シフレ ZEROGRA(ゼログラ) ZER2088 レビュー! 評判のスーツケースをプロが検証
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「シフレ ZEROGRA(ゼログラ) ZER2088 」をレビュー!
ゼログラのスタンダードのジッパータイプです。
2024年にマイナーチェンジして新色のみ仕様が変わりました。
(「miraclentキャスター」と「シフレロック」搭載など)
購入したのはLサイズ(ZER2088-66)。
カラーはサックスバーというショップ限定の「マットグレー」。
プロとして完璧にレビューしたい。
※旅行で一度使用したため、2026年1月17日に汚れ・傷具合など追記
<これ>
結論
主な良い点(Good)
- ✅HINOMOTO miraclentで静音性抜群
- ✅重量が実測値3.94kgと軽い
- ✅最大クラスの大容量
主な悪い点(Bad)
- ❌トップハンドルが好き嫌いある柔らかい素材
- 🔺最低限な収納性の内装
- 🔺マットグレーは汚れ・傷が目立つ

・スーツケース100台以上所有のガチ勢
・大手メーカーでのモノづくり経験も強み
・1万枚の写真で忖度なしのレビュー
1、外装箱レビュー
白くて綺麗なダンボールで気持ちが良い。
汚れもほとんど無いのは素晴らしいです。
ダンボールも厚みがあり高品質。
2、包装レビュー
カッターで傷が付かないように上蓋がある。
固定用のクッションや底板等は無いので最高の梱包では無い。
本体は不織布のカバーで包まれていて嬉しい。
高級なスーツケースはだいたい不織布カバーです。
店頭販売用のPOPです。
キャリーバーに通して見せるようになっています。
ゼログラの売りである軽量性と静音性の説明。
通常のPC素材でこの軽量性は本当に凄い。
ゼログラは5年間修理保証サービス。
シフレは通常は1年なのでゼログラは特別に良い。
3、外観レビュー
軽量特化のためデザインはシンプル。
板が薄いのでぺこぺこしています。
軽量でありながら大容量でもあるので、本体形状はかなり真四角。
PC100%でありながら薄いので、押せばすぐ凹む柔らかさがあります。
軽量化への努力が見える(強度はちょっと心配ではある)。
マットグレーは本当にマットで反射は少ない。
地味すぎるかなと思っていましたが、実物を見ると気に入りました。
塗装ムラなども無く、綺麗に仕上がっています。
ただ、軽量特化ということで高級感は無い。
知らない人が見たら安物と感じるだろう。
4、ファスナー&TSAロックの操作感
「シフレロック」というダイヤルでも鍵でもいけるタイプ。
今回のマイナーチェンジで採用されました。
旧モデルは鍵のみでしたが、今回でダイヤルも追加。
鍵を無くしてもロック・解除ができるので便利です。
TSAロックは一つ古い「007型」。
最新は「008型」なので、ここは少し残念。
とはいえ特別に問題は無い。ロックも解除もスムーズです。
ファスナーの動きも軽くてスムーズ。
このあたりの操作感は全く問題ありません。
5、キャリーハンドルの操作感
最大に伸ばした状態
最小の状態
一般的な3段階調節。
軽量化のため細いシャフトです。
キャリーハンドルのぐらつき(遊び)は小さくて良い。
回転させたりしても変な音もせず静か。
真っすぐになっておらず、少し前に傾いているのは気になる点。
調節用の穴は本体の内部に隠れているため見た目が良い。
ハンドルは丸っこくて持ちやすいです。
特に問題は無く、使いやすい良いキャリーハンドルと感じます。
6、トップハンドルの持ち心地
ゼログラ独自のポリウレタングリップ。
スポンジのように柔らかい樹脂素材です。
これ以上に柔らかいトップハンドルを自分は知らない。
サイドハンドルも同じ仕様。
しかし、柔らかすぎて自分は持ちにくいと感じます。
荷物を入れても軽いSサイズなら問題無さそうですが、
重たくなるLサイズだと逆に柔らかすぎて辛い。
安定感が悪い。かなり持ちにくいです。
手も硬い部分に当たるので少し痛い。柔らかい恩恵がほぼ無い。
これが好きという人もいると思いますが、
個人的にはいまいち(好みの問題)。
7、キャスターの操作性・静音性
HINOMOTOの最新最静音の「miraclentキャスター」を搭載!
