エース トレリスZ レビュー!評判のスーツケースをプロが検証
著者: パルどう@スーツケース100台以上所有
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- ✔企業からの商品提供・広告案件は一切なし
- ✔全て自腹購入。100台以上の検証レビュー
- ✔マイナーブランドも網羅した視野の広い情報
「エース Trellis-Z(トレリスZ)」をレビュー!
ace.TOKYO LABELの2026年2月モデル。
大容量な本体形状が特徴の片面開きタイプです。
これは確実におすすめできそうなので買ってみた。
購入したカラーは「アッシュホワイト」、サイズは機内持ち込み(09071)。
プロとして完璧にレビューしたい。
結論
主な良い点(Good)
- ✅機内持ち込み最大の大容量
- ✅HINOMOTO Lisof SILENT RUNで静音性抜群(-6.4dB)
- ✅ワンタッチ式のキャスターロック
主な悪い点(Bad)
- 🔺キャリーハンドルの高さ調節ボタンが押しにくい
- ・スーツケース100台以上自腹購入&所有
- ・大手メーカーでのモノづくり経験も強み
- ・1万枚の写真で忖度なしのレビュー
1、外装箱レビュー
エースブランド共通のダンボールデザイン。
公式ショップで買うとテープが「ACE Online Store」になる。
若干変形はありますが、とても綺麗で問題無し。
2、包装レビュー
ダンボールは上下が全面蓋仕様でカッター傷の心配無し。
3重に合わさるので固定の代わりにもなっています。
本体は汎用的な不織布のカバー。保管用です。
不織布のカバーを外した状態。
トップハンドル部にタグが1枚あるのみ。
保護材やラベルは無し。
タグの表面。
エースと一目でわかる。
タグの裏面。
スペック表。中国製。
3、外観レビュー
背が低い横長形状、そしてほぼ真四角。
アッシュホワイトが独特な雰囲気です。
トレリスZは大容量を目指した本体形状になっています。
角のRは控え目で、最大限本体サイズを大きくしている。
プロテカのマックスパスに近いデザインです。
ファスナーの歪みはほぼ無く綺麗。
エースはファスナーの仕上げはとても上手い。
高級感は無いデザインですが、3万円らしい丁寧な仕上げです。
本体カラーは「アッシュホワイト(灰白)」で、綺麗な白色では無いので注意。
不織布のカバーが白色です。
それと比べるとややグレーなのがわかる。
そのため、真っ白が好きな人にはおすすめできない。
寸法測定結果
| 高さ (cm) |
横 (cm) |
奥行 (cm) |
3辺 の和 |
|
|---|---|---|---|---|
| 公称値 | 52 | 38 | 25 | 115.0 |
| 実測値 | 51.6 | 38.0 | 25.2 | 114.8 |
3辺の和114.8cmで機内持ち込みOK。
奥行が実測値25.2mmと0.2mm超えていますが、
3辺の和が115cm以内なので問題無しと判断します。
どれだけファスナーを縮ませても25.0mmにはならなかった。
この前のHaNTココントといい、最近のエースは奥行の管理が甘いのかもしれない。
4、ファスナー&TSAロックの操作感
TSAロックはダイヤル式。一つ前の「007」型。
TSAロックはごく普通なダイヤル仕様。
「TSA007」と書かれている部分を動かすと解除できます。
ロックもファスナーの引手を差し込むだけ。
ダイヤル操作・使用感は問題無し。ごく普通です。
ファスナーの動きはとてもスムーズで良かった。
片面開きにしては開けやすい。
5、キャリーハンドルの操作感
↑最大に伸ばした状態
↑最小の状態
キャリーハンドルは4段階調節。
ぐらつき(遊び)はかなり小さめで良い。
調節ボタンが押しにくいのが難点。
キャリーハンドルは4段階調節。一般的には3段階調節なので良い。
エースの中級品以上はだいたい4段階調節仕様になっています。
ぐらつき(遊び)はかなり小さめで良い。ほぼ気にならない。
操作はいつも通り上にあるボタンを押しての上げ下げですが、
ボタンを深く押さないと作動できないため、操作性はいまいち。
いつも通りの感覚で押すと指が角に当たって痛い。
こうして押すと指が痛い。
もっと立てて指先で押すようにしてください。
写真がわかりにくいですが、かなり奥まで下げないと作動しない。
指を寝かせて押すとどうしても角に当たるので痛いです。
指の先端で押すと痛くないので、真上から押すように意識。
慣れたら問題無いと思います。
持ち手も丸っこくて、かつ手にフィットする形状で持ちやすい。
調節ボタンは難がありますが、それ以外の使用感はとても良いです。
6、トップハンドルの持ち心地
トップハンドルは大きく膨れて持ちやすい。
クッションは無いシンプルな樹脂ハンドル。
