
キャリーハンドルは同じものです。
ぐらつき(遊び)も小さくとても質が良い。
キャスター&キャスターストッパー
キャスターは「HINOMOTO Lisof SILENT RUN」を搭載。
日本が誇るキャスターメーカー「日乃本錠前(HINOMOTO)」の超静音キャスターです。
これは本当に静かで操作性も耐久性も抜群。
現在のバーマスの標準仕様。
9、「INTER CITY PLUS」と「EURO CITY2」の違いまとめ
INTER CITY PLUS
- ✔高級感ある外観
- ✔一般的な仕様のフロントポケット
- ✔内装の仕切りにポケット有り
- ✔立派なトップハンドル
- ✔ドリンクホルダー搭載
- ✔荷物をかけるフック搭載
- ✔本体サイズはEURO CITY2より若干小さい
EURO CITY2
- ✔メイン収納の半分がフロントポケット
- ✔本体が機内持ち込みのほぼ限界サイズ
- ✔5cmの容量拡張機能を搭載
「INTER CITY PLUS」は細かい収納性・機能性に優れている。
「EURO CITY2」は容量重視。フロントポケットがメイン収納の半分。
「INTER CITY PLUS」はよくあるスーツケースの仕様です。
高性能・高機能で最高峰のスーツケース。
自分もお気に入りで万人におすすめできます。
「EURO CITY2」はフロントポケットの仕様が独特。
本体の半分がポケットなので、これを魅力に感じるかどうか。
とにかく大容量なスーツケースなので、使いこなせれば強い。
どちらも良い点・悪い点があります。
理想として自分のように両方買って使い分けるのが一番。
出張など仕事用途なら「INTER CITY PLUS」。
一泊二日の旅行なら「EURO CITY2」を使います。
でっかいフロントポケットは使い道が豊富で旅行では魅力。
是非そんなところで選んでみてください。
詳細は個別レビューを。