スタンダードプロダクツの圧縮バッグをレビュー!ダイソーとの比較も
Standard Productsの圧縮バッグをレビュー!
ダイソーの無印良品的なデザインのブランドです。
いわゆる「圧縮トラベルポーチ」があったので買ってみた。
結論として、ダイソーよりおすすめできます。
ただ、品質・性能的には大差無い。
スタンダードプロダクツは店舗が少ないので、ダイソーの方が買うのは楽。
1、購入した圧縮バッグ
<Sサイズ(20×30×7cm)>
<Mサイズ(25×34×15cm)>
Mサイズは「ソフトナイロン圧縮バッグ」となっています。
S・Lサイズは素材がポリエステルですが、こちらはナイロン。
仕様も片面がメッシュで、ファスナーの開く幅も違ったりする。
<Lサイズ(35×40×15.5cm)>
<サイズ比較>
自分が行った店舗ではこの3種類が売っていました。
他の種類があるかどうかはわからない。
SとLサイズはダイソーの圧縮バッグと同じサイズです。
Mサイズは奥行が大きく違いますが、縦横はほぼ同じ。
レビューはSサイズとMサイズを中心にやります。
2、Sサイズの外観レビュー
スタンダードプロダクツの圧縮バッグはとても質感が良い。
やや光沢あるポリエステル。ぱっと見は安物には見えません。
右下、糸が飛び出ていました。
みんなは買うときはしっかり確認しよう…
中央は圧縮用のファスナーです。
特別に頑丈ということはなく、普通な仕様。
仕様はダイソーとほぼ同じ。
両面収納仕様です。スライダーは各1個。
引手が薄くて強度が弱いのがダイソーの特徴。
外れに当たるとすぐ折れます。
収納面も普通な仕様。
特別に補強があるわけでもなく、ダイソーと同じ最低限な作り。
ファスナー始点部。
ファスナー裏面。
圧縮用ファスナー始点部裏面。
縫製は綺麗です。端の処理もきちんとやっている。
外観はかなり良い。
仕様は安っぽいですが、見た目は高級感あります。
3、Mサイズの外観レビュー
Mサイズ(ソフトナイロン圧縮バッグ)です。
片面はメッシュになっています。
裏面はナイロン。
薄いのでシワシワです。
中央は圧縮用のファスナーです。
S・Lサイズと違いファスナーはむき出しになっています。
性能的には変わらない。
収納面のファスナー。
収納面はこの範囲でしか開きません。
そのため入れるのがちょっと面倒くさい。
反対面も同じく。
ファスナーが少なくなるので軽くなるのが良い点ではある。
ファスナーの端はしっかり補強されている。
このソフトナイロン圧縮バッグは仕上げが悪い。
細かい糸の飛び出しが多量にあります。
収納面ファスナー終点側の生地がぼろぼろに。
このあたりの縫製はとても雑。
これはひどい。
S・Lサイズとはほぼ別物。
とにかく仕上げが悪い。
生地も薄いのですぐ壊れそうな印象を受ける。
見た目重視な圧縮バッグです。
4、Sサイズに荷物を入れて圧縮してみた
まずサイズ感ですが、2回畳んだフェイスタオルは入りません。
圧縮トラベルポーチのSサイズはだいたいこのサイズです。
3回畳んだサイズなら余裕な感じで入る。
今回はこれで圧縮していきます。
200匁のフェイスタオルが片面に7枚ずつ入りました。
このあたりは他社のSサイズの圧縮トラベルポーチと同じ。
フェイスタオルを合計14枚(ほぼ限界)入れた状態です。
これから中央のファスナーを閉めて圧縮します。
比較用に圧縮前状態撮影。
中央の縫製はやや雑。
見た目はなかなかに良い。
体重をかけてファスナーを閉めていきます。
手で押さえて閉めても良い(自由に)。
スムーズに圧縮できました。
生地が固めなので噛みこまずファスナーは閉めやすい。
こんなにスリムになりました。
圧縮性能は十分。どの圧縮ポーチもこんなものです。
縫製がちょっと雑なのでこちら面の見た目はいまいち
強く張っている状態ですが、しっかり縫えていて問題無い。
素材的にもそうそう破れないだろう。
並べるとよく圧縮できているのがわかる。
もう普通のトラベルポーチは使えない。
5、Mサイズに荷物を入れて圧縮してみた
2回畳んだフェイスタオルがちょうど入る大きさです。
今回はこれで詰めて圧縮していきます。
200匁のフェイスタオルが片面に12枚ずつ入りました。
奥行が15cmあるのでたくさん入る。
同じように体重をかけて圧縮していきます。
生地が柔らかいのでファスナーに噛みこみやすい。
圧縮ポーチで一番嫌な出来事です。
2回くらい噛みこみながら、ようやく圧縮完了。
メッシュは荷物が食い込むので見た目は悪い。
圧縮はしっかりできています。
フェイスタオルが24枚入っているとは思えない。
縫製のバランスが悪いが問題は無い。
タオルを均一に入れられていなかったので形は少し歪に。
メッシュは荷物が汚れてしまうので個人的には好きではない。
圧縮したSサイズと並べた図。
奥行は同じくらいになりました。
