ダイソーのシリコーンキャスターカバーをレビュー!
 
「ダイソー シリコーンキャスターカバー」をレビュー!
長らくセリアにしか無かったですが、
2025年夏についにダイソーにもキャスターカバーが登場。
9月には「蓄光」タイプも登場しました。
セリアとの違いなど交えてレビューします。
※当初はノーマルタイプのみの記事でしたが、
3つの蓄光タイプを後から追加
1、パッケージ(店内販売状態)
ノーマルタイプ
トラベルコーナーにあります。
ノーマルタイプはレアなのか、1店舗でしか確認できず。
ノーマルタイプのカラーは「ブラック」と「グレー」。
色合いもセリアと全く同じ。見た目もほぼ同じ。
価格も同じ税込110円です。
セリアは2025年夏にカラーが追加されましたが、
ダイソーはブラックとグレーしかありません。
これもあり、買いに行くならセリアのほうがいい。
8個入り。
パッケージ裏面。
適応サイズについての詳細があります。
ほとんどのスーツケースに対応する一般的なサイズです。
軽量仕様のスリムキャスターは横幅0.9cmなものがあるので注意。
購入前に必ずキャスターの寸法を測定してください。
(超軽量スーツケースは要注意)
蓄光タイプ
2025年9月下旬からよく見るようになりました。
おそらくこの3種類が全て。
店舗によっては2種類しか置いてなかったりもします。
「ラインデザイン」は2サイズ。
「グレー」と「ピンク」の2カラー。
商品名は「スーツケースキャスターカバー(蓄光タイプ)」。
「タイヤデザイン」は1サイズ。
カラーは「半透明」のみ。
これは別物で商品名は「蓄光シリコーンキャスターカバー」。
ラインデザインの小サイズのパッケージ。
直径3.9cm~4.9cmのキャスターに適用。
50mm以下の小さいキャスター用というレア物。
適用するスーツケースは少ないので注意。
裏面。
読まなくてもいい内容。
こちらは大サイズ(一般的なサイズです)。
直径4.9cm~6.0cmのキャスターに適用。
検証結果、問題なく50mm~60mmのキャスターに装着可能でした。
ただ、60mmはちょっときつかったので、60mmならタイヤデザインがおすすめ。
裏面。
これはタイヤデザイン。
ラインデザインとは別種類で、形状や蓄光具合も違う。
直径5.0cm~5.5cmのキャスター適応と記載ありますが、
サイズ的に、そして検証結果から「5.5cm~6.0cm」の間違いではと思います。
50mmキャスターに装着するとブカブカでした。
裏面により詳細な適応サイズの記載がある。
上にも書きましたが、60mmにも装着可能でした。
2、外観レビュー(ノーマルデザイン)
ごく普通なデザイン。
いわゆる「ラインデザイン」。
バリの処理は個体差が大きい。
側面のカバーはとても短い。
これが100均のキャスターカバーの最大に悪い点です。
かなり外れやすい。
厚みも薄め。
最低限な仕様です。
形は綺麗で成型に問題は無い。
セリアとの比較
右がセリアです。
一度使っているので汚れています。
ぱっと見はほぼ同じ。
カバーの長さは同じ。
トレッドパターンもほぼ同じ。
区分けはつかないほどに見た目は同じ。
寸法・重量測定結果
※単位はmm、重量はg
※N=1のノギス測定なので参考程度にお願いします。
| 厚み | 直径 | カバー | 横幅 | 重量 | |
| セリア | 1.1~1.4 | 52 | 5.0 | 10.4 | 5.1 | 
| ダイソー | 1.1~1.4 | 52 | 5.0 | 10.45 | 5.7 | 
ダイソーのほうが横幅がやや大きい。
手持ちのダイソーとセリアを測定するとこのような結果に。
ただ、金型の違いなど個体差かもしれません。
何個か測定しましたが、やはりダイソーは横幅が大きい。
それに伴い重量も重たい。
横幅だけなので、性能的には変わらない。
装着性もほぼ同じです。
結論的に、ダイソーとセリアはほぼ同じものと考えていい。
薄く外れやすい最低なものです。
道端にほんとよく落ちているので、他をおすすめします。
3、外観レビュー(蓄光タイプ)
左から、タイヤデザイン、ノーマルタイプ、ラインデザイン(大)、(小)。
「ラインデザイン(大)」と「ノーマルタイプ」はほぼ同じ大きさ。
側面のカバーがラインデザインの方が大きくて良いです。
