【ドン・キホーテ】エースフライト シエルモードキャリーケース レビュー!評判のスーツケースをプロが検証
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「エースフライト シエルモードキャリーケース」をレビュー!
ドン・キホーテ専売の「ACE FRIGHT」ブランドのスーツケース。
昔からこのブランドはありましたが、2025年秋頃にリニューアル。
今どきの仕様になってコスパが良いので買ってみた。
購入したのは「Sサイズ」、カラーは「ミッドナイト」です。
プロとして完璧にレビューしたい。
結論
主な良い点(Good)
- ✅HINOMOTO Lisof SILENT RUNで静音性抜群
- ✅ワンタッチ式のキャスターロック
- ✅機内持ち込みサイズ最大級の容量
主な悪い点(Bad)
- ❌3辺の和が実測値115.5cmで機内持ち込み不可サイズだった
- ❌内装の生地がとても薄く、縫製も雑
- 🔺キャリーハンドルのぐらつきがやや気になる

・スーツケース100台以上所有のガチ勢
・大手メーカーでのモノづくり経験も強み
・1万枚の写真で忖度なしのレビュー
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・ドン・キホーテにスーツケースを見に行った話(値段・ラインナップ・情熱価格など)
・ドン・キホーテ 情熱価格 拡張ジッパーキャリーケース レビュー!評判のスーツケースをプロが検証
1、販売状態(この状態で自宅へ)
ドン・キホーテなので売っている状態のままお持ち帰りです。
傷も汚れもありますが仕方ない。
POPの表面。
中二病的なドン・キホーテらしいPOPです。
ここで各サイズ詳細と価格の紹介。
| サイズ | 容量 (L) |
機内 持込 |
重量 (kg) |
縦 (cm) |
横 (cm) |
奥行 (cm) |
3辺 の和 |
本体 素材 |
価格 (税込) |
| S | 34/41 | 〇 | 3.3 | 54 | 36 | 25/29 | 115 | PC | 17,599 |
| M | 63/75 | × | 4.5 | 67 | 47 | 28/32 | 142 | PC | 19,799 |
| L | 77/90 | × | 4.8 | 74 | 51 | 29/33 | 154 | PC | 21,999 |
Sサイズは115cmの限界サイズ。
Mサイズは142cmとやや大きめのMサイズ。重ため。
Lサイズは154cmとやや小さめのLサイズ。
容量拡張して158cmなので、拡張状態でも無料預け入れにしたかったのだろう。
これら数値は普通なスペックです。
この仕様でこの値段は安いですが、最安値では無い。
シフレやトリオのほうが同等スペックで安く買える。
そのためどうしてもドン・キホーテで買いたい人向け。
<同等のスーツケースはこちら>
POPの裏面。
スペックや注意書き。
タグと値札の表面。
裏面はスペックシール。
中国製。エースの自社工場とは思いますが、詳細は不明。
2、外観レビュー
明るめのヘアラインブラックカラー。
縦リブとエースらしいロゴデザインが特徴。
一目でACEとわかるデザイン。
強度アップも兼ねた縦リブが全面にあり、素材もPC100%で良い。
表面はさらさらな質感です。
「ミッドナイト」カラーですが、ダークグレーに近い色合い。
真っ黒が好きな人にはおすすめできないです。
明るいところだとシルバーに近い。
だいたいヘアラインのブラックはこんな色になる。
容量拡張機能がありますが、ファスナー部の歪みは小さい。
さすがエースだけに作りは良いです。
ドンキなのに全然安っぽくは無い。
底鋲は無くサイドハンドルも薄めなので本体サイズは大きめ。
ほぼ機内持ち込み限界サイズです。
寸法測定結果
| 高さ (cm) |
横 (cm) |
奥行 (cm) |
3辺 の和 |
|
|---|---|---|---|---|
| 公称値 | 54.0 | 36.0 | 25 | 115.0 |
| 実測値(手直し無し) | 54.0 | 36.0 | 25.5 | 115.5 |