さらさらした触り心地で柔らかく、ほどよいクッション感がある。
やや細目ですが厚めなので持ち心地は良い。
本体との隙間はあまり無いので指の入れやすさは普通です。
自分の手にはフィット感が良く、手は全く痛くならない。
これは良いトップハンドル。
サイドハンドルも同じ仕様です。
7、キャスターの操作性・静音性
キャスターは「HINOMOTO Lisof SILENT RUN」搭載で静音性抜群。
口径は約50mmと普通。
日本が誇るキャスターメーカー「日乃本錠前(HINOMOTO)」の超静音キャスターです。
これは本当に静かで操作性も耐久性も抜群。
口径は実測値で50.2mmと普通。M・Lサイズも外観から同じだと思います。
エースの中級品以上にはほぼ採用しています。
2万円~5万円はだいたいこのキャスターで、ほぼ共通仕様。
<エース トレリスZ キャスター静音性確認動画>
トレリスZと一般的な安物キャスターとの静音性比較結果、
トレリスZの方がアスファルト4輪走行では6.4dB小さかった。
これは体感だと約1.5倍の聞こえる大きさの差となります。
いつもの「HINOMOTO Lisof SILENT RUN」の静音性で問題無し。
騒音計での測定結果
| 走行 | 平均 LAeq (dB) |
1回目 | 2回目 | 3回目 | 最大値平均 LAmax (dB) |
|---|---|---|---|---|---|
| コンクリート(4輪) | 60.6 | 60.6 | 61.0 | 60.3 | 64.7 |
| コンクリート(2輪) | 55.5 | 56.0 | 55.5 | 55.1 | 59.7 |
| アスファルト(4輪) | 69.5 | 69.3 | 69.5 | 69.6 | 72.4 |
| アスファルト(2輪) | 64.7 | 64.7 | 64.6 | 64.9 | 67.8 |
| 走行 | トレリスZ (HINOMOTO Lisof SILENT RUN) |
ALI-1900 (うるさい安物) |
差 |
|---|---|---|---|
| コンクリート(4輪) | 60.6 | 67.6 | -7.0 dB |
| コンクリート(2輪) | 55.5 | 60.0 | -4.4 dB |
| アスファルト(4輪) | 69.5 | 75.9 | -6.4 dB |
| アスファルト(2輪) | 64.7 | 68.7 | -4.0 dB |
検定付きの騒音計「リオン NL-28K」を用い、
同一路面にて各3回の走行テストを実施した実測値比較です。
動画撮影はスマホ、録音は下記の機材を仕様。
| 機材カテゴリ | 製品名称 | 信頼性の根拠(スペック) | 価格 |
|---|---|---|---|
| レコーダー | ZOOM F3 | 32bit float。音割れ無しの最高音質録音 | 3万円 |
| 録音マイク | DPA 4060-OP-C-B90 | 放送局仕様。全周波数をフラットに集音 | 7万円 |
| 騒音計 | リオン NL-28K 検定付き | 国家検定合格品。0.1dB単位の精密測定 | 17万円 |
| 音響校正器 | リオン NC-75 | 基準音発生器。使用前に校正実施 | 12万円 |
総額約40万円の産業・放送用機材を用い、
主観を排した客観的データを算出しています。
8、キャスターストッパー
↑解除状態
↑ロック状態
ワンタッチ式のキャスターストッパーを搭載。
背面上部にキャスターストッパー操作レバーがあります。
レバーを上にするとロック。解除はボタンを押すだけ。
レバー動作は軽くてストレスが無い。そして使いやすい。
スーツケースにおける最高のキャスターストッパーと言える。
このストッパーもHINOMOTO製で、「HINOMOTO Lisof SILENT RUN」とセットになっています。
実績は十分あり信頼性抜群。自分も壊れたことが無い。
9、容量拡張機能
約4cmの容量拡張機能を搭載。
側面中央に容量拡張用のファスナーがあります。
これを広げると容量拡張ができる。
グルっと一周開けた状態。
この開いた幅の分、容量が増える仕組みです。
拡張部の生地も本体の色と合わせているので見た目が良い。
電車の連結のようになるので、ぐらぐらするのが容量拡張の悪い点です。
拡張した際はできるだけ荷物を満杯に入れてください。
拡張部の生地は厚くて丈夫。
拡張幅は実測値約4cmで問題無し。
容量拡張は3cmのものが多いので、4cmはやや大きめ。
お土産の箱なども十分に入る拡張幅です。
拡張ファスナーの開け閉めもスムーズで問題無し。
エースは本当、ファスナーが綺麗で素晴らしい。
10、内装をレビュー
一般的なフロントポケットとしても使える
縦に開く片面開き仕様。
