シフレのスーツケースの話(良い点・悪い点、どこの国?など)
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シフレのスーツケース
日本における定番のスーツケースメーカー。
シフレを売っていない店舗はほぼ無いと言えるほどに。
ただ、個人的にはあまり好きではないので当サイトでの出番は少ない。
シフレのシリーズや良い点・悪い点などを解説します。
1、シフレはどこの国・会社?
2001年創業の日本の大手スーツケースメーカー。
シフレのスーツケースはどこにでも売っています。
スーパーの衣料品売り場、バッグ屋、雑貨屋、ロフト、ドンキなどなど。
わりとセールになっていることが多い印象。
日本のメーカーですがメイドインジャパンではなく、ほぼ中国製。
今は日本製のスーツケースなんてほぼ無いので、ここは問題無い。
大手メーカーなので管理はしっかりしているはず。
2001年創業なので、スーツケースメーカーとしては新しめ。
最初は安物ばかりだった気がする。
今の怪しい中国ブランド的な格安の存在だったような。
今も安物が多いですが、高級品のラインナップも増えてきた。
このあたり解説していきます。
2、管理人が思うシフレの特徴
注意!管理人の主観での特徴を書きます。
安物が多い印象
安くて可愛いスーツケースが多いイメージ。
メインのラインナップは1万円程度のもの。
グリーンワークスやライセンスものをよく見る。
普通な仕様でこれといって良い点が無いものが多い印象。
トライデントの最高級品やゼログラなど3万円程度のものは優秀。
さすが高いだけありキャスターも静音で作りも良い。
2万円程度で機能性・性能が良いものも少なかったのですが、
2025年頃から「ハピタスプラス」ブランドでコスパが良いのが増えだした。
バッグ屋でもそんな中級品の取り扱いが増えてきた印象です。
今まで当サイトでシフレをあまりおすすめしていなかったですが、
今後は増えていくと思います。
ライセンス物が多い
大型版権ものはシフレであることが多い。
ミッフィーはよく見かけるので人気。
その他、ミッキー、スヌーピー、リラックマ、ドラえもんなどがあります。
ポケモンはスカイル(旧ロジェールジャパン)とかで違う。
ライセンス物は家電量販店やバッグ屋でよく売っています。
可愛いのですが、割高でコスパは悪い。
そして全体的に安物仕様で高級仕様なのは無い。
当サイトでは当然ながらおすすめはしていない。
全体的にキャスター関連がいまいちに思う
シフレはキャスターにあまりこだわっていない印象。
トライデントの高級品とゼログラは「HINOMOTO miraclent」を搭載していますが、
それ以外は静音性がいまいちなものが目立つ。
「HINOMOTO Lisof SILENT RUN」搭載品はかなり少ない。
2025年からハピタスプラスでぼちぼち搭載品が登場している程度です。
キャスターストッパーも足踏み式のいまいちなやつばかり。
ワンタッチ型のストッパーはごく一部のみ。
ライセンス物なども静音性が無いキャスターが基本。
せっかくの可愛いスーツケースがうるさくて残念。
シフレはもうちょっとキャスターにこだわってほしい。
グリップマスターが便利
スーツケースにバッグを置いたまま持てるハンドルがある。
シフレはこれを「グリップマスター」と名付けています。
他社ではほぼ無いため、シフレの特徴的な機能です。
この分重たくなったり容量が減ったりしますが、
バッグを置いて使う人にはとても便利。階段もそのままいける。
グリップマスター搭載は一部のシリーズだけなのであまり選べないのが残念。
ドン・キホーテのスーツケースでの採用が有名。
シフレロックは好き
鍵でもダイヤルでも解除できるTSAロック。
シフレの高級なシリーズはシフレロックを採用しています。
鍵でもダイヤルでもいけるの便利。
一部の他社でも同様の仕様がありますが、シフレが一番多いと思う。
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全体的には安物スーツケースで勝負している会社だと思います。
日本メーカーでここまで安物を揃えているのはシフレくらいで、
店舗の品揃え向上に貢献しています。
今のところスーツケース好きとして使えるのはゼログラくらい。
その他はほんとキャスターがなぁ…。
ハピタスプラスも、もうちょっと頑張ってほしいところ。
というのが自分の中でのシフレです。
3、シフレのスーツケースの良い点・悪い点
メインシリーズごとに簡単に解説します。
1、ドン・キホーテ 情熱価格 拡張ジッパーキャリーケース
ドンキで一番売れているスーツケースはシフレ製。
いきなり番外的なシリーズですが、
シフレで一番売れているスーツケースはドンキのやつだろう。
よく売れたので2024年には新型にリニューアルされています。
シフレらしい仕様で、1万円程度の品質。
足で踏むキャスターですが、ドンキ仕様で幅広になって上げ下げしやすい。
ハンドルも多くて持ちやすい。
これはシフレのせいではないですが、
サイズ感がいまいちでおすすめはできない。
SサイズがLCCサイズになっています。
詳細はレビューを見てください。
・ドン・キホーテ 情熱価格 拡張ジッパーキャリーケース レビュー!評判のスーツケースをプロが検証
