MAIMO STAND UP レビュー！評判のスーツケースをプロが検証

　 　 パルどう＠法人9期目　更新日：2024/08/17

「MAIMO STAND UP」をレビュー！

「株式会社KURUKURU」の「MAIMO」のフロントポケットシリーズです。
スペックが優秀でコスパは最強に近い。

購入したのはSサイズ（機内持ち込みサイズ）で、カラーは「ブラック」。
MAIMOシリーズとしてはこれで購入は3個目。
プロとして完璧にレビューしたい。

＜これ＞

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＜関連＞

・MAIMOのフロントポケット「STAND UP」の話（良い点・悪い点など）

・MAIMOのスーツケースの話

Reviewer：パルどう＠Expert
・当サイト代表のスーツケースガチ勢

１、外装箱レビュー

MAIMOシリーズごとに若干デザインが違う。
いつも通り質も良く親切なダンボールです。

２、包装レビュー

カッターで傷をつけないように上蓋があるのは良い。
本体は専用の不織布カバーに入っていました。
「COLOR YOU kei」にはあったビニール袋や固定の発泡スチロールは無かった。

黒の不織布カバーは珍しく、MAIMOしか見たことがありません。
保管にもおしゃれで好き。

３、外観レビュー

統一感あるマットブラックがかっこいい。

表面仕上げは「COLOR YOU plus」と違い、よりマットになっています。
光の反射が少なく落ち着いた印象です。
基本的なデザイン・形状はそのままでフロントポケット型に仕上げてあります。

ファスナー部の歪み等もほとんど無く、仕上がりは良い。
表面にやや汚れはありますが、これは拭けば取れます（そのまま撮りました）。
表面のシボ加工が細かいので汚れが落ちやすいのは良い点。

形状はMAIMOシリーズ共通で奥行がありほぼ真四角。
コーナーパッドはありませんが、本体素材はPC100%で丈夫なためそう不安は無い。
統一感ある洗練されたデザインが素晴らしい。

４、ファスナー＆TSAロックの操作感

TSAロックはダイヤル式。最新仕様の「008型」。

MAIMOは全部008型なのが良いですね。
新商品でもまだ007型を使うメーカーがあるので良いことです。

高さは揃っており歪み等もなくロックもしやすい。
ファスナーも軽くてスムーズです。

５、キャリーハンドルの操作感

1cm単位で調節できるキャリーハンドル。

どんな身長の人でもベストな位置に調節できる。
一般的には3段階調節なので、MAIMOはかなり優秀。
高級スーツケースでもそうそうない仕様です。

ぐらつき（遊び）はやや小さめで良い。
質感等に高級感はありませんが、不満は無い。
指が入る窪みがあったりと実用性が高く良いキャリーハンドルです。

ちなみに、こちらも本体カラーに合わせてややマットになっています。
plusとは微妙に色が違う。

６、トップハンドルの持ち心地

軽く大きく膨らむので持ちやすい。

MAIMOのトップハンドルはとても持ちやすいです。
デザイン等は普通なのですが、よく考えられている。
手にしっくりきて心地良いです。

こちらはMAIMOシリーズ共通仕様。

７、キャスターの操作性・静音性

キャスターは「HINOMOTO Lisof SILENT RUN」！

日本が誇るキャスターメーカー「日乃本錠前（HINOMOTO）」の超静音キャスターです。
これは本当に静かで操作性も耐久性も抜群。
スーツケース最高クラスと考えていい。

キャスターは「MAIMO COLOR YOU plus」と同じです。
交換可能でストッパー付き。

＜MAIMO STAND UPキャスター静音性確認動画＞

＜比較用動画（典型的なうるさいキャスター）＞

MAIMOは口径も55mmと大きいのが良い。
機内持ち込みサイズは50mmが多いので最高です。

※レバーを下げたロック状態

足で踏むタイプのキャスターストッパーを搭載。

ワンタッチボタン仕様と比べると使いやすさは圧倒的に劣る。
足で２つ踏む面倒さがあります。
ただ、レバーが大きいので踏みやすく、ストレスはほぼ無い。

※「COLOR YOU plus」の画像です。

付属の六角レンチ一つで簡単に取り外し・交換ができます。
ちゃんと緩み止めの加工もある。

８、USBポートをレビュー

Type-AとCのUSBポートを搭載
Type-CがあるのはSTAND UPだけ！

USBポートはTSAロック部にあります。
内側のポケットまでケーブルが繋がっていて、
そこにモバイルバッテリーを繋げて使います。
※その部分は内装の説明時に紹介します。

