Aer(エアー)のスーツケースの話(どこの国・会社?良い点・悪い点など)
Aer(エアー)のスーツケース
2024年にスーツケースに参入!
超マイナーメーカーですが、スペックが良いので紹介しないといけない。
自分もこれは購入しました。
良い点・悪い点などを解説します。
レビューはこちら
・Aer(エアー)スーツケース レビュー!評判のスーツケースをプロが検証
<これ>
1、Aerはどこの国・会社?
アメリカのカリフォルニア州にある会社「Aer Designs LLC」のブランド。
従業員は10名以下の小さな会社です。
機能的なバッグを開発すべく2014年にクラウドファンディングを始め、
順調に売っていき2024年についにスーツケースを販売!という感じです。
日本では「MSPC株式会社」が総代理店になっています。
「マスターピース」ブランドの会社です(親会社は「株式会社井野屋」)。
そこそこ大きい中堅の会社なので安心できる。
そのため、代理店は多く楽天市場などでも多くのショップが販売しています。
買いやすいのも良い点です。
公式HP:https://aersf.jp/
2、Aerのスーツケース仕様比較一覧表
品番 | サイズ | 容量 (L) |
機内 持込 |
重量 (kg) |
縦 (cm) |
横 (cm) |
奥行 (cm) |
3辺 の和 |
素材 | 合面 |
AERL-1102 | Carry-On Small | 41 | 〇 | 3.72 | 55 | 35 | 23 | 113 | PC | ジッパー |
AERL-1101 | Carry-On | 48 | × | 3.81 | 57 | 38 | 23 | 118 | 〃 | 〃 |
現時点は1種類のみ。
サイズも「Carry-On Small(Sサイズ)」と「Carry-On(SMサイズ)」のみ。
機内持ち込みに対応しているのは「Carry-On Small」なので注意。
2、Aerのスーツケースの良い点・悪い点
個別に特徴を解説していきます。
キャスター&ストッパーについて
HINOMOTO miraclentキャスターを搭載!
キャスターストッパーもHINOMOTO製レバー型!
日本が誇るキャスターメーカー「日乃本錠前(HINOMOTO)」の超静音キャスターです。
「miraclentキャスター」は最新で最高性能。
これを搭載しているスーツケースは少ない。
これは本当に静かで操作性も耐久性も抜群。
スーツケース最高クラスです。
キャスターロックはレバー式で操作性抜群。
こちらもHINOMOTOのキャスターとセットになっているもので、
信頼の実績があります。
アメリカのメーカーながら、日本の最高級品を選定しているのが素晴らしい。
キャリーハンドルについて
4段階調節できるキャリーハンドルが良い。
一般的には3段階が多いので、4段階は良い点です。
ロックする仕様は普通で、穴が見えているタイプ。
高級品は本体内に隠すことが多いのですが、Aerはしていない。
軸の形が三角形なのはかなり珍しい。
ぐらつき(遊び)はほぼ無いくらい小さいので、その優位性があるのだろうか。
デザイン的にも良く気に入っています。
トップハンドル・サイドハンドルについて
トップ・サイドハンドルは両端に穴があり引っ掛けられる。
これも珍しい仕様です。
おそらくAerだけじゃないだろうか。
フックを付けて荷物をかけたりできるので便利。
注意点として、
トップハンドルに付けると機内持ち込みができなくなる可能性がある点。
高さが制限の55cmピッタリなので、上図のようなタグを付けるとNGです。
横幅も同じく。3辺の和113cmなので2cmしか余裕が無い(115cmが制限)。
本体メインジッパーについて
本体のメインファスナーはYKKのセキュリティジッパー。
ジッパーが二重になっており、こじ開けにくくなっています。
高級なスーツケースによくある仕様です。
難点としては、開閉の動きがやや重たくなること。
二重になっているのでどうしても重たくなります。
内装仕様について
内装は両面に仕切りがあるタイプ。
左側は全面仕切り、右側は蓋のようになっている中仕切りタイプ。
右側のバンドはY型。横にスライドして開閉します。
固定もマグネット式と珍しい。
内装の生地は強度の高いCORDURAナイロンを使用。
強度や撥水性を売りにするバッグでよく使われる生地です。
スーツケースに使われることはAer以外は無いと思います。
過剰品質ではありますが、これがAreの売りの一つです。
デザインにこだわるメーカーだけに、内装も独自性がある。
高級感ある良い内装と思います。
容量・重量について
機内持ち込みサイズで表記容量は41Lと大容量。
重量は3.72kgとかなり重たいのが悪い点。
容量はメーカーの自己申告なので参考程度に。
本体サイズ的にはやや小さいので、限界サイズではありません。
41Lですが、他メーカーの38L程度に考えておきたい。
重量は3.72kgは機内持ち込みサイズとしては最高クラスに重たい。
普通は3.0kg程度です。Aerはフレームタイプ並の重量。
これは本体素材が良いことなどが原因です。
重量よりも品質やデザイン性などを優先。
Aerはそんなスーツケースになります。
軽いスーツケースが欲しい人は止めておこう。
まとめ
重量が重たいこと以外は完璧なスーツケース。
Aerは徹底的にこだわった超ハイクオリティなスーツケースです。
キャスターが「HINOMOTO miraclentキャスター」なのが特に良い。
レバー式のキャスターストッパーも最高です。
本体素材もMakrolon社のPC。
内装生地もCORDURAというこだわり。
この仕様で約6万円は安いとも言える。
ということで、これは自分も購入しました。
詳細はレビュー記事を見てください。