2022年に登場した現時点のHINOMOTO最強の静音キャスター。
前身の「HINOMOTO Lisof SILENT RUN」の改良品。
金属ベアリングを採用して走行性も良くなっています。
ゼログラはシングルホイール品(ダブルホイールのmiraclentキャスターもある)。
口径は49mmと小さめです。
今回初めて道路で使ったのですが、想像よりも微妙な性能アップだった。
静音性はフリクエンターには遠く及ばない。
HINOMOTO Lisof SILENT RUNよりも静かなのは間違いない。
高音が完全に無くなり、低いタイヤの走行音のみになっています。
比較動画を見て下さい。
<ZEROGRA miraclentキャスター静音性確認動画>
<比較用(フリクエンター)>
<比較用(HINOMOTO Lisof SILENT RUN)>
<比較用(うるさい安物キャスター)>
miraclentキャスターはホイールの動きも軽くスムーズでとても良い。
フリクエンターには劣るとはいえ、静音性は抜群。
今ゼログラを買うならこのキャスターを選びたい。
8、内装をレビュー
軽量性を重視した内装です。
片面が全面メッシュ仕切りは軽量特化仕様の特徴。
右側は取り外し可能なポケット付き仕切りがあり、これで収納性が良くなっています。
生地の厚みもあまり無い。
写真を貼付して説明していきます。
茶色で統一された内装が素敵。
本体がほぼ真四角で仕様もシンプルなので、広々としています。
取り外し可能な仕切り。
四隅に金具で固定されています。
細かいものを入れて、ホテルで仕切りを外してテーブル等に置いて使うと便利。
仕切りのファスナー部拡大。
紐の取手は引きやすいので好き。
ポケットの中はこんな感じ。
普通な薄い生地のポケットです。
こんな金具で固定されています。
慣れるまでちょっと使いづらい。
仕切りの中は普通なXバンドです。
バンドの四隅は金具で固定されており良い。
軽量化のためかバンドは細目です。
左側は全面メッシュ仕切り。
メリットは軽量化と中身が見やすい点。
デメリットはポケットが無いことです。
こちらのファスナーも紐型。
仕切りの中は何も無い。
生地のたるみが大きいですが、一度荷物を入れるとマシになります。
合わせ面のカバーは両端を縫って固定&マジックテープ。
この値段としては普通な仕様です。
それよりもこの部分が糸のほつれが多すぎる。
カバー部の裁縫がかなり雑な仕上がりです。
生地を固定する灰色部分も糸のほつれや飛び出しが目立つ。
しっかり縫えてはいます。細かいのは良い点。
ZEROGRAロゴのタグ。
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内装のレビューは以上です。
軽量特化のためシンプル。
Lサイズは詰め込めたら良いので、個人的にはこれで良いと思います。
取り外せる仕切りは便利で気に入りました。
少々仕上げが悪い部分はありますが、大きな問題は無い。
広々として大容量で良いなと感じます。
9、内部をレビュー
トップハンドルとキャリーハンドルの裏側固定部です。
それぞれ別部材での固定&補強。
トップハンドル部は樹脂の板を二重にした補強。
この仕様は珍しい。軽量化の目的もあると思います。
この値段のスーツケースにしては強度が良い仕様とは言えない。
キャリーハンドル部は樹脂をできるだけ少なくした軽量設計。
軽量特化のため、こちらも良い仕様ではないと思います。
キャリーハンドルの根本固定部です。
橋渡しでのビス4本固定は良い。
ここの仕様は悪くない。
キャスター固定部です。
大きく覆う補強材があって良い。
ここは軽量化等せずしっかり作ってある。
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3万円台のスーツケースとしては優秀とは言えない内部仕様ですが、
軽量化の工夫がされていて素晴らしい。
ゼログラのこだわりを感じます。
10、実際に転がして使ってみた感想
キャスターがとても静かで気持ち良い!
さすがmiraclentキャスター。
カラカラした音がせず、低い走行音だけなので心地が良いです。
動き出しもとても軽い。まさに最高級の使用感。
残念なのはやはり、トップハンドル。
柔らかすぎるので安定感が悪い。
回しても追従が遅いので、細かい動きもしにくい。
そして、荷物を詰め込んで重たくなると普通に手が痛い。
どうにか好きになれるかと使ってみましたが、どうもなれそうにない。
ここは好き嫌いあると思うので、あくまでも自分は嫌いと思ってください。
キャリーハンドルはぐらつきも小さく、取手も持ちやすい。
ここは何の不満も無く快適です。
そしてやはり重量が軽いのが良い!
