協和のスーツケース「ACTUS」と「TRAVELIST」の違いの話(メリット・デメリット等)

  パルどう@法人9期目 更新日:
協和のスーツケース ACTUSとTRAVELIST

協和のACTUSとTRAVELIST

昔から人気のトップオープン型のスーツケースです。
コスパは最強クラスで、当サイトでもずっとおすすめしています。

ぱっと見は同じように見えて困る人が多いだろう。
違いを解説したい。

※一番値段が高いストッパー付きのタイプでの比較をします。
※どちらも購入して使っています

1、仕様比較一覧表

品番 サイズ 容量
(L)
機内
持込
重量
(kg)

(cm)

(cm)
奥行
(cm)
素材 定価
ACTUS S 36/44 3.3 52.5 37.5 25/30 PC+ABS樹脂 19580
ACTUS L 61/72 × 4.2 61/72 62.5 28/33 PC+ABS樹脂 21780
トラベリスト SS 23 3 45 34 20 PC+ABS樹脂 23980
トラベリスト S 35/43 3.6 53 37 25/30 PC+ABS樹脂 26180
トラベリスト L 60/71 × 4.5 63 44 28/33 PC+ABS樹脂 28380

トラベリストのSSサイズは「JAL・ANA100席未満&コインロッカーサイズ」となっており、
これだけ容量拡張機能が無いので注意。

この他に「トラベリスト シエラ」と「HIDEOWAKAMATSU」というシリーズもありますが、
これらはトラベリストのデザイン違いと考えて良い。
値段が高いのであまりおすすめできない。

1、大雑把な違いの説明

ACTUSとTRAVELIST 大まかな違いについて

アクタスはスタンダード仕様で、
トラベリストは機能性を高めたやや高級なタイプです。
約5000円の差の分高機能になっています。

2、共通仕様について

ACTUSとTRAVELIST 共通仕様(静音キャスター&キャスターロック)

超静音キャスターを搭載。

日本が誇るキャスターメーカー「日乃本錠前(HINOMOTO)」の、
「Lisof サイレントランキャスター」を搭載しています。
とにかく静かでストレスが無い。

参考:HINOMOTO Lisof SILENT RUN 静音性比較

安物キャスターとは比べ物にならない静音性です。
操作性も耐久性も良いので本当におすすめ。

ここはアクタスもトラベリストも同じものなので、
性能に差はありません。

このキャスターは現時点におけるほぼ最高級と考えていい。
日本が誇る業務用の高級スーツケースメーカーもこれを採用しています。
これを搭載で1万円というのは安いです。
というのもあり、アクタスはおすすめしています。

なお、このキャスターを搭載しているのは「ストッパー付き」のタイプのみ。

そのためストッパータイプのみ説明しています。
買うならストッパー付きを。

ACTUSとTRAVELIST  容量拡張機能について

どちらも奥行を5cm拡張可能。

本体真ん中に拡張用のファスナーがあり、
それを開くと拡張することができます。
拡張率は約20%と大きいのがこれらシリーズの良い点。

注意点として、拡張時は機内持ち込みが不可能な点。
そのため基本的には拡張しないことを前提に使うことになる。

3、トップオープン仕様について

ACTUSとTRAVELIST トップオープン仕様の違いについて

トラベリストは底板での高さ調節が可能。

アクタスは一般的な仕様。底まで貫通しています。
トラベリストは底板を中間位置に設置でき、
ペットボトルや新聞を入れるのにちょうど良い深さにできます。

ここはトラベリストが絶対に良いというわけではないため、
自分が使いやすいと思う方を選びたい。

※詳細はレビューを見てください。

4、内装の違いについて

ACTUSとTRAVELIST 内装の違いについて

トラベリストは両面仕切りなので物が落ちにくい。

アクタスは一般的な片面仕切り無しXバンド仕様。
立てた状態で開けることはできない。

トラベリストは両面に仕切りがあるので立てた状態でも開けられる。
ここはトラベリストの方が明らかに良いですが、
底板仕様のため無駄が多く容量がやや少なくなるのが難点。

生地の品質的にはほぼ同じです。

5、TSAロックの違いについて

ACTUSとTRAVELIST TSAロックの違いについて

アクタスはやや粗悪なワイヤー仕様。

ダイヤル式のロックという点は変わりませんが、
本体部のロックがワイヤーか取手かで違ってきます。
個別でロックできるトラベリストの方が使いやすい。

ロックするのは機内預け入れの場合がほとんどだと思うので、
機内持ち込みサイズの場合は気にすること無いと思います。

6、まとめ

アクタスはシンプル構成で値段を抑えた仕様。
トラベリストは収納性等にこだわった高級仕様。

アクタスは実売価格は1万円台なので、それなりの仕様です。
シンプルではありますが、実用性としては十分。
その分重量も大幅に軽いのがメリットです。

静音キャスター&キャスターロックは同じものなので、
アクタスもトラベリストも操作性能等は変わらない。
これらの違いに魅力を感じなければ安いアクタスを選びたい。

トラベリストは底板有り状態がとても使いやすい。
深く大きいポケットが不要ならトラベリストが良いです。

メーカーとしてもスーツケースの老舗の協和なので信頼できる。
2万円以下としてはおすすめできます。

どちらも購入してレビューしています。
是非見てみてください!

ACTUS(アクタス) レビュー!評判のスーツケースをプロが検証

TRAVELIST(トラベリスト) レビュー!評判のスーツケースをプロが検証

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