エースのスーツケース「スカーラ」の話(良い点・悪い点など)
エースのスーツケース「スカーラ」
2024年3月15日に発売されました。
「落ち着いたニュアンスカラーが心地よい高性能スーツケース」がメーカー説明文。
良い点・悪い点などを解説します。
<これ>
1、スカーラの仕様比較一覧表
品番 | サイズ | 容量 (L) |
機内 持込 |
重量 (kg) |
縦 (cm) |
横 (cm) |
奥行 (cm) |
3辺 の和 |
素材 | 合面 | 定価 |
05381 | S | 30 | 〇 | 3.2 | 54 | 37 | 23 | 114 | PC | ジッパー | 26,400 |
05382 | M | 51 | × | 3.9 | 65 | 43 | 27 | 135 | 〃 | 〃 | 28,600 |
05383 | ML | 69 | × | 4.7 | 73 | 49 | 28 | 150 | 〃 | 〃 | 30,800 |
05384 | L | 84 | × | 5.0 | 77 | 51 | 29 | 157 | 〃 | 〃 | 34,100 |
※サイズ表記は当サイトが勝手に記載しています。
メーカーは「Sサイズ」などの表記はありません。
容量の数値でサイズ分けされています。
一般的なスーツケースのサイズ的には「S、M、小さめのL、L」です。
2、キャスター・キャスターロックについて
キャスターは「HINOMOTO Lisof SILENT RUN」を搭載。
日本が誇るキャスターメーカー「日乃本錠前(HINOMOTO)」の超静音キャスターです。
これは本当に静かで操作性も耐久性も抜群。
最高級のキャスターと考えていい。
現行のエースのスーツケースはほぼ標準的に採用されています。
キャスターロックもHINOMOTO製で、このキャスターとセットになっているものです。
ワイヤーで作動するタイプで、こちらも性能・耐久性抜群。
こちらもキャスターロックとしては最高峰。
参考:HINOMOTO Lisof SILENT RUN 静音性比較
安物キャスターとは比べ物にならない静音性です。
操作性も耐久性も良いので本当におすすめ。
3、キャリーハンドルについて
エースらしい4段階調節キャリーハンドル。
これも現行のエースの標準仕様。
一般的には3段階で4段階調節できるスーツケースは少ないので良い点。
持ち手のカラーはボディカラーにより変わります。
4、トップ・サイドハンドルについて
一般的なプラスチック板タイプ。
クッション等はなく分厚い樹脂の板です。
そう大きくは膨らまない。
Sサイズ(機内持ち込みサイズ)でもサイドハンドルがある。
こちらもボディカラーにより色が変わります。
5、内装仕様について
片面中仕切り・Xバンド仕様
中仕切りによりポケットが増えて収納性が良い。
また、Xバンドの補助的な役割にもなるので、荷物がより落ちにくいです。
この価格帯としては普通な仕様。
こちらもボディカラーにより色が変わります。
6、容量・重量について
どちらも数値は悪い。
特にSサイズは30Lと異様に少ない。
一般的には36L程度はあります。
3辺の和114cmとほぼ限界サイズで、薄いトップ・サイドハンドル、
底鋲はあるものの、そう容量が減る要素は無いよう見えるので不思議。
Lサイズも国際線無料預け入れほぼ限界サイズでありながら84Lは少ない。
重量も重ためなので、数値的にはいまいちなスーツケースです。
大容量で軽いスーツケースを求める人はスカーラは止めておこう。
7、まとめ
良い点(Good)
- ✔HINOMOTO Lisof SILENT RUN
- ✔HINOMOTOのワンタッチキャスターロック
- ✔4段階調節キャリーハンドル
- ✔キルティング調の可愛いボディデザイン
悪い点(Bad)
- ✕容量がかなり少ない
- ✕重量もやや重ため
スカーラはデザイン性を重視したスーツケース。
公式説明に「かわいい」と書くくらいなので、女性向けのシリーズだろう。
この可愛いデザインを求めて買うスーツケースです。
HINOMOTO Lisof SILENT RUN&ストッパーなので、性能は抜群。
その他はエースの一般的な仕様で特に優秀な点は無い。
重量はやや重たい程度でそう気になりませんが、
容量が異様に少ないのだけが難点です。
価格はエースにしては安いのも良い。
容量が少なくても問題ない人は検討を。
<これ>