エースとプロテカの違いの話(スーツケースの仕様など)

  著者:パルどう@スーツケース100台以上所有
更新日:

エースとプロテカの違い

プロテカは高級品ということは誰もが知っているだろう。
しかし、「何が違うのか?」は素人にはわかりづらい。
本当にこのお金を出す価値があるのか?と。

そのあたりの違いをわかりやすく解説します。

1、エースとプロテカの会社について

エースのブランド解説図 ace.とプロテカの違いなど

どちらも「エース株式会社」のブランド名です。

会社名と同じ「エース」というブランド名がメイン。
ブランド名は「ace.」と「ACE」があるので紛らわしい。
「ace.」は高級シリーズ、「ACE」は廉価シリーズと覚えたらOK。

ただ、通販等では「ACE」とだけ書かれていることが多い。
この商品はどちらか?はエース公式通販を見ればわかります。

ACEの中でも安い「EC限定品」についての解説はこちら。

エースのスーツケース「EC限定」とは?意味と違いを解説

「ace.」には主に下記二つのレーベルがある。

ace.の主なレーベル(エーストーキョーとエースジーン

・「ace.TOKYO(エーストーキョー)」・・・トラベル系
・「ace.GENE(エースジーン)」・・・ビジネス系

スーツケースの場合は「ace.TOKYO」です。
ただ、やはり楽天市場などの通販では「エース」としか表記されないことが多い。
あまり気にすることはないです。

--

「ace.」「ACE」と「プロテカ」の詳細な違いを解説します。

2、生産国の違い

エースとプロテカの違い 生産国の違い

プロテカは日本製(メイドインジャパン)、ace.はほぼ中国製。

プロテカは北海道にある自社の赤平工場で製造しています。
値段が高い理由はほぼこの「日本製」だと思います。
本格的な自社工場があるのはエースとプロテックスくらいだろう。

ace.はほぼ中国製。自社工場が中国にあります。
公式通販に生産国の表示があるのですが、
スーツケースは中国しか見たことがありません。

中国製と言っても自社工場なので品質は問題ない。
ここがエースの強みでもあります。

3、パーツの違い

エースとプロテカの違い パーツの違い キャスターとキャスターストッパー
エースとプロテカの違い パーツの違い トップハンドル

プロテカは自社開発したパーツを使用。

プロテカはファスナー以外はほぼ自社開発のパーツを使用しています。
キャスターも独自開発品で、静音性と操作性に優れる。
ストッパーもワンタッチ式で最高に使いやすい。

製造も国内自社工場なので、
正真正銘の日本のスーツケースと言えます。

ace.は他社品のパーツが基本。
キャスターは「日乃本錠前(HINOMOTO)」製が多い。
2万円以上のものはおおよそ「HINOMOTO Lisof SILENT RUN」です。

プロテカはガチで開発しているスーツケース。
ace.は安く量産しているような感じです。

4、デザインの違い

エースとプロテカの違い デザインの違い

プロテカは外観にお金をかけている。
ace.はビジネス系のシンプルデザインが多い。

プロテカは外装にこだわっており、塗装や仕上げの良さは抜群。
ここでかなり値段が高くなっていると思います。
昔はカジュアル系ばかりでしたが、最近はビジネス系も増えてきました。

ace.はビジネス用途なデザインが多い。
40代のできるビジネスマンがターゲットな感じがします。
出張で役立つフロントポケットタイプが多いのも特徴。

プロテカの外装は圧倒的に良い。
ほんと美しいです。

4、機能や性能の違い

エースとプロテカの違い 機能や性能の違い

プロテカは軽くて高性能だが機能性は追求していない。
ace.は重めで高機能なのが多い。

プロテカは軽量なスーツケースの部類に入ります。
その代わり内装はシンプルなものが多く、USBポートなど機能性は無い。
キャスターなど基本的なパーツが良く、シンプルな高級スーツケースです。
ただ、一部変わったシリーズもあります(360G4など)。

ace.は全体的に重たいスーツケースが多い。
特に内装・収納性にこだわっており、現代仕様なスーツケースに仕上がっています。
実用性重視なスーツケースと言える。

ace.はピンキリありますが、3万円を超えるものは高性能。
キャスターは「HINOMOTO Lisof SILENT RUN」なので、
プロテカと性能や静音性は大差ありません。
キャリーハンドルも4段階調節と優秀で、ハンドル等も質が良い。

