レジェンドウォーカーのスーツケース「LW 5303 CASA」の話(良い点・悪い点など)
LW 5303 CASA
レジェンドウォーカーの新ブランド「LW」の第三弾。
軽量に特化したスーツケースが2024年2月7日に発売されました。
良い点・悪い点などを解説します。
1、「LW 5303 CASA」仕様比較一覧表
品番 | サイズ | 容量 (L) |
機内 持込 |
重量 (kg) |
縦 (cm) |
横 (cm) |
奥行 (cm) |
3辺 の和 |
素材 | 定価 |
LW 5303-49 | S | 36 | 〇 | 2.5 | 55 | 39 | 21 | 115 | PP | 15,180 |
LW 5303-59 | M | 62 | × | 3.4 | 66 | 48 | 26 | 140 | PP | 18,480 |
LW 5303-70 | L | 91 | × | 4.4 | 77 | 51 | 30 | 158 | PP | 21,780 |
S・M・Lのよくある3サイズ展開。
Lサイズは無料預け入れ限界サイズ(3辺の和158cm)と大きい。
基本的に定価で売られることは無くかなり安くなります。
執筆時点では通販にて確認せきず実売価格は不明。
2、本体素材はPP
本体素材にPP(ポリプロピレン)を使用。
スーツケースの標準的な素材は強度が高い「PC」や「ABS樹脂」なのですが、
「LW 5303 CASA」は「PP」を使っています。
強度は弱いですが軽量なので、軽量化を目指すスーツケースによく使われます。
会社側としてはコストダウンついでに軽量化できるというメリットもある。
レジェンドウォーカーの新しい試み的なスーツケースでもあるだろう。
どのスーツケースメーカーも最近は増えてきました。
強度に不安はありますが、バケツと同じで強くぶつけない限りは割れません。
しかし、紫外線に弱いので長時間屋外に置くと劣化してパリパリになる。
できるだけ室内で日が当たらない場所に保管してください。
PPは強度は弱いですが、薬剤に強いという性質はあります。
PCはABS樹脂はバスマジックリン等をかけたらヒビが入りますが、
PPは薬剤では基本劣化しません。
一応、このあたりを意識して使いたい。
3、容量・重量について
容量は普通。重量はPP素材としては普通。
軽いのは軽いのですが、PP素材ならもっと軽くて当たり前。
この重量であればPC素材でも普通にあります。
PPならLサイズで3kg台であってほしい。
そのため、数値だけで見るとあまりメリットが無い。
軽量が売りなのに、軽量を売りにできていない。
4、キャスターについて
特に優れた点は無い普通なキャスター。
タイヤが薄く静音性はあまりないタイプです。
安いレジェンドウォーカーでよく使われているやつだと思います。
5、キャリーハンドルについて
3段階調節で普通。
一般的な3段階調節。
レジェンドウォーカーは安いものでも12段階調節があるのですが、
これは非搭載でコストを抑えています。
6、荷物かけフックについて
M・Lサイズは荷物かけフックがある。
横置き用のクッションとなる部分をフックにもしたもの。
2kgまでのものをかけることができます。
スーツケースは高さがないため、Lサイズのレジ袋は地面に当たりかけられません。
小さいレジ袋だけと考えてください。
7、内装について
シンプルな内装
軽量化のためかコストのためかシンプルです。
大きなポケットが一つあるのが救い。
Xバンドはおそらくポリエステル製で、安物によく使われるゴムではない。
8、まとめ
軽量なスーツケースではあるが、PP素材としては軽さはいまいち。
機能性は特に無いシンプルなスーツケース。
これという優れた点が無いスーツケースと言える。
軽量ではありますが、PP素材でこれはもったいない。
値段が安ければ良いですが、そうでもない。
デザイン性は良いので、おすすめポイントはそこだけかなと思います。
あとは実売価格がどの程度になるか?
定価の半額なら買っても良いかなというレベルではあります。
最終的な評価はそれを見てからにしたい。
・LW_5303_CASAをAmazonで見る 楽天市場で見る
軽量なスーツケースについてはこちらの記事を見てください。