プロテカ J5コレクションの話(違い、良い点・悪い点など)

    パルどう@法人9期目 更新日:
プロテカ J5コレクション

プロテカ J5 Collection(J5 コレクション)

2025年3月1日に発売。
プロテカの最高級シリーズで、外国人観光客の富裕層に向けて作られました。
そのため「和」を意識したデザインです。

サイズ的に注意点もあります。
J5コレクションの良い点・悪い点など解説します。

製品詳細は公式通販のJ5コレクションのページを見てください。

※画像はプレリリース・公式HP・通販から引用

1、プロテカ J5コレクション仕様比較一覧表

プロテカ J5コレクション シリーズ一覧

シリーズ カラー 品番 サイズ 容量
(L)
機内
持込
重量
(kg)

(cm)

(cm)
奥行
(cm)
3辺
の和
合面 本体
素材
定価
シスイF 黒檀 00571 コンチネンタルキャビン 40 × 4.5 56 39 25 120 フレーム PC+ABS樹脂 176,000
00573 チェックインL 70 × 5.4 69 47 26 142 198,000
00574 チェックインXL 99 × 6.7 77 53 28 158 209,000
煤竹色 00551 コンチネンタルキャビン 40 × 4.4 56 39 25 120 154,000
00553 チェックインL 70 × 5.3 69 47 26 142 176,000
00554 チェックインXL 99 × 6.6 77 53 28 158 187,000
シスイ 黒檀 03571 コンチネンタルキャビン 41 × 3.9 56 39 25 120 ジッパー 165,000
03573 チェックインL 71 × 4.8 69 47 26 142 187,000
03574 チェックインXL 100 × 5.8 77 53 28 158 198,000
亜麻色 03561 コンチネンタルキャビン 41 × 3.8 56 39 25 120 154,000
03563 チェックインL 71 × 4.7 69 47 26 142 176,000
03564 チェックインXL 100 × 5.7 77 53 28 158 187,000
織部/煤竹色 03551 コンチネンタルキャビン 41 × 3.8 56 39 25 120 143,000
03553 チェックインL 71 × 4.7 69 47 26 142 165,000
03554 チェックインXL 100 × 5.7 77 53 28 158 176,000
インリュウ 砲金色/茜色/銀色 03521 キャビン 35 3.6 55 36 23 114 154,000
03522 チェックインM 56 × 4.2 61 43 26 130 176,000
03525 トランクXL 108 × 5.6 77 44 37 158 198,000
藍鉄色/亜麻色 03511 キャビン 35 3.5 55 36 23 114 143,000
03512 チェックインM 56 × 4.1 61 43 26 130 165,000
03515 トランクXL 108 × 5.4 77 44 37 158 187,000

現時点は3シリーズ。
カラーで数値が変わるので表が大きくなっています。

サイズ表記が海外向けになっている点からも、
お金持ちの外国人向けというのがわかる。

2、シスイ・シスイFは機内持ち込み不可

プロテカ J5コレクション シスイ・シスイFは機内持ち込み不可

3辺の和が120cmなのでほぼ機内持ち込みは不可能。

シスイ・シスイFは「コンチネンタルキャビン」サイズとなっており、
一般的な航空機での機内持ち込みは世界的にもほぼ不可能です。
そのためそのサイズはあまりおすすめできない。

「チェックインXL」は3辺の和が158cmなので一般的なサイズ。
国際線での無料預け入れが可能です。
(おおよそ159cm以上は有料になる)

J5コレクションで機内持ち込みしたい場合は「インリュウ」シリーズを購入しよう。

3、共通仕様

サイレントキャスター(ベアロンホイール)

プロテカ J5コレクション 双輪のサイレントキャスターを搭載

プロテカの最高級となるダブルキャスター仕様。

プロテカは基本はシングルキャスターで、
高級シリーズとなる「プレスティ」だけがダブルキャスターでした。
J5コレクションも高級スーツケースらしくダブルしたのだろう。
回転動作がスムーズになるのが良い点です。

静音性については不明。
「公的機関の検査に基づき、従来品に比べ約30%の体感音量軽減が証明された、自社開発のキャスター」
と今まで通りの記載であることから、大幅な向上はしていないと考えられる。

プロテカのシングルキャスターの静音性はそう良くは無い。
ガラガラと高い音がうるさめです。

マジックストップ

プロテカ J5コレクション 共通仕様 マジックストップ(キャスターストッパー)

プロテカ共通仕様のキャスターストッパーを搭載。

ここ3年くらいのプロテカでは標準搭載となっています。
J5コレクションも同じもので仕様は変わらない。

ワンタッチボタンでロック・解除ができるので便利。
ボタン操作も軽くストレスが無い。
スーツケースのストーパーとしては一番良いと思います。

ラゲージカバー

プロテカ J5コレクション 共通仕様 ラゲージカバー

全てにラゲージカバーが付属。

こんな高級品をカバー無しで預け入れなんてできないので必須品。
絶対に買わないといけないものなので付属してくれるのは有難い。
専用カバーなのでサイズ等ピッタリです。

材質は不明ですが、見た感じはウレタン系の伸びるタイプだろう。
防水とは書いておらず、素材的にも防水性は無いはず。

ガーメントケース

プロテカ J5コレクション 共通仕様 ガーメントケース

「チェックイン」と記載のあるサイズはガーメントケースが付属。

「キャビン」と記載あるサイズは付属しません。
簡単に言うとMサイズ以上に付属。
キャビンより大幅に値段が上がっている原因だろう。

スーツ等を綺麗に畳んで入れられるものです。
100均でもありますが、J5コレクションのものはさすがに高級感がある。
ワイヤーフレーム入りのしっかりしているタイプです。

サイズ感は不明ですが、ぴったり入るサイズだと思います。

10年保証

プロテカ J5コレクションは10年保証

「プロテカ プレミアムケア」が10年!