| 実測値(縮める) | 54.0 | 36.0 | 25 | 115.0 |
3辺の和が115.5で機内持ち込み不可なサイズだった。
※個体差はあると思います。
高さと横幅は公称値通りでしたが、奥行が25.5cmと大きい。
本体が歪んでおり、正面から見て右は25.0cm、左が25.5cm。
ファスナーの取り付けの問題と思うので、個体差でNGになっていると思います。
ただ、押せば縮むので縮んだら25.0cmになった。
しかし、少しでも動かすと膨らむので非現実的。
荷物があると確実に膨れるので25.5cmと判断します。
この程度は指摘されず機内持ち込みできる可能性は高いですが、
厳密にはNGと考えてください。
3、ファスナー&TSAロックの操作感
TSAロックはダイヤル式。一つ前の「007」型。
TSAロックはごく普通なダイヤル仕様。
「TSA007」と書かれている部分を上に動かすと解除できます。
ロックもファスナーの引手を差し込むだけ。
操作・使用感は問題無し。ごく普通です。
ファスナーの動きもスムーズで軽く問題無し。
4、キャリーハンドルの操作感
↑最大に伸ばした状態
↑最小の状態
キャリーハンドルは7段階調節。
ぐらつき(遊び)は普通でやや気になる程度。
斜めに取り付けられていて悪い。
キャリーハンドルは7段階調節。
一般的には3段階調節なので、7段階は多くて良い。
調節幅は一定。誤作動も無く操作性に問題無し。
ぐらつき(遊び)は普通にある。第一印象で大きいなぁと感じた。
持ち手部もやや尖っていて持ち心地はいまいち。
やや太めで、斜めに引いて転がすのに適した形状です。
キャリーバーが真っすぐになっておらず傾いているのが最悪。
キャリーバーが斜めに取り付けられている。
見ただけで傾きがわかるレベルです。
ここが真っすぐじゃないと走行性に支障が出るので良くない。
エースらしくない製造ミスです。
総合的にいまいちなキャリーハンドルだった。
5、トップハンドルの持ち心地
裏面がシリコンゴムになっていてクッション・グリップ感が良い。
指を入れやすく大きく膨れて持ちやすい。
裏面に厚めにシリコンゴムが貼られているので、クッション性がとても良い。
グリップ感も良く指先が滑らずしっかり持てる。
そして簡単に大きく膨らむので持ち心地も最高に良い。
裏面シリコンゴムなトップハンドルは他社品でも良くありますが、
これは厚めなのでクッションも良くとても心地良い。
なかなかの高評価です。
サイドハンドルも同じ仕様です。
6、キャスターの操作性・静音性
キャスターは「HINOMOTO Lisof SILENT RUN」を搭載。
口径は約49.6mmと普通。
日本が誇るキャスターメーカー「日乃本錠前(HINOMOTO)」の超静音キャスターです。
これは本当に静かで操作性も耐久性も抜群。
口径は49.7mmと、一般的な50.0mmと比べわずかに小さめ。
後述しますが後輪はストッパー搭載。
静音性は下の動画を見て下さい。
<エースフライト シエルモードキャリーケース キャスター静音性確認動画>
いつものHINOMOTO Lisof SILENT RUNの静音性で問題無し。
これがようやくドン・キホーテで買えるようになった。
7、キャスターストッパー
↑解除状態
↑ロック状態
ワンタッチ式のキャスターストッパーを搭載。
背面上部にキャスターストッパー操作レバーがあります。
レバーを上にするとロック。解除はボタンを押すだけ。
レバー動作は軽くてストレスが無い。そして使いやすい。
スーツケースにおける最高のキャスターストッパーと言える。
このストッパーもHINOMOTO製で、「HINOMOTO Lisof SILENT RUN」とセットになっています。
実績は十分あり信頼性抜群。自分も壊れたことが無い。
8、容量拡張機能
約4cmの容量拡張機能を搭載。
側面中央に容量拡張用のファスナーがあります。
これを広げると容量拡張ができる。
グルっと一周開けた状態。
この開いた幅の分、容量が増える仕組みです。
拡張部の生地も本体の色と合わせているので見た目が良い。
電車の連結のようになるので、ぐらぐらするのが容量拡張の悪い点です。
拡張した際はできるだけ荷物を満杯に入れてください。
拡張部の生地は厚みがあり、かつ2重になっています。