2、ZERO GRA(ゼログラ)
シフレを代表するスーツケース。
シフレで良いスーツケースと言えばやはりゼログラ。
通常のPC素材ながら超軽量。Lサイズ105Lで3.6kgです。
これはかなり凄いこと。
超軽量仕様なので、機能性は無くシンプル。
薄い本体で軽量な内装仕様など、軽量へのこだわりが凄い。
品質は良く補強もしっかりしてある。
2024年にリニューアルして、キャスターが「HINOMOTO miraclent」に変わりました。
そのため、買う場合は必ずリニューアル版であることを確認ください。
詳細はレビューを見て下さい。
・シフレ ZEROGRA(ゼログラ) ZER2088 レビュー! 評判のスーツケースをプロが検証
3、GREENWORKS(グリーンワークス)
軽くて安いスーツケースとして人気
上図中央の「GRE2081」シリーズはゼログラよりも軽い。
本体素材にPP(ポリプロピレン)を使用しているためです。
これも軽量特化なので、機能性はなくシンプル。
キャスターもあまり静音ではない。
左の新型「GRE2293」もPPですが、ゼログラより重たくなってしまって残念。
軽いのは軽いですが、中途半端になってしまった。
おしゃれなデザインになったのは良い点。
気になるならロフトでよく売っているので見に行ってほしい。
・GREEN WORKS(グリーンワークス)のスーツケースの良い点・悪い点の話
4、TRIDENT(トライデント)
いかついデザインのシリーズ。
一応はメンズ向けのシリーズですが、
一番売れている上図左の「TRI1030」は普通なデザイン。
現時点シフレの最高級品です。
「TRI1030」も2024年にリニューアルして、キャスターが「HINOMOTO miraclent」に変わりました。
旧型はうるさいキャスターなので、買う時は絶対にキャスターを見て下さい。
バッグ屋とかでセールになっているのは旧型です。
フレームタイプなので重たくて丈夫。
品質も良く、おすすめはできるスーツケースです。
5、ESCAPE’S(エスケープ)
安くて普通なシリーズ。
シフレのスタンダードシリーズ。
1万円以下のものあり、値段はシフレで最も安い。
種類はいろいろあります。
全体的に軽量性はあまり無い。
安いシフレが欲しいなら検討したい。
6、HAPI+TAS(ハピタス)
可愛いシリーズ。
ライセンス物はハピタスになります。
スーツケースだけでなく、トラベルバッグやポーチなども充実。
ハピタスで揃えると楽しい!という感じです。
ロフトでよく売っている印象。
バッグ類は安くて良い。
7、HAPITAS PLUS(ハピタスプラス)
時代に合わせたおしゃれなシリーズ。
最近の新商品はこの「ハピタスプラス」であることが多いです。
時代に合わせたデザイン、機能性のスーツケースが続々登場。
若者向けシリーズと言ってもいいだろう。
基本的には1万円台の安物が多いですが、
2万円程度の機能性が良いものも増えてきた。
HINOMOTOワンタッチストッパー搭載品はコスパ抜群。
全体的に何かしら強みのあるスーツケースがあり良い点は多い。
超軽量の「HPL2304」シリーズは特に凄いです。
新商品が楽しみなブランドではある。
自分は「HPL2326-48」を買いました。
・ハピタスプラス HPL2326-48 レビュー!評判のスーツケースをプロが検証
8、LUNALUX(ルナルクス)
女性向けのカラフルなデザインのシリーズ。
シフレらしいカラーである意味有名。
ドン・キホーテ専用品番にもこんな感じのやつがあります。
ミニトランク付きでこのお値段。シフレの中でも安物です。
よほどデザインが気に入った人にしかおすすめできない。
9、EURASIA(ユーラシア)
トランクケース風デザイン。
一応はフレームタイプのスーツケースになる。
本体が合皮なので重量は軽めなのが良い点。
クラシカルなデザインでなかなかにおしゃれです。
安物ではありますが、シフレの中では少し高め。
ダブルキャスターの「EUR3112」はキャスターもサスペンション仕様。
わりと使えるスーツケースだと思います。
デザインが気に入ったら買ってもいいと思う。
4、まとめ
1万円台の安物がメインのスーツケースメーカー。
2025年からコスパが良いものが増えてきたので要チェック。
ゼログラ、トライデントなど高級品はごく一部で、
あとは1万円程度の安物がメインのラインナップ。
セールでの割引率も大きいので、実売価格はかなり安くなる。
さすがに日本大手メーカーなだけに品質は良い。
安物でも怪しい中国メーカー品と比べると高いですが、
その高いだけの価値はあるスーツケースです。
ゼログラとトライデントの高級品は「HINOMOTO miraclent」キャスターで静音性は良い。
それ以外はHINOMOTO搭載のハピタスプラス以外は静音性は無いものが多い。
このあたりはライバルのエースやT&Sに負けているかなと思います。
決して悪いメーカーではないのだけど、
スーツケース好きとして魅力に思えるものが少ない。
2026年以降はコスパの良い中級品や、新たなる高級品に期待です。
ゼログラは良い。
スーツケース好きとしてはそれだけは言える。

