軽いというのはスーツケースで重要な点。
総合的にはやはりプロテカが優秀です。

5、まとめ

エースとプロテカの違いまとめ

プロテカは日本製で技術を詰め込んだ最高級ブランド。
ace.は手が届く価格で実用性重視なビジネス系ブランド。

エース株式会社の技術の結晶がプロテカです。
独自の静音キャスター&ストッパーなど技術力が高い。
品質は抜群でさすが日本製。

ace.はエースらしいビジネスデザインなブランド。
EC限定品など安いシリーズもありますが、4万円以上する高級品も多い。
スーツに似合うスーツケースが欲しい人におすすめできます。

ace.はコスパはかなり悪いので、当サイトではあまりおすすめしていません。
デザインが気に入った人が買うブランドかなと思います。
物は良いです。お金があれば本当おすすめ。

プロテカの詳細はこちらの記事を見てください。

プロテカの種類一覧と選び方の解説

6、自分が買ったプロテカとace.

プロテカ:スタリアCXR

スーツケース プロテカ スタリアCXR 外観

プロテカ スタリアCXR レビュー!評判のスーツケースをプロが検証

プロテカ:マックスパス4

プロテカ マックスパス4 外観

プロテカ マックスパス4 レビュー!評判のスーツケースをプロが検証

ace.:パリセイド3-Z

エース パリセイド3-Z 外観

エース パリセイド3-Z(コインロッカーサイズ)をレビュー!評判のスーツケースをプロが検証

ACE:フレットボード

エース フレットボード 外観

エース フレットボード レビュー!評判のスーツケースをプロが検証

ACE:クレスタ2

エース クレスタ2 外観

エース クレスタ2 レビュー!評判のスーツケースをプロが検証

--

機能的には「ace.」でも申し分ない。
プロテカはブランドとして気に入ったら買う感じで良いと思います。

安くておすすめのスーツケースはこちら
2万円以下のおすすめスーツケース
5000円前後のおすすめスーツケース
おすすめスーツケースブランド(総まとめ)
買って良かったおすすめのスーツケース

安く買うならAmazonアウトレットは必見
Amazonアウトレットのスーツケース
(中古として販売されています)

おすすめ記事
エースの関連記事
エースの関連記事

記事一覧はこちら:エース

管理人について
パルどう
著者:パルどう
職業:会社経営(法人10期目)
スーツケースサイトを作り続けて10年
豊富な知識で的確に解説します
100台以上所有のガチ勢です

プロフィール
当サイトについて
サイト内検索
スーツケース100%ガイドについて

各種ブランドの解説とレビュー、おすすめスーツケースを紹介しています。良い点・悪い点をわかりやすく解説しスーツケース選びをガイドしています。

スーツケース100%ガイドはメーカー等からの提供を一切受けておりません。それにより公正にレビューし評価をしているのが強みです。実際何度も提供でのレビュー依頼がありましたが全て断っています。

安物から高級品まで長年使ってきた経験から的確なレビューと解説をいたします。

Amazonのアソシエイトとして、[スーツケース100%ガイド]は適格販売により収入を得ています。

レビュー
サムソナイト
エース
T&S
シフレ
アジア・ラゲージ
スカイル(旧ロジェールジャパン)
トリオ
協和
衣川産業
エンドー鞄
プラスワン
グリフィンランド
伊藤忠リーテイルリンク
良品計画
LOJEL
デルセー
アメリカンツーリスター
スイスミリタリー
BRIEFING
グレゴリー
Aer
KURUKURU
ドン・キホーテ
FlexiSpot
その他
解説したスーツケース
aapost