ただ、これは他の製品と比べて生地が薄め。
強度的には問題無いと思いますが、少し安っぽい感じです。
拡張幅は測定すると約3.5cm。
残念ながら実測値は3.5cmと小さめだった。
容量拡張機能は3cmのものが多いので、少しだけ大きいレベル。
拡張率としては良いとは言えない。
なお、容量拡張状態では機内持ち込みは完全に不可です。
挑戦はせず、機内預け入れにしよう。
9、内装をレビュー
両面仕切り仕様。
右側が深いのに、Xバンドは浅い左側にあるのが珍しい。
地味に珍しい内装仕様です。
普通は深い側にXバンドがあり、ギュッと圧縮するもの。
これは浅い左側にあるので効果が低い。
容量拡張は右側で、仕切りの中が広がるので使いやすい。
一番の難点は生地が薄すぎること。
これ以上は無いレベルのペラペラです。
写真で説明していきます。
薄くピンクがかったグレーな生地。
明るいところだと赤みが増します。
見た感じに高級感は無い。
右側はメッシュ仕切り。
エースはこれが大好きで、最近は特に多い。
軽量化でよく採用される仕様です。
仕切りは緩く簡単に膨れます。
荷物を押さえる力はあまり無い。
どれだけ詰めてもファスナーは閉まる感じです。
ファスナーの引手は丸っこいデザイン。
仕切りの中は何も無い。
生地はペラペラです。
スーツケースで最高クラスに薄い。
糸の飛び出しが多い。
ここ以外にも何か所かありました。
エースの中でもかなり安く仕上げているなと思う。
右側は容量拡張機能があるので、その部分の生地がたるんでいます。
容量拡張するとこのように広がる。
この広がった分荷物が入るようになります。
左側はバックル固定式の仕切り。
メッシュポケットが2つ。
ファスナーは同じ仕様。
ポケットは二つですが、ファスナーは共通。
安い仕様です。
仕切りの中はXバンド。
普通なバックル。
バンドはおそらくポリエステル製で、ツヤツヤして質感が良い、
左側も中は何もありません。
ここも糸の飛び出しがあった。
合わせ面のカバー上部です。
生地の縫製はいまいちですが、本体結合の縫製は綺麗です。
カバー左側はマジックテープ固定。
メンテナンスで外す箇所なので、基本的には外さない。
合わせ面のカバー下部です。
このあたりの縫製は綺麗。
--
内装のレビューは以上です。
かなり安っぽい内装仕様だった。
特に生地が薄すぎるのが悪い点。
強度的に問題無いとしても、印象がかなり悪い。
ポケットも小さめで収納性はいまいち。
広々としているのは良い点です。
10、内部をレビュー
メンテナンスファスナーを開けて内部を見ていきます。
上の黒いバーがトップハンドルの固定部です。
リブのある厚めの補強材で良い。
高級品はもうちょっと幅広なものが多いですが、1万円台なら十分。
キャリーハンドルの固定部です。
一般的な4点ねじ固定。補強材はリブ付きの丁寧な作り。
厚みがあり本体形状にも合っていてバッチリです。
キャスターストッパーの機構部です。
HINOMOTOの共通。どのメーカーもこれを使ってます。
キャリーバーの固定部です。
リブもあり厚め。本体・バーの形状に合っていて良い。
エースはこのあたりとても丁寧。
キャスター固定部です。
補強材は無く本体に直接ねじ止めといまいち。
成型での補強はあるので問題無いとは思いますが、
もう少し高いエースのやつと比べると劣る形状です。
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内部のレビューは以上です。
キャスター部以外は丁寧な補強で問題無し。
1万円後半なら補強材が入っていたり立派な成型があるものですが、
それが無いのでここが安さのポイントかな…
11、実際に荷物を入れてみた
本体が大きいので大容量!
200匁のフェイスタオルをほぼ限界まで入れてみた結果、60枚入りました。
一般的な機内持ち込みサイズだと55枚程度なので、60枚は多い(ほぼ最高)。
奥行があり、かつ底鋲が無く横幅も大きいのが理由。
スタンダードタイプで60枚入るものは珍しいので、
ここはシエルモードキャリーケースの一番良い点。
これは最大級の大容量と言っていい。
12、実際に転がして使ってみた
キャスターが静かで快適!
