New Trip vs VARNIC スーツケース比較レビュー
New Trip vs VARNIC 比較レビュー!
5000円前後の安いスーツケースを買いたい場合、
この二つで迷うのではないだろうか。
どちらも人気ブランドでよく売れています。
明確な違い・選び方があるので、実物での比較と解説をします。
<個別解説記事はこちら>
・VARNICとかいう怪しいスーツケースについて(どこの国・会社か?評判は?)
・New Tripのスーツケースの話(どこの国・会社?おすすめ点など)
<個別レビューはこちら>
・VARNIC レビュー!評判のスーツケースをプロが検証
・New Tripレビュー!評判のスーツケースをプロが検証
・当サイト代表のスーツケースガチ勢
1、基本仕様比較
シリーズ | New Trip | VARNIC |
サイズ | S | S |
容量(L) | 40/49 | 40.5 |
機内持込 | 〇 | 〇 |
重量(kg) | 3.0 | 2.9 |
縦(cm) | 55 | 55 |
横(cm) | 36 | 37 |
奥行(cm) | 23/28 | 23 |
素材 | PC+ABS樹脂 | PC+ABS樹脂 |
キャリーバー | 3段階 | 3段階 |
定価(税込) | 不明 | 不明 |
New Tripは容量拡張機能があるため、拡張後の容量・奥行も記載しています。
それ以外は大きな差は無い。
2、外観比較レビュー
※VARNICが若干傾いていますが、設置面の問題です
※左が「New Trip」、右が「VARNIC」
New Tripはロゴが印象的。
コーナーパッドの白い枠もあり、かなり個性的なデザインです。
VARNICはよくあるデザイン。
コーナーパッドがテカテカしており目立つ。
New Tripは黒で統一している。
ファスナーが2本あるのは、1本は容量拡張用です。
VARNICはアクセントとしてシルバーがおしゃれ。
どちらも横置き用のクッションを搭載。
大きな差は無い。
キャリーハンドルの取手のデザイン違いによる印象差が大きい。
キャスターの本体部の大きさもだいぶ違う。
光の加減でNew Tripがやや紫色に見えていますがたまたまです。
実際はほぼ変わらない黒色。
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外観はどちらも大差無し。
品質もほぼ同じに思えます。
3、キャリーハンドル比較レビュー
最大状態だとNew Tripの方がやや長め。
写真は無いですが、真ん中ではほぼ同じ。
一番下はVARNICの方が長い状態となる。
New Tripはぐらつきがかなり大きい。
特に回転方向へのぐらつきが大きく、操作に支障が出る。
VARNICはぐらつきは少なく操作性は良い。
耐久性等は不明ですが、使用感はVARNICの方が明らかに良い。
4、キャスター比較レビュー
New Tripは口径49mm。
VARNICは口径52.5mm。
(機内持ち込みサイズだと口径55mmがほぼ最大です)
New Tripのキャスターはやや小さめ。
タイヤはやや硬めで、走行音は大きい。
安物らしいうるさいキャスターです。
VARNICのキャスターはやや大きめ。
柔らかめで太いタイヤ。
走行音はやや静か。静音性は高い。
どちらも操作性に差はなく、スムーズに動きます。
静音性が高い分VARNICの方が良い。
5、TSAロック比較レビュー
New Tripはダイヤル式。
VARNICは鍵式。
どちらが良いというのは無く、メリット・デメリットがあります。
ダイヤルは番号さえ覚えていればOK。
鍵は無くしてしまうと大変。
ロック方法はどちらもファスナーの取手を差し込むだけなのですが、
自分が買ったNew Tripは差し込みにくかったです。
詳細は個別レビューの方を見てください。
6、ファスナー比較レビュー
VARNICの方がやや軽くて動かしやすい。
ファスナーは勘合の隙間が大きいほど軽い操作になる傾向にある。
軽いから良いというものではなく、品質はまた別問題。
ただ、軽い方がストレス無く使いやすいというだけです。
New Tripも普通なので特に問題は無い。
ここの差で選ぶことは無い。
7、内装比較レビュー
内装はどちらも大差無し。
ほぼ同じ仕様・品質です。
Xバンドはゴム製の安物。
生地も薄くてシワも多い雑な貼り付け。
5000円前後のスーツケースらしい内装です。
価格相応で粗悪ではない。
内装の拡大写真等は個別のレビューを見てください。
8、その他の機能比較
New Tripは容量拡張機能がある。
真ん中にファスナーが2個あり、1個が拡張用のファスナー。
全周ぐるっと開けると奥行が増えます。
機内持ち込みサイズの場合は約20%の容量アップ。
この価格帯では拡張機能は貴重で優秀です。
VARNICは荷物をかけるフックがある。
引っ張り出てきたベルト部分に袋をかけ、本体に収納して使います。
Lサイズのレジ袋だと袋が地面に付くため、
機内持ち込みサイズだとMサイズの袋が限界です。
500mmのペットボトルもかけられます。
重量バランス的にそれが限界のように感じる。
これは普通に便利。
9、New Trip vs VARNIC 比較レビューまとめ
評価項目 | New Trip | VARNIC | コメント |
容量 | ◎ | ◎ | どちらも約40Lと最大クラス |
重量 | 〇 | 〇 | どちらも約3kgと普通 |
外観 | 〇 | 〇 | 大差無い |
キャリーハンドル | △ | 〇 | 主にぐらつきの大きさの差 |
トップハンドル | ◎ | ◎ | どちらも大きく膨れて持ちやすい |
ファスナー | 〇 | 〇 | どちらも動きはスムーズ |
TSAロック | 〇 | 〇 | ダイヤルと鍵の差はある |
キャスター | △ | 〇 | VARNICの方が明らかに静音 |
内装 | △ | △ | 大差無い |
スーツケースの仕様的には「VARNIC」の方が良いと感じる。
VARNICはキャスターの静音性が高いのが良い。
容量拡張機能が必要無ければVARNICをおすすめする。
価格もVARNICの方が安いことが多い。
New Tripは容量拡張機能が優秀。
これを目的に購入するスーツケースと言えます。
機内持ち込みサイズで49Lになるのは強い。
この価格帯ではおすすめできる。
この選び方で間違いないと自信を持って言えます。
<個別レビューはこちら>
・VARNIC レビュー!評判のスーツケースをプロが検証
・New Tripレビュー!評判のスーツケースをプロが検証