meerのスーツケースの話（どこの国・会社？良い点・悪い点等）
meerのスーツケース
2024年になってからAmazonで見かけるようになりました。
即スポンサー広告を出しているのでプロ業者です。
良い点・悪い点などを解説します。
自分も新しいタイプを買いました。
レビューはこちら
・MEER SC118 レビュー！評判のスーツケースをプロが検証
１、meerはどこの国・会社？
「株式会社高昇」がメーカーとなっている。
実際に製造はしておらず、中国からの輸入とは思います。
「SC〇〇〇」などの品番で多数のスーツケースを販売。
公式HP：https://corp.takasyou.jp/
楽天市場等で｢meer直営店｣として販売している会社は下記。
「株式会社モビー」が「meer直営店」として販売。
検索しても会社情報は不明。住所は普通の戸建住宅。
Amazon等でスーツケースと雑貨を販売している程度です。
「株式会社高昇」の関連会社だろうか？
この「meer」というブランドなのですが、
「株式会社モビー」の商標でもあります。
元々はその会社が楽天市場で「Meer楽天市場店」として販売。
したがって、「株式会社モビー」がMEERの主と思われる。
ただ、モビーの方が設立は2022年2月21日とやや新しい。
こちらも戸建住宅の小さな会社です。
どちらにせよ、よくある輸入ビジネス業者と考えていい。
MEER自体は中国メーカー品だろう。
どこまで携わっているのかは不明。
「SC」で始まる品番のスーツケースは怪しい中国メーカー品の定番で、
いろいろなショップが売っています。
２、meerのスーツケース仕様比較一覧表
楽天市場店ではたくさんありますが、
ここではAmazonで売られているメインの4機種を比較・解説します。
| 品番 | ｻｲｽﾞ | 容量 (L) |
機内 持込 |
重量 (kg) |
縦 (cm) |
横 (cm) |
奥行 (cm) |
3辺 の和 |
素材 | 合面 | 特徴 |
| SC172-20 | S | 41 | 〇 | 3.1 | 55 | 35 | 24 | 114 | PC+ABS樹脂 | ジッパー | ﾌﾛﾝﾄﾎﾟｹｯﾄ,USBﾎﾟｰﾄ,ﾄﾞﾘﾝｸﾎﾙﾀﾞｰ |
| SC172-24 | M | 66 | × | 3.6 | 65 | 39 | 26 | 130 | 〃 | 〃 | 〃 |
| SC171-20 | S | 35 | × | 2.4 | 57 | 37 | 22 | 116 | 〃 | 〃 | – |
| SC171-24 | M | 60 | × | 3.1 | 65 | 44.5 | 27 | 136.5 | 〃 | 〃 | – |
| SC118-20 | S | 40 | 〇 | 2.9 | 55 | 36 | 24 | 115 | 〃 | 〃 | ﾌﾛﾝﾄﾎﾟｹｯﾄ |
| SC118-24 | M | 60 | × | 3.6 | 66 | 43 | 27 | 136 | 〃 | 〃 | 〃 |
| SC116-20 | S | 40/49 | 〇 | 3.16 | 53 | 37 | 24 | 114 | 〃 | 〃 | 容量拡張,USBﾎﾟｰﾄ,ﾄﾞﾘﾝｸﾎﾙﾀﾞｰ |
| SC116-24 | M | 60/72 | × | 3.91 | 65 | 27 | 43 | 135 | 〃 | 〃 | 〃 |
| SC116-28 | L | 100/120 | × | 4.7 | 75 | 49 | 32 | 156 | 〃 | 〃 | 〃 |
2024年に「SC116」と「SC118」は発売されました。
これらがメインになっていくと思います。
どちらもそこそこ良い静音キャスター搭載なのでおすすめ。
３、meerのスーツケースの良い点・悪い点
フロントポケットタイプ(SC172)
高機能でスペックも良いスーツケース。
ほぼ全面が大きくフロントポケットが特徴。
Sサイズで15.6インチのPCが入るのは良い。
そしてドリンクホルダー、USBポート搭載と高機能。
それでいて容量は最大クラスで重量も軽め。
表面上は最強に近いスーツケースです。
少し残念と思うのは、USBポートが2個共Type-Aであること。
今どきはType-Cもあるのが普通です。
内装・生地はかなり安っぽく、価格相応。
これを見ると怪しい中国メーカー製だなぁと感じます。
トップハンドルも狭くて持ちにくそう。
キャスターもこの薄いタイヤで静音性は期待できない。
しかしこの価格でこのスペック・仕様は素晴らしい。
耐久性さえあれば良いスーツケースだと思います。
スタンダードタイプ(SC171)
機内持ち込みサイズが高さ57cmなので不可能。
JAL・ANAは高さ55cmが上限です。
3辺の和115cmという上限も超えています。
そのため機内持ち込みサイズは買ってはいけない。
シンプルなだけに重量はとても軽い。
通常素材のスーツケースとしては最高クラスの軽量性です。
Mサイズは60Lで3.1kgと素晴らしい。
ただ容量は少な目。
Mサイズで60Lは少ないです。
この寸法であれば普通は65Lはある。
パーツもいまいちで、まず二段階調節のキャリーハンドルはマイナス点。
TSAロックも取手が出っ張るタイプなのでいまいち。
ただ価格はかなり安いため、これなら許せる。
安くて軽いスーツケースが欲しい人には良いと思います。
買うならMサイズがおすすめ。
フロントポケットタイプ(SC118)
フロントポケットタイプの2024年新型。
Sサイズは普通のフロントポケットタイプですが、
Mサイズは片面開き仕様になっています。
容量も多く重量も軽くてスペックは良い。
自分も買いましたが、品質はいまいちですがパーツは良い。
静音キャスターが本当に静音です。
詳細はレビューを見て下さい。
・MEER SC118 レビュー！評判のスーツケースをプロが検証
スタンダードタイプ(SC116)
スタンダードタイプの2024年新型。
スペックは超優秀で機能性も抜群。
TypeーAとCのUSBポート、ドリンクホルダー、荷物かけフック、容量拡張など、
今の流行りの機能が盛り込まれています。
キャスターもおそらく上記SC118と同じで静音と思われる。
容量は多いですが、高機能なだけの重量はやや重ため。
ただ、なぜかLサイズだけは4.7kgと異様に軽い。
価格も安めなのでコスパはかなり良い。
おすすめできる。
４、まとめ
MEERは謎の中国メーカー製のスーツケースと思われる。
2024年型はスペック優秀で値段が安いので優秀。
2023年以前のものもスペックは優秀でしたが、
2024年になりより優秀になっておすすめできるようになりました。
品質はやはり安物中国メーカー品ではありますが、コスパは良い。
フロントポケットタイプは高機能ながら大容量で軽め。
キャスターも静かで値段も安いのでなかなか良い。
スタンダードタイプもおそらく同じく優秀だろう。
自分が買ってみたもの品質（仕上げ）はいまいちでしたが、
性能・機能性的にはコスパが良いスーツケース。
安くなっていたら検討してみてほしい。
レビューも是非見てみてください。