その他のプロテカは3年なので、10年はとても良い点。
高級な「プレシティ」も3年なので、いかにJ5シリーズが最高級かがわかる。

通常利用での破損は無償修理。
ただし、エースに送る際の片道送料は負担です。
2000円~3000円程度で修理ができるということになる。

詳細は公式通販のプレミアムケア保証のページを見てください。

4、本体カラーについて

プロテカ J5コレクション SHISUI-F(シスイF)とSHISUI(シスイ)の本体カラー一覧

プロテカ J5コレクション INRYU(インリュウ)の本体カラー一覧

和をイメージしたカラー。
カラーにより表面仕上げが違います。

和風らしく落ち着いたカラーになっています。
カラーで表面処理が違い、例えば「黒檀」はマット、「煤竹色」が鏡面仕上げです。
写真だとわかりづらいので、できれば実物を見て選びたい。

プロテカ J5コレクション カラーにより重量・価格が違う

カラーにより重量と価格が違う点に注意。

詳しくは上の表を見て欲しいのですが、
「黒檀」が一番値段が高く、かつ重たいです。
シスイだと一番安いのは「織部」と「煤竹色」。

したがって、とにかく高級なのが欲しい人は「黒檀」一択となる。
「チェックインXL」サイズで唯一20万円を超える。
日本メーカーのスーツケースで一番高いと思います。

機能性等は変わらないので、一番気に入ったやつを選びたい。
前述しましたが機内持ち込みは不可能なので注意。

5、SHISUI-F(シスイF)

プロテカ J5コレクション SHISUI-F(シスイF)

フレームタイプの最高級品。
カラーは「黒檀」と「煤竹色」の2種類のみ。

J5コレクションのメインビジュアルになっています。
スーツケースでは最高級となる「マグネシウムフレーム」と採用し、
合わせ面が目立たないプロテカ上位シリーズの仕様。

ロックの解除も指一本でできるレバー式。
J5コレクションのために開発されたプロテカの新型です。
TSAロックも最新の008型と全てが最高級。

内装もJ5コレクションの中で一番高級で、
仕切りの固定に金属製のバックルを使っています。
買うならこれやなぁと思う。

フレームタイプなので重たいのが悪い点。
値段も高いです。

6、SHISUI(シスイ)

プロテカ J5コレクション SHISUI(シスイ)

ジッパータイプで軽量&価格も安い。

やや高級感が劣るシスイです。
「チェックインXL」だと800g軽い。
価格も11,000円安い。

内装も仕切りとポケットの仕様が違っています。
右側は包み込むような仕切りになっている。
左側の仕切りはポケットが2つになり小物を入れやすい。

カラーも豊富で「亜麻色」と「織部」が追加。
トラベル用途で使いやすいカジュアル向けのシリーズと言えるだろう。

7、INRYU(インリュウ)

プロテカ J5コレクション INRYU(インリュウ)

シスイのジッパータイプを一般的なサイズにしたデザイン違い。

「キャビン」サイズは機内持ち込みに対応しています。
そのためシスイよりも小さく、値段も安くなっている。
「チェックインM」サイズも小さいので安い。

「トランクXL」は名前の通りトランク形状。
横幅が小さいですが奥行が大きいので大きなものを入れやすい。
3辺の和は158cmと同じですが、容量が多く重量も軽いのが良い点。

シスイと仕様は同じでストライプデザインになっただけと考えていい。
本体カラーはとても豊富で5種類。
一般的なスーツケースカラーが揃っています。

数値的なスペックはインリュウの方が優秀。

8、結論:プロテカ J5コレクションは買いか?

完全にデザインが気に入った人向け。
さすがにこれは買わないかな…(買えない

割高な高級ブランドスーツケースです。
プロテカとして最高級なのは間違いないですが、
この値段になるほどの仕様では無いと思います。

ダブルキャスターになっていますが、そう良くはなっていないはず。
内装も良いですが、今までのプロテカも十分に良い。
J5コレクションは高級感を意識しすぎて無駄に重たくしている感はあります。

表面仕上げに全振りしているプロテカと考えていい。
このデザインに10万円追加で出せるか?といったところ。
写真だといまいち伝わらないので、買うならデパート等で見てからにしたい。

本当にこれはもうお金持ちの外国人旅行者向けなスーツケースです。
こんなのを気楽に買えるようになりたい。

製品詳細は公式通販のJ5コレクションのページを見てください。

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