モバイルバッテリー側もType-AとCの端子がある。
モバイルバッテリーを入れるポケットも使いやすい位置で良い。
ケーブルの質も悪くない。

こんな機能不要と思う方も多いと思いますが、
巨大なモバイルバッテリーを入れられるので便利です。
重たくてバッグに入れられなかったのを持っていけるようになる。

９、内装をレビュー

内装は両面仕切り仕様。
COLOR YOU plusの仕様と同じです。

両面仕切りなので立てた状態で開けても荷物が落ちないのが良い。
大きく膨れるポケットもあるのも素晴らしい。

生地の質も良いですが、材質がCOLOR YOU plusとは違っています。
Plusは布っぽい「しっとり系」でしたが、STAND UPは普通な「カサカサ系」。
途中で材質が変わったのだろうか？手持ちのものと比べると違う。
plusの方が高級な気がしますが、どちらでも良いのは良い。

写真で紹介していきます。

内部も真っ黒で統一されていてかっこいい。

右側の仕切りは大きなメッシュポケットが一つ。
書類等を入れるのに最適です。

なんとなく拡大写真。

右側仕切りの中はXバンド。
こちらがメインに詰め込む側になります。

Xバンドは丈夫なポリエステル製。
止め金具の質も良い。

左側の仕切りには大きく膨れるポケットが二つ。
こんなに大きなポケットがあるのは珍しく、MAIMOの特徴です。

上段はメッシュポケット。
線が太いメッシュなので丈夫。

下段は普通のポケット。防水性は無い。
500mmのペットボトルも余裕で入る大きさです。

左側仕切り内部はフロントポケット側なので浅め。
上部にUSBポートに使うモバイルバッテリー用のポケット＆ケーブルがあります。

USBポートからケーブルが繋がっています。
普通にポケットとしても使える。

端子はType-AとCがある。
好きな方を繋いで使います。

左側仕切りの裏面には小さなポケットがあります。
ここにキャスター交換に使う六角レンチが入っています。

普通な六角レンチ。
これ一つでキャスター交換（取り外し・取り付け）ができます。

鍵などを入れるポケットとして使うのも良いと思う。

合わせ面のカバーは縫って固定＆マジックテープ。
この価格帯としては標準的な良い仕様。

MAIMOは全体的に仕上げが良い。
よく管理されています。

－－

内装のレビューは以上です。

両面仕切りで使いやすく、生地の質も仕上げも良い。
約2万円のスーツケースとしては普通ではありますが、
大きなポケットなど使いやすさが優秀。収納性は最高です。

次はフロントポケットのレビューに入ります。

１０、フロントポケットをレビュー

最初はこのようにマジックテープで固定されていない状態でした。
このように大きく開くこともできます。

本体側は全て「クッションポケット」になっています。
PCを入れる大きなポケットに、小物用の2つのポケット。
これら全てにクッションがあるので壊れ物も安心。
小さなポケットまでクッションなのは珍しい仕様で、MAIMO STAND UPの良い点です。