メッシュはやはり見た目と衛生面が良くない。
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Mサイズ(ソフトナイロン圧縮バッグ)は圧縮作業に難がある。
この手の柔らかいナイロンはどうしてもファスナーに噛みこみます。
かなりストレスなので自分はおすすめはできない。
6、スーツケースに入れてみた
Sサイズ(機内持ち込みサイズ)のスーツケースに、
Sサイズの圧縮バッグを入れた図です。
サイズはほぼぴったりで、並べて2個入ります。
Mサイズはこの向きだと入りません。
縦向きなら入りますが、大きさが中途半端。
機内持ち込みサイズのスーツケースには向きません。
これはLサイズの圧縮バッグです。
さすがに入らない。
他社品のLサイズならほぼ入るのですが、
ダイソーの圧縮バッグは横幅が広いので入りません。
Lサイズ(約90L)のスーツケースに入れた図です。
Lサイズは入りますが、並べては入らない。
かなり中途半端な大きさで、スーツケースには合わないサイズと言える。
(他社品のLサイズなら並べて入れられる)
Mサイズを2個並べるとちょうど良い(右側はスリーピーのMサイズ)。
Sサイズもちょうど入るので、これがベストと思います。
7、ダイソーの圧縮バッグとの比較
右側はダイソーに売っているSサイズ(330円)の圧縮バッグ。
値段も寸法も同じです。
生地は全然違い、ダイソーはカサカサしているポリエステル。
質感はスタンダードプロダクトの方が圧倒的に良い。
ダイソーは文房具のポーチみたいな質感です。
構造はほぼ同じで、違いは生地だけと思っていい。
薄く弱いファスナーの引手は共通。
作りはほぼ同じ。
どちらの強度が良いかはわからない。
これはLサイズの比較です(共に550円)。
寸法は同じです。
これはMサイズの比較。
スタンダードプロダクツは550円、ダイソーは440円です。
縦横の寸法はほぼ同じですが、奥行やファスナーの仕様等が全然違う。
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SとLサイズはほぼ生地の違いだけ。
値段も同じなので自分の好きな方を選べば良い。
強度や耐久性もさほど変わらないだろう。
Mサイズはコスパ的にはダイソーが良い。
メッシュが良ければスタンダードプロダクツを。
8、他社品との外観比較
左は「atRise(アットライズ)」のトラベル圧縮ポーチです。
質の良いナイロンでシワが少ない。
スタンダードプロダクツはポリエステルですが、シワは多く目立つ。
ここに価格の差がよく表れている。
atRiseは約1000円するだけに、全体的に仕様は良いです。
また、他社品のLサイズは横幅が小さく、スーツケースのサイズに合わせてあります。
ダイソーのLサイズはなぜか大きく使いにくい。
・atRise(アットライズ)の圧縮トラベルポーチをレビュー!ダイソーとの比較も
Mサイズの比較。
同じナイロンでも全然違う。
スタンダードプロダクツはやはり安物です。
9、撥水性能の確認
ポリエステル製であるSサイズとLサイズは撥水性能無し。
ソフトナイロン製のMサイズは撥水性能があります。
水をかけても水滴になって転がっていく。ほとんど染み込みません。
ただ、片面がメッシュなので防水性能的にはあまり意味は無い。
汚れ防止的な役割と考えたい。
なお、通販品はほぼ撥水性はあります。
10、重量の確認
重量はそこそこ軽くて良い。
スタンダードプロダクツは最低限な仕様で、生地も薄くて一重。
1000円ほどする他社品は二重になっているものが多い。
そのあたりで重量の差が出ています。
(通販品はSサイズで120g程度)
収納面においては軽い方が優秀なので悪くは無い。
ちなみに、ダイソーのSサイズは93gとさらに軽い。
11、スタンダードプロダクツの圧縮バッグのレビューまとめ
生地の質感が良く、ダイソーよりおすすめできる。
ダイソーの生地はカサカサで好きになれない。
スタンダードプロダクツは一般的なポリエステルで心地良い。
自分が使うなら間違いなくこちらです。
ただ、Mサイズのソフトナイロンはおすすめできない。
収納も圧縮もしにくい。仕上げも最悪に近いのに値段は高い。
Mサイズならダイソーが良いだろう。
スタンダードプロダクツはおすすめはできますが、やはり安物。
通販で売っている1000円程度の圧縮ポーチと比べると劣ります。
長く使うなら通販品の方が安心。ダイソー系はファスナーが心配。
コスパは良いですが、それなりの圧縮バッグです。
良いものが欲しい人は止めておこう。
通販品ならatRiseがおすすめです。
こちらのレビューも是非見てみてください。
・atRise(アットライズ)の圧縮トラベルポーチをレビュー!ダイソーとの比較も
ダイソーレビューはこちら。