アメリカンツーリスターのフロンテックとキュリオの違い・選び方の話

片面開きのアメリカンツーリスター！

2022年頃から急に片面開きがブームに。
フロンテックに続いてキュリオも登場しました。

どう違うのか？などを語りたい。

１、仕様比較一覧表

共にS～Lサイズが揃っています。
容量の拡張ができるタイプは拡張前後の容量・奥行を記載しています。

「キュリオ(F)」は「フロントオープニング」タイプ。
「キュリオ(B)」は「ブックトオープニング」タイプ。
「キュリオ(T)」は「トランク」タイプ。

「フロンテック」は「キャスターロック付き」のタイプがあります。
2024年6月から販売されました。

２、本体の材質の違いが大きい

フロンテックはポリカーボート（PC）。
キュリオはポリプロピレン（PP）です。

「ポリプロピレン」は軽くて強度が弱い素材。
本来はスーツケースには適さない素材なのですが、
軽くて加工・デザインもしやすいのでアメリカンツーリスターは採用しています。

そのため、キュリオは耐久性がやや心配。
その代わり重量は軽く、値段も安いというメリットがあります。
カラーもポリプロピレンらしく派手。

３、機内持ち込みサイズのフロントの開き方の違い

フロンテックはフロントポケット＆縦開き。
キュリオは横開きとフロントポケットタイプの2種類ある。

機内持ち込みサイズに関してはフロンテックの方が高機能です。
フロントポケットとしてPC等の収納もできる。
モバイルバッテリーを入れるとUSBポートでの充電も可能。
メイン収納にも繋がります。

キュリオは2種類あり、フロントオープニング仕様はメイン収納に繋がらない。
本体中央が開く普通なスーツケースです。
こちらは重たく、キャスターもサスペンション仕様ではないためおすすめできない。

ブックオープニング仕様は完全に片面開き仕様。
機内持ち込みサイズでこの仕様は貴重だったりする。
容量拡張もでき、拡張後はフロンテックより大きくなります
こちらがおすすめ。

４、蓋側の収納の違い

フロンテックは縦向け特化。
キュリオは68サイズ以上は横向け特化です。

フロンテックは立てたまま開けることをメインで想定しています。
キュリオの68・75サイズは横向けに置いて開く設計。
本体を横にしないとポケットを開けるとこぼれてしまいます。

メイン収納の使い勝手は変わらないですが、
蓋のポケットの使い勝手が大きく変わる。
ここは自分に合う方を選んでください。

４、キャスターロック有無の違い

2024年6月発売の新フロンテックはキャスターロックを搭載。

おそらくこの新フロンテックに置き換わり、
キャスターロックが無いやつは廃番になると思います。
足で踏むタイプで、旧世代の「ヴェルトン」や「マキシーヴォ」と同じ仕様です。

キャスターロックはあると便利。
新フロンテックはおすすめできます。

５、まとめ

高品質なフロンテック。
安くて軽い遊び心なキュリオ。

デザイン的にビジネス用途ならフロンテック、
旅行などはキュリオが良いかなと思います。
ただ、ブラックならキュリオも出張で使える。

そう耐久性を気にしないのであれば、軽いキュリオは優秀です。
100Lサイズで4.2kgというのはメチャクチャ軽い。
これがポリプロピレンの力。

機内持ち込みサイズならフロンテックの方が良いと思います。
重量もそう変わらず、機能性が圧倒的に良い。
新型はキャスターロックもあるので電車・バスの移動も快適。

そんな感じで是非選んでみてください。

キュリオは実際に購入しています。レビューはこちら。

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