「ラインデザイン(小)」はカバーが小さくいまいち。
「タイヤデザイン」もカバーが大きめで良い。
ただ、高い通販品と比べると小さい。
口径は「タイヤデザイン」がとても大きい。
これで50mmキャスター対応は無いだろと思えるほど。
暗闇での蓄光具合です。
左からタイヤデザイン、ラインデザイン(グレー)、(ピンク)。
蓄光性能はタイヤデザインがとても良い。
ラインデザインはピンクカラーが少し良く、グレーはかなり悪い。
蓄光目的であればタイヤデザインがおすすめです。
他社品との比較一覧表
※単位はmm、重量はg
※N=1のノギス測定なので参考程度にお願いします。
| 評価 | 品名・ショップ名 | 厚み | 直径 | カバー | 横幅 | 重量 | 
| ◎ | New Trip | 2.0~2.2 | 50.5 | 6.5 | 10.5 | 7.1 | 
| ◎ | MONOMI | 2.0~2.2 | 50.5 | 6.5 | 10.5 | 7.1 | 
| 〇 | 桜デザイン | 1.7~1.9 | 53 | 9.5 | 10.4 | 7.2 | 
| 〇 | MAXヒカリ(タイヤデザイン) | 1.8~2.0 | 53 | 6.5 | 10.4 | 6.6 | 
| 〇 | MAXヒカリ(ラインデザイン) | 1.5~1.9 | 53 | 7.0 | 10.4 | 5.9 | 
| 〇 | おしゃれバッグ | 1.5~1.9 | 53 | 5.5・9.5 | 10.5 | 7.9 | 
| 〇 | IUGGAN | 1.5~1.9 | 54.5 | 9.5 | 10.4 | 8.3 | 
| △ | レモンマート | 1.3~1.5 | 54 | 5.5 | 10.45 | 6.0 | 
| △ | 夏みかんショップ | 1.3~1.5 | 48 | 5.0 | 10.45 | 3.8 | 
| × | スリーコインズ | 1.2~1.5 | 49.5 | 4.8 | 10.45 | 4.9 | 
| × | セリア | 1.1~1.4 | 52 | 5.0 | 10.4 | 5.1 | 
| × | ダイソー(ノーマル) | 1.1~1.4 | 52 | 5.0 | 10.45 | 5.7 | 
| × | ダイソー(蓄光ラインデザイン小) | 1.1 | 43 | 5.0 | 10.4 | 3.9 | 
| △ | ダイソー(蓄光ラインデザイン大) | 1.1 | 51 | 6.5 | 10.4 | 5.3 | 
| △ | ダイソー(蓄光タイヤデザイン) | 1.5~2.0 | 55 | 6.0 | 10.45 | 7.5 | 
100均のものは薄いのが難点。
ダイソーのタイヤデザインの蓄光タイプは220円にしては優秀。
「蓄光ラインデザイン(小)」は薄くカバーも小さい最低なもの。
ただ、直径43mmと小さいので、極小キャスターにも対応できるのが良い。
通販でもこのサイズはほぼ見ないので、これはこれで使える場面がある。
「蓄光ラインデザイン(大)」はカバーがやや大きめなのが良い点。
そのためノーマルタイプよりもここは良い。
厚みがどこを測定しても1.1mmで、ノーマルよりわずかに薄めに感じた。
「蓄光タイヤデザイン」は厚みがあるのが良い点。
ベースは1.1mmなのですが、接地面中央の凸部は1.5mmあり、
かつタイヤの端部分の凸は2mmもある。
220円にしてはなかなか良いです。
直径は55mmと巨大なので、55mm~60mmのキャスター用と考えていい。
もっとも多い50mm対応じゃないのがもったいない。
(商品としては50mm対応と記載ありますが、検証結果から厳しいと判断)。
<他社品の詳細はこちらを見て下さい>
おすすめのキャスターカバーと選び方の話(スーツケース用)
4、スーツケースに装着してみた(ノーマルタイプ)
「口径47.5mm、横幅0.9cm」のキャスター。
最近よくある「軽量キャスター」に装着した図です。
適用外の小さいサイズなので、スカスカな状態。
さすがに使えなかった。
「HINOMOTO Lisof SILENT RUN 口径50mm」キャスター。
横幅が大きいので問題無く装着できた。
ただ、これがギリギリです。
「口径55mm」のキャスター。
