MAIMO PROTESの話(違い、良い点・悪い点など)
強度を高めた「MAIMO PROTES(プロテス)」が登場!
2024年6月24日に販売開始。
MAIMOシリーズではありますが、今までのMAIMOとしてはほぼ別物。
仕様が良くなった「one of . aqua NINJA」みたいな感じです。
他のMAIMOシリーズとの違いや良い点・悪い点などを解説します。
<これ>
1、仕様比較一覧表
シリーズ | サイズ | 容量 (L) |
機内 持込 |
重量 (kg) |
縦 (cm) |
横 (cm) |
奥行 (cm) |
3辺 の和 |
素材 | キャリー バー |
キャスター ロック |
スペア キャスター |
定価 (税込) |
COLOR YOU(初代) | SS | 26 | 〇 | 2.4 | 44.5 | 33 | 20 | 97.5 | PC | 3段階 | × | × | 13,980 |
〃 | S | 36 | 〇 | 2.9 | 55 | 35 | 25 | 115 | PC | 3段階 | × | × | 14,980 |
〃 | M | 61 | × | 3.6 | 66 | 46.5 | 26 | 138.5 | PC | 3段階 | × | × | 16,980 |
〃 | L | 92 | × | 4.3 | 74 | 49.5 | 30 | 153.5 | PC | 3段階 | × | × | 19,980 |
PROTES | S | 32 | 〇 | 2.8 | 55 | 37 | 22.5 | 114.5 | PC+ABS樹脂 | 3段階 | × | × | 12,980 |
〃 | M | 59 | × | 3.4 | 65 | 43.5 | 26.5 | 135 | PC+ABS樹脂 | 3段階 | × | × | 14,980 |
〃 | L | 88 | × | 4.4 | 75 | 50 | 30.5 | 155.5 | PC+ABS樹脂 | 3段階 | × | × | 17,980 |
PROTESは一番安いMAIMO
単純に強度を上げたMAIMOではなく、
安い仕様で強度を良くした感じになります。
PROTESだけキャスターの種類が違い、全体的にも廉価仕様です。
数値的なスペックも優秀とは言えない。
2、MAIMO PROTESの特徴と良い点・悪い点
仕様を一つ一つ解説していきます。
コーナーパッドを搭載
MAIMOとしては初めてコーナーパッドを搭載。
上面4角にあるので強度は良い。
海外旅行など投げられる恐れがある場合では有効です。
これが一番の売りの機能で良い点。
ただしコーナーパッド自体はスーツケースとしては一般的な仕様。
4角にあること自体も珍しくは無く、普通といえば普通。
PROTESの優位性は特に無い。
(コーナーパッドを売りにするのは珍しい…)
サスペンションキャスター搭載
MAIMO独自のサスペンションキャスターを搭載。
この会社の廉価シリーズである「one of . aqua NINJA」と同じキャスター。
静音性はかなり良く、HINOMOTOと同等なので問題無い。
サスペンションもあるので手に伝わる衝撃も少ない。
参考として同じキャスターである「one of . aqua NINJA」の動画を貼付します。
<one of . aqua NINJAキャスター静音性確認動画>
<比較用動画(典型的なうるさいキャスター)>
スーツケーストップクラスの静音性です。
サスペンションがある分走行性も良い。
ただ、HINOMOTOより良いか?となるとわからない。
実績としては確実にHINOMOTO。耐久性は劣るのではないかと思いますが不明。
ただ、交換できるので大きな問題は無い。
ワンタッチで取り外し・取り付けできるのは良い点です。
自宅に帰ったら簡単に外すことができる。
他のMAIMOはねじ止めなので、さすがに毎回は外せません。
静音性よりも「簡単に外れる!」が良い点と考えていい。
荷物をかけるフック搭載
荷物をかけるフックもMAIMO初搭載。
最近のスーツケースとしてはよくある仕様ですが、
MAIMOではずっと搭載されていなかった。
レバー式で使いやすく良い。
個人的にも一番使いやすいタイプ。
フックが本体上部にあるので、大きめのレジ袋もかけられます。
本体素材が変更
本体素材がABS樹脂+PCになった。
MAIMOシリーズはPC100%が売りでしたが、
PROTESはABS樹脂との二層になった。
これはおそらく強度は良くはなっていないのではと思う。
厚みがあると違いますが、素材的にはPC100%の方が強いです。
ここは強度アップではなくコストダウンではないかと思うがどうか。
強度的には良いので気にすることは無い。
個人的には悪い点と感じてしまう。
内装仕様について
内装はシンプルな仕様。
一般的なスーツケースの仕様である片面仕切り・Xバンド。
ポケットも一つだけと最低限。
MAIMOとしては最低な内装なので、ここは確実に悪い点。
キャリーハンドルについて
キャリーハンドルも一般的な3段階調節。
初代MAIMO以外は「1cm単位での調節」という立派なキャリーハンドルですが、
PROTESは初代と同じく3段階調節仕様。
このあたりからも廉価品です。
容量・重量について
PROTESは容量が少ない。
重量は初代と同じく軽いのですが、容量が少ない。
特にSサイズ(機内持ち込みサイズ)が少なく、
原因は底鋲があったりと本体サイズが小さいため。
本体も薄いため、詰め込みにくい。
そのため、容量が重要となるSサイズはあまりおすすめできない。
買うならM・Lサイズが良いと思います。
3、MAIMO PROTESまとめ
コンセプトは強度重視ではありますが、
廉価品のMAIMOと考えていいだろう。
「one of . aqua NINJA」の仕様を良くして、
「MAIMO」ブランドを付けたようなスーツケースです。
いろいろとMAIMOのこだわりを捨てているため、ほぼ別物と考えていい。
正直、強度もPC100%の他のMAIMOの方が良いのではと思う。
コーナーパッド部は丈夫ですが、下面がやられたらおしまい。
キャスターも安心のHINOMOTOで固定方法もねじ止めです。
キャスターの静音性は良いので、十分に使えるスーツケース。
ただ、容量が少なかったり、価格的にも他のMAIMOと大差無いのが微妙な点。
個人的にはこれならもう少しお金を出して「COLOR YOU plus」かなと思います。
PROTESはそんな感じで選んでみてください。
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Amazonで買う場合はこちらを確認
楽天市場の場合はこちらに稀にクーポンあり。
公式通販はあまり値引きはないが一応確認
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