一般的なスーツケースよりも1kgは軽いので違いはわかります。
荷物を入れると誤差みたいな感じになりますが、
それでも重量オーバーになりやすい100Lサイズではこの1kgは大きい。
一つ嫌だったのが、実測値が重たかったこと。
表記は3.6kgなのですが、実測値は3.94kg。
検定していない測りなので正確ではないと思いますが、それでも340gの差はどうか。
3.9kgとなると軽量性はやや劣ってしまう。
それでも軽いのは軽いのですが、かなりの残念点でした。
悪いやつを掴んでしまったのだろう。
11、旅行で一度使用した結果の傷・汚れ具合
※2026年1月17日に追記
電車旅行で一度使いました。
結論として、このマットグレーカラーは傷・汚れがとても目立つ。
グレーだから白くなる擦り傷は目立たないかなと思っていたのですが、
逆にとても目立つことがわかった。
壁などに擦ると白くなります。
いつものように謎の黒い汚れも付着する。
あちこち傷だらけ。
いろいろな色の汚れが付きます。
これもグレーはけっこう目立つ。
これがよくあるけど、何が擦れた跡なのだろうか。
とても目立つ。
表面がつるつるしているので、濡れたような汚れも目立つ。
シボ加工だとこんな汚れはまず見えない。
スポンジ素材のトップハンドルは、意外と見た目は変わらない。
そう簡単にはボロボロにならないだろう。
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グレーはダメだ。かっこいいけど傷が目立ちすぎる。
拭いても落ちない。洗剤は本体が劣化するので使ってはいけない。
飛行機預け入れとかしたら傷汚れがやばいやろなぁと思う。
一度使った程度なので、キャスターとかは全然問題無し。
12、ZEROGRA ZER2088の検証・レビューまとめ
HINOMOTOのmiraclentキャスター搭載で静音性抜群。
Lサイズで実測値3.94kgと超軽量なのが一番良い点。
柔らかい素材のトップハンドルが好みの分かれる点。
| 項目 | 評価 | コメント |
| 容量 | ◎ | ほぼ真四角で大容量 |
| 重量 | ◎ | 実測値3.94kgですが、それでも最軽量級 |
| 包装 | 〇 | 質の良いダンボールと不織布カバー |
| キャリーハンドル | 〇 | ぐらつきは小さい |
| トップハンドル | △ | 柔らかい素材で自分は持ちにくい |
| ファスナー | 〇 | 軽くてスムーズ |
| TSAロック | ◎ | シフレロックが便利 |
| キャスター | ◎ | miraclentキャスター! |
| 内装 | 〇 | 軽量特化のシンプル仕様 |
| 仕上げ | 〇 | 糸のほつれ等が目立つが全体的には悪くない |
良い点(Good)
- ✔miraclentキャスターで超静音!
- ✔重量3.94kgとかなり軽い
- ✔キャリーハンドルのぐらつきは小さめ
- ✔最大クラスの大容量
- ✔取り外し可能なポケット付き仕切り
- ✔鍵でもダイヤルでもいけるシフレロック
悪い点(Bad)
- ✕トップハンドルが好き嫌いある素材
- ✕最低限な収納性の内装
- ✕マットグレーは汚れ・傷が目立つ
ゼログラはさすがに軽い!
静音性も最強クラスなので優秀なスーツケースです。
実測値が重たかったとはいえ、最軽量級であるのは間違いない。
軽くて高性能なスーツケースが欲しいなら選択肢に入ります。
今回のマイナーチェンジでmiraclentキャスターになったので、より優位性が高くなった。
ライバルとしては「フリクエンター LIEVE」だろう。
似たような軽量特化仕様で、キャスターは世界最強の静音性。
重量はやや重たいですが、静音性を重視するならフリクエンターです。
・フリクエンター LIEVE レビュー!評判のスーツケースをプロが検証
本当に個人的に残念なのはトップハンドル。
好みの問題ですが、重たくなるLサイズには合っていないと思う。
スポンジのようなグリップが好きな人には合うだろう。
軽いのは良いですが、自分がおすすめするなら「フリクエンター LIEVE」です。
ただ、Sサイズならゼログラの方が良いかもしれない。
あくまでもLサイズの場合と思ってください。






















































HINOMOTOのmiraclentキャスター搭載で静音性抜群。
Lサイズで実測値3.94kgと超軽量なのが一番良い点。
柔らかい素材のトップハンドルが好みの分かれる点。