マジックテープを止めた基本状態です。
ほぼこの状態で使うことになると思います。

開き具合は約30度。

PC等を入れるポケットです。
中に仕切りは無く一つの大きなポケット。

蓋側は大きなメッシュポケットが一つのみ。
紙類はここに入れたい。

カバー付きのiPad pro 11インチを横向けに入れた図です。
横幅ピッタリでした（もちろん奥まで入ります）。

今度は縦向けに入れた図です。
12インチ以上も余裕で入ります。

雑誌とA4クリアファイルを入れた図です。
かなり余裕ある。

PC用のポケットに雑誌とA4クリアファイルを入れた図です。
深さの参考に。

仕切りのファスナーを開けるとメイン収納部に繋がります。
フロントポケットから荷物の出し入れができるので便利。

大きなポケットとして使うこともできる。
荷物が少ない場合はこのようにペットボトルや水筒を入れても良いだろう。

－－

フロントポケットのレビューは以上です。

3つのクッションポケットがあるのは素晴らしい。
DACやオーディオプレイヤーなどを入れたいです。

フロントポケットとしても大きく、15インチのPCが入るのは強い。
普通は13インチ限界なものが多いので、MAIMO STAND UPの良い点です。
メイン収納へのアクセスもしやすく、仕切りが厚く安定感があって使いやすい。

かなり高評価なフロントポケットです。

１１、内部をレビュー

トップハンドルとキャリーハンドルの裏側固定部です。
それぞれ別成形品での固定＆補強。

トップハンドル部は単独成形品としては立派。
強度を高める形状で厚みもある。

キャリーハンドル部は5本ねじでの固定と多い。
シンプルな仕様ではありますが質は良い。

キャスター固定部とキャリーハンドル根本部です。

キャスター部は固定部全体を覆うような補強材があり優秀。
さらなる補強のリブ等は無いですが、申し分ない仕様。

キャリーハンドル根本固定部は普通な仕様。
形状に合わせて綺麗に作られているので信頼できる。

MAIMO STAND UPの内部仕様はとても良い。
他社2万円以上のスーツケースと同等の仕様です。
ちなみに内部仕様は他シリーズの「COLOR YOU plus」等と同じです。

１２、実際に荷物を詰めてみた感想

MAIMO STAND UPはそこそこ大容量。

200匁のフェイスタオルをほぼ限界まで入れてみた結果、55枚入りました。
一般的なサイズだと50枚しか入らないので、55枚は大容量です。
この5枚の差はけっこう大きい。（うち3枚はフロントポケット）

奥行が25cmあるので詰め込みやすいのが良い。
底鋲も無く本体も四角いのでかなり余裕を感じます。

１３、MAIMO STAND UPを実際に転がして使ってみた感想

キャスターが静かで快適！

さすが「HINOMOTO Lisof SILENT RUN」。
MAIMOの共通仕様なのでシリーズ共通で静音性は同じ。
口径55mmと大きいので、大きめの段差もスムーズに超えられるのがまた良い。

その他使い心地は「COLOR YOU plus」と変わらない。
超多段調節できるキャリーハンドルに、持ちやすいトップハンドル。
使っていてストレスの無いスーツケースです。
転がしても特に変な音も違和感も無い。

難点は重たいこと

商品ページに記載の重量は「約3.1kg」でしたが、実測値は「3.36kg」でした。
この程度の誤差はよくありますが、やはり残念ではある。
機内持ち込みサイズとしてはちょっと重たいなと感じます。
（ちなみにCOLOR YOU plusは表記3.1kg、実測値3.07kgだった）

１４、MAIMO STAND UPの検証・レビューまとめ

性能・機能性に優れるフロントポケットスーツケース。

さすがMAIMOという優秀なスペックです。
キャスターが「HINOMOTO Lisof SILENT RUN」なので静音性も耐久性も問題無し。
これが交換できるのはMAIMOだけ。かなりの優位点になる。

しかし、そのデメリットとしてキャスターストッパーが足で踏むタイプということ。
この価格ならワンタッチ式のストッパーが普通なので、MAIMO STAND UPのデメリットと言える。
交換を取るか、ワンタッチを取るか、です。

内装仕様は抜群。フロントポケットも大きく機能性も良い。
他には無いシンプルでマットなデザインも素晴らしい。
総合的にはかなり優秀でおすすめできるスーツケースです。

フロントポケットタイプとしてはコスパ最強に近い。
値段で選ぶならMAIMO STAND UPで間違いない。

キャスターストッパーが足で踏むタイプで良ければ超おすすめできます。

－－

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楽天市場の場合はこちらに稀にクーポンあり。

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公式通販はあまり値引きはないが一応確認

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＜MAIMOシリーズ解説記事はこちら＞

・MAIMOのスーツケースの種類・良い点・悪い点など