片面開きタイプは横開きと縦開きがあるのですが、
トレリスZは立てた状態でも使いやすい縦開き仕様。
ノートPCとかも出し入れしやすいのが良い点。
横長形状で深いので、ほぼ限界となる大容量。
容量重視ならトレリスZは超おすすめです。
写真で説明していきます。
開けてすぐに「広い!」と実感するフロント部。
移動中はこうして荷物を出し入れできます。
初期状態のフロントの開き具合。
バンドで開き具合を調節できます。
移動中はここまで開くと邪魔なので、もっと狭くしてもいい。
仕切りはメッシュポケットが一つ。
緩めなので入れやすい。
仕切りも柔らかいので大きなものも入るのは入る。
13インチのノートPCを入れた図です。
余裕で入りますが、ノートPC向けのポケットではないので壊れる恐れはある。
自己責任で使用を(公式には小物ポケットとしか記載無し)。
15インチノートPCサイズの木板を入れた図です。
ちょうど良い感じに入る。
16インチもギリギリ入った。
ちゃんと閉まります。
<木板のサイズ詳細>
| 高さ (cm) |
横 (cm) |
奥行 (cm) |
|
| 木材(15インチ用) | 1.8 | 34 | 24 |
| 木材(16インチ用) | 1.8 | 36 | 25 |
雑誌とA4クリアファイルを入れた図です。
このくらいのものを入れるのが無難ではある。
仕切りは逆コの字に開きます。
立てた状態ならこんな感じで上側だけを開けて使うと良い。
片面開きなのでこのように倒して開けるのが基本。
椅子の上など狭いところでも開けられるので便利です。
フロントパネルの開き具合はこのバンドで調節できます。
実際に荷物を入れる場合はバックルを外して全開したほうが使いやすいです。
フロントパネル部にはポケットが3つ。
ファスナーの引手は汎用的なデザイン。
上のメッシュポケットはマチがあるので厚めのものも入れやすい。
下は普通のポケット。ケーブルや筆記用具などはこちらへ。
カバー付きの11インチiPadProは入らなかった。
そんなサイズ感。
iPad程度なら仕切りのポケットに入れても何も問題無いだろう。
仕切りを開けた状態。
このように横に開くのがエースの最近のこだわり。
自分も使いやすいと感じるので良いと思います。
中はXバンドがある。
普通なバックル。
バンドは質感がとても良い。
Xバンドを外した状態。
中は何も無い。
生地は厚めで質感もとても良い。
さすが3万円だけにこのあたりは高級感がある。
MADE IN CHINAのタグ。
中国製ではありますが、エースの自社工場製だと思うので信頼性は高い。
こちらは品番とメーカー名のタグ。
650mmのペットボトルも立てて入れられる。
これが入らないやつもあるのでトレリスZは深いです。
仕切りもちゃんと閉まる。
膨れる仕切りなので荷物を限界まで入れることができます。
底面はキャリーバーとストッパー機構部があるので凸凹です。
荷物を入れる場合はパネルのバックルを外して全開したほうがいい。
こうしないとXバンドを外に出せません。
(バンドが中に落ちて荷物を入れる邪魔になる)
左側のXバンドは落ちやすいので、
このようにパネルのバックルに固定すると絶対に落ちない。
このやり方がおすすめです。
全体はこんな感じ。
見た目も良くて気に入りました。
--
内装のレビューは以上です。
とても使いやすい片面開きタイプだった。
横開きの方が荷物は入れやすいですが、
縦開きは立てた状態でも使いやすいのが良い点。
汎用性が高く優秀なスーツケースです。
11、内部をレビュー
メンテナンスファスナーを開けて内部を見ていきます。
底面はこんな感じなので凸凹です。
上の黒い部材がトップハンドル固定部です。
トップハンドルの補強材は幅広でリブもあって良い。
全体に応力が加わり、上面のたわみが小さくなる。
専用部材ではなく汎用的な補強材です。
キャリーハンドル固定部です。
コンパクトな補強材ですが、本体形状にピッタリ合っていて補強は十分。
リブがしっかりしていて厚みがとても良い。
さすがエースと言いたくなる丁寧な部材。
キャスターストッパーの機構部です。
HINOMOTOワンタッチストッパーの共通部材。
キャリーバーの固定部です。
厚くリブもある固定材で良い。
本体・キャリーバーとの形状もピッタリ。
これもとても丁寧な作りで素晴らしい。
キャスター固定部です。
補強材は無く本体に直接ビス止め。
その代わり本体成型での補強がしっかりしてある。
エースはキャスター部にはあまり補強材を使わない設計です。
問題はないだろう。
--
内部のレビューは以上です。
ちゃんと考えて強度を上げた部材で優秀。
手の込んだ設計で、エースの開発力の高さがわかる。
とはいえ、3万円のスーツケースとしては普通。
メチャクチャ良いというわけではない。