55mmがちょうどよく装着できる。
やや伸びた状態での装着になるので固定力が良い。
「口径60mm」のキャスター。
かなりきつく必死な装着作業になった。
仕様の通り60mmが限界です。
かなり伸びるので耐久性・静音性等は落ちるだろう。
60mmキャスターなら60mm用を買うことをおすすめします。
側面のカバーが短いので、回転動作で外れやすい。
ダイソー・セリアの最大の悪い点です。
装着外観はこんな感じ。
色がブラックとグレーしか無いのも悪い点。
全体はこんな感じ。
グレーでも可愛らしい雰囲気にはなる。
5、スーツケースに装着してみた(蓄光タイプ)
小サイズ
「口径47.5mm」のキャスター。
最近よくある超軽量スーツケースに搭載される軽量キャスターです。
横幅が0.9cmと小さいですが、問題無く装着できました。
このキャスターに装着できるものは少ないので素晴らしい。
50mmのキャスターにも装着可能でしたが、50mmなら大サイズにしよう。
薄いピンク色ですが、透けて黒っぽくなる。
なんか汚い色のピンクになってしまいます。
厚みが薄くやや透明感があるのが原因。
正直、これはおすすめできない。
大サイズ
「口径50mm」のキャスター。
問題無く装着できました。
「口径55mm」のキャスター。
しっかり張るので55mmがちょうどいい。
「口径60mm」のキャスター。
装着に大苦戦しました。パツパツで厳しい。
個人的には止めておいたほうがいいと思う。
グレーのほうが見た目は好き。
タイヤデザイン
「口径50mm」のキャスター。
ぶかぶかで固定できていない。
こんな感じで凹むくらいにぶかぶか。
「口径55mm」のキャスター。
余裕ある装着だった。
「口径60mm」のキャスター。
ちょうどいい感じです。装着も簡単。
半透明ですが十分白っぽく見える。
悪くない。
6、静音性を確認
結論として、静音性は向上します。
※蓄光タイプはまだ動画撮影しておらず。
静音性はほぼ同じだと思います。
<ダイソー シリコーンキャスターカバー静音性確認動画>
ダイソーのキャスターカバーでも静音になる。
厚みが薄いですが、ちゃんと静音性は向上。
高い音が小さくなるので体感的にだいぶ静かに感じる。
ただ、動画の通りちょっと静かになる程度です。
高級な静音キャスターには敵わない。
無いよりはマシと考えてください。
とはいえ110円としては十分ではある。
7、まとめ:ダイソー シリコーンキャスターカバーは買いか?
ノーマルタイプの結論
買いとは言えない。やはりもうちょっとお金を出したい。
ノーマルタイプはほぼセリアと同じものなので、セリアの評価と同じです。
静音性は良くなりますが、通販品の厚いものと比べるとやや劣る。
そして外れると最悪なので、もっと良いものを買いたい。
サイズも50mm~60mm適応と幅広いのも悪い点。
直径52mmなので、50mm~55mm対応と考えたほうがいい。
60mmは装着にかなり無理があった。
8個で110円と破格なのは最高に良い点。
ちゃんと静音にはなるので、とりあえず使ってみる分には最適です。
蓄光タイプの結論
ラインデザインは買いとは言えない。
タイヤデザインがコスパ良く買いと言える。
ラインデザインは厚みが1.1mmと最低クラス。
その他も特に良い点は無く、蓄光性能も悪いのでおすすめできない。
ただ、大サイズはカバーが大きいのでノーマルタイプよりは良いと思う。
タイヤデザインは厚み1.5mmというのが良い。
カバーは6mmと小さめですが、220円なら悪くはない。
難点は口径が55mmと大きいこと。
50mmも装着できないことはないですが、55mm~60mmキャスターが適しています。
デザインも半透明しかなく、そして蓄光で光るので好みが分かれる。
魅力に思えた人にはおすすめできます。
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しょせんダイソーなので安物中の安物。
お金に余裕があれば通販で良いものを買おう。
 
 















































 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