気になるのはキャリーハンドルのぐらつきくらいかな。
いつも通りの「HINOMOTO Lisof SILENT RUN」の静音性です。
時々うるさいやつがあるのですが、シエルモードキャリーケースは大丈夫。
ちゃんと静かなHINOMOTOです。
キャリーハンドルは斜めに傾いていますが、使う分には全く気にならない。
ぐらつきがやや大きいので気になる。ここが一番惜しい点です。
高さ調節の誤作動は全くせず問題無し。
トップハンドルは最高に良い。グリップ感が良くしっかり持てます。
ややクッションもあるのが良いですね。
持っていて気持ちが良い。
その他変な音や違和感も無い。
ストレス無く使えるスーツケースです。
重量は3.23kgと普通。
商品ページ記載は3.3kg、実測値3.23kgとほぼ同じ。
機内持ち込みサイズのスタンダードタイプとしてはやや重たい数値ですが、
容量拡張機能があるとこのくらい重たくなります。これは仕方ない。
そのため軽さを求める人は向いていないスーツケースです。
13、エースフライト シエルモードキャリーケースの検証・レビューまとめ
1万円台ながらHINOMOTO Lisof SILENT RUN&ワンタッチストッパー搭載で優秀。
最大級の大容量なのも良い点。安っぽい内装や雑な縫製などが悪い点。
実測値は3辺の和が115.5cmで機内持ち込み不可サイズだったので要注意。
| 項目 | 評価 | コメント |
| 容量 | ◎ | 最大クラスの大容量 |
| 重量 | 〇 | 実測値3.23kgと普通 |
| 包装 | × | そのまま持ち帰り |
| キャリーハンドル | 〇 | ぐらつき普通。7段階調節・歪みあり |
| トップハンドル | ◎ | 裏面クッションで持ちやすい |
| ファスナー | 〇 | 軽くてスムーズ |
| TSAロック | 〇 | ダイヤル式。007型 |
| キャスター | ◎ | HINOMOTO Lisof SILENT RUN |
| 内装 | △ | 薄い生地。ポケットが小さめ |
| 仕上げ | △ | 本体の歪み。雑な縫製 |
良い点(Good)
- ✔機内持ち込みサイズ最大級の容量
- ✔HINOMOTO Lisof SILENT RUNで静音性抜群
- ✔ワンタッチ式のキャスターロック
- ✔7段階長節のキャリーハンドル
- ✔クッション付きの持ち心地良いトップハンドル
- ✔約4cmの容量拡張機能を搭載
悪い点(Bad)
- ✕3辺の和が実測値115.5cmで機内持ち込み不可サイズだった
- ※個体差はあると思います。
- ✕キャリーハンドルのぐらつきがやや気になる
- ✕内装の生地がとても薄い
- ✕内装のポケットが小さめ
- ✕糸の飛び出しが多い
コスパは良く買ってもいいスーツケース。
しかし機内持ち込み不可サイズなのは強くおすすめできない。
1万円台でHINOMOTO Lisof SILENT RUN&ワンタッチストッパー搭載は優秀。
ドン・キホーテで買うのであれば最有力候補であるのは間違いない。
今すぐ安くてHINOMOTOが欲しい!というならこれです。
価格的には激安では無い。
シフレの「ハピタスプラス」や、トリオの「カーゴ」でも同等の価格であります。
通販ならセールやポイント還元・クーポンで大幅に安くなる。
急ぎでないならこれを買う意味はあまり無いかなと思います。
3辺の和も実測値で115.5cmと機内持ち込み不可という不安材料。
荷物空の状態でこれなので、荷物を入れるともっと大きくなるはず。
基本的にサイズオーバーは強くおすすめしません。
個人的な好みで言うと、内装があまり好きじゃない。
愛着を持てない感じの内装です。
内装はカーゴの方がはるかに良いです。
そんなところで、ドン・キホーテなら間違いなく買い。
急がないなら通販でコスパ良いやつを選びたい。
そんな結論です。
<同等のスーツケースはこちら>
<ドンキ関連>

















































































1万円台ながらHINOMOTO Lisof SILENT RUN&ワンタッチストッパー搭載で優秀。
最大級の大容量なのも良い点。安っぽい内装や雑な縫製などが悪い点。
実測値は3辺の和が115.5cmで機内持ち込み不可サイズだったので要注意。