12、実際に荷物を入れてみた感想
フロントパネルを立てた状態で入れてみましたが、
やはりXバンドの左側が落ちて邪魔。
さすがにこれではストレスで無理。
このようにパネルを全開させると入れやすい。
バックル2個外すだけなので、基本的にはこうしよう。
容量はメッチャ多い。
機内持ち込みとしては最大容量です。
200匁のフェイスタオルをほぼ限界まで入れてみた結果、余裕で60枚入りました。
まだ5枚以上は入るので、65枚~70枚クラス(60枚しか持ってない)。
大容量な機内持ち込みサイズだと60枚入るので、これは最大級の容量です。
とにかく本体サイズが大きい。
エース得意のマックスパス形状は優秀です。
60枚だと仕切りを閉めても余裕がある。
フロントポケットにも普通に入れられます。
片面開きとしては間違いなく最強。
13、トレリスZを実際に転がして使ってみた感想
キャスターが静かで快適。
キャリーハンドルの高さ調節は慣れない。
このクラスのエースはさすがに問題無い。
キャリーハンドルのぐらつきはかなり小さく走行性抜群。
ハンドルも手にフィット形状で持ち心地が良い。
高さ調節のボタンは押しにくいですが、慣れたら大丈夫だろう。
今までの感覚で使うと本当に指が痛い。立てて押さないと…。
どう握っても誤作動はしないのは良い点です。
キャスターは「HINOMOTO Lisof SILENT RUN」なので静音性も良く、
キャスターロックもHINOMOTOのワンタッチタイプなので最高に使いやすい。
わずかにTSAロック状態で引手の干渉音がしますが、ほぼ気にならず問題無し。
トップハンドルを持っての上げ下げも快適。
荷物満杯状態でも手は痛くなかった。
細目で角もしっかり落としてあるのが良い。
重量は普通。
公称値3.3kg、実測値は3.33kgと同じ。
機内持ち込みサイズは3.1kg程度が標準的なので、
3.3kgは少しだけ重ためな数値です。
フロントポケット付きの片面開き、ストッパーもあって3.3kgは優秀。
この仕様だと軽い方です。
14、エース トレリスの検証・レビューまとめ
HINOMOTO Lisof SILENT RUN&ワンタッチストッパー搭載で優秀。
本体サイズが大きく機内持ち込み最大容量。容量重視なら超おすすめ。
縦開き片面開きタイプですが、荷物は入れやすく使用感もとても良い。
| 項目 | 評価 | コメント |
| 容量 | ◎ | フェイスタオル65枚以上 |
| 重量 | 〇 | 実測値3.33kgと普通 |
| 包装 | 〇 | 汎用的な不織布カバー |
| キャリーハンドル | ◎ | ぐらつきが小さく高品質 |
| トップハンドル | 〇 | 大きく膨らみ持ちやすい |
| ファスナー | ◎ | とても軽くてスムーズ |
| TSAロック | 〇 | 007型。問題無し |
| キャスター | ◎ | HINOMOTO Lisof SILENT RUN |
| 内装 | ◎ | 質感がとても良い |
| 仕上げ | ◎ | 縫製等はとても良い |
良い点(Good)
- ✔機内持ち込み最大の大容量
- ✔HINOMOTO Lisof SILENT RUNで静音性抜群(-6.4dB)
- ✔HINOMOTOのワンタッチキャスターロック
- ✔ぐらつきが小さいキャリーハンドル
- ✔持ち心地の良いトップハンドル
- ✔ファスナーの動きがとても良い
- ✔約4cmの容量拡張機能を搭載
- ✔立てた状態でも使いやすいフロント
- ✔高品質な内装
悪い点(Bad)
- ✕キャリーハンドルの高さ調節ボタンが押しにくい
トレリスZはエースの技術が詰まった大容量モデル。
最大容量の片面開きタイプが欲しいなら買い!
とにかく大容量。メッチャ入る。
エースのお家芸のようなスーツケースです。
容量重視で機内持ち込みサイズを選ぶならトレリスZです。
キャリーハンドルの高さ調節だけ難点ですが、
その他は悪い点は無い超優秀なスーツケース。
値段は3万円台と高いですが、その価値はあると判断できます。
フロントポケットにクッションポケットは無いので、
PCはちょっと不安になるのは要検討。
メッシュポケットは簡単には壊れないと思いますが、
PC収納性を重視するなら他社品にしよう。
コスパは悪いですが買って損はないスーツケースです。
さすがにこれは★5評価。

































































































HINOMOTO Lisof SILENT RUN&ワンタッチストッパー搭載で優秀。
本体サイズが大きく機内持ち込み最大容量。容量重視なら超おすすめ。
縦開き片面開きタイプですが、荷物は入れやすく使用感もとても良い。