エースのスーツケースの話(ブランドの違いと良い点・悪い点)
著者: パルどう@スーツケース100台以上所有
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- ✔企業からの商品提供・広告案件は一切なし
- ✔全て自腹購入。100台以上の検証レビュー
- ✔マイナーブランドも網羅した視野の広い情報
エースのスーツケース
日本を代表するメーカーです。
結論的に、お金に余裕があるならまず検討してほしい。
割高なものが多いですが、エースにしかない価値が多々ある。
エースのスーツケースのブランドの種類と特徴、
良い点・悪い点などを解説します。
- ・スーツケース100台以上自腹購入&所有
- ・大手メーカーでのモノづくり経験も強み
- ・1万枚の写真で忖度なしのレビュー
- ・総額40万円の測定機材で正確な検証
エースとは?
日本最大手のバッグメーカー。
エースはバッグもスーツケースも日本最大手。
業界トップですが非上場なので株は買えません。
大阪で1940年に創業。当初はバッグのみで、スーツケースは1964年から生産。
特にビジネスバッグが強く、ガジェタブルシリーズは超人気。
スーツケースもラインナップは日本一豊富でシェアは高い。
品質が良く、エースを買えば間違いないと言えるほど。
昔ながらの日本らしい企業だなと感じます。
会社詳細は公式HPを見て下さい。
エースのスーツケースブランド
エースのブランドはとても多い。
ゼロハリバートンも買収しています。
メインとなるのは「プロテカ」「ace. TOKYO」「ACE」です。
これらで9割は占め、残りはブランドごとに数機種あるイメージ。
「ゼロハリバートン」も買収したので実質エースです。
「プロテカ」「ace. TOKYO」が高級ラインで、
店舗での販売は主にデパートかエース直営店になっています。
その他は店舗でも売られていることがありますが、他社と比べると少なめ。
エースというブランド力をしっかり守っていますが、
型落ち品は50%OFFなどにすることが多く狙い目。
プロテカでも普通に半額で買える。
「オロビアンコ」「ブリックス」もエースが売っていますが、
これはライセンス契約なので買収ではない。
エースのキャスターについて
プロテカは共通で「ベアロンホイール」。
その他は「HINOMOTO」が多い。
現行品のプロテカは全て「ベアロンホイール」になりました。
高品質なベアリングを搭載し、回転が超スムーズ。
どのスーツケースよりも軽さを感じます。
その他「ace.」「HaNT」などは「HINOMOTO Lisof SILENT RUN」がほぼ共通。
2万円以上のスーツケースはほぼHINOMOTOキャスター&ワンタッチストッパー搭載です。
そのため、2万円の中級品も5万円の高級品もキャスターは変わらない。
他社はより静音なキャスターを開発したりしていますが、
エースはプロテカ以外はずっと変わらずHINOMOTO。
ここが個人的にエースの悪い点だなと思います。
プロテカとの違いは下の記事を見て下さい。
<参考・プロテカとHINOMOTOの静音性比較>
| 走行 | プロテカ | HINOMOTO Lisof SILENT RUN |
差 |
|---|---|---|---|
| コンクリート(4輪) | 64.0 | 59.9 | 4.2 dB |
| コンクリート(2輪) | 55.3 | 53.5 | 1.8 dB |
| アスファルト(4輪) | 72.4 | 68.8 | 3.6 dB |
| アスファルト(2輪) | 63.0 | 62.8 | 0.2 dB |
プロテカは4輪走行の静音性が悪い。
回転は軽くて走行性は良いのですが、
静音性がやや劣るのがプロテカの悪い点です。
エースの当サイト管理人の評価
作りの良さ
作りが良い。特にファスナー部が綺麗。
エースは歪みなく綺麗に作るこだわりが強い。
日本らしい職人気質を感じます。
中国生産品も自社工場製なので、品質管理がとても良いのだと思う。
軽量性が良い
設計が上手く、軽量性が良い。
エースは軽量なスーツケースが多いです。
キャスターの補強材は無く、本体成型での補強が基本。
無駄の無い設計で知見の深さを感じます。
軽量性重視な内装が多い
ただ、軽量性にこだわりすぎて内装が簡素な機種も目立つ。
個人的にはここがエースの悪い点と思っています。
最近はXバンドを省いたものが多いです。これはほんと悪い。
「ACE」ブランドに多い印象。
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あとは、最大手の余裕からか売れ筋を外した新商品がよくある。
こんなん売れないだろうと思える挑戦的な機種が多い。
これがエースブランドが割高な理由だろう。大企業病感。
エースを買うのは慎重に。
自分がコスパで選ぶことはほとんどありません。
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ここからはブランドごとに解説していきます。
もちろんスーツケース限定。
プロテカ
エースの最高級ブランド。
北海道の赤平工場にて生産する日本製(メイドインジャパン)。
日本の高級スーツケースブランドと言えばプロテカです。
デパートに必ず売っているので、実物確認しやすいのも良い点。
ほぼ全てのパーツがプロテカオリジナルの自社開発品。
超スムーズなベアロンホイールや使いやすいマジックストップなど、
高品質だけでなく使用感も最高に良いです。
高級ブランドなのでデザイン性にもこだわりがある。
無駄にお金がかかった外装はプロテカならでは。
外国人観光客向けの「J5コレクション」はその最高峰。
プロテカの詳細解説は別の記事を見てください。
<レビューはこちら>
・プロテカ スタリアCXR レビュー!評判のスーツケースをプロが検証
・プロテカ マックスパス4 レビュー!評判のスーツケースをプロが検証
エースラゲージ 「yezoLABO」「Y43」
北海道の赤平工場発のブランド。
生産会社となる「エースラゲージ」からもスーツケースが発売されています。
北海道をテーマにした「yezoLABO」と、新幹線の素材を再利用した「Y43」ブランドがメイン。
各パーツなどはプロテカと共通なものが多いので、実質プロテカです。
価格としてもプロテカとほぼ変わらないので、
プロテカを検討するならこちらも一応見ておきたい。
ace. TOKYO
「ace.」のトラベル系レーベル。
エースの技術が詰まったメイン機種はこれ。
エースのスーツケースと言えば「ace. TOKYO」です。
プロテカと並んでデパートで販売しています。
「パリセイドZ」などビジネス系のデザインが多い。
中国の自社工場製で、キャスターもHINOMOTO製なので
プロテカとはコンセプトが全く違います。
3万円~5万円程度で本気で作ったスーツケースと考えていい。
エースとして妥協の無い品質・性能で作られているため、コスパは悪い。
外装にこだわったものはより割高です。
個人的に、他社には無い硬派なデザインに価値があると思ってます。
<レビューはこちら>
・エース パリセイド3-Z(コインロッカーサイズ)をレビュー!評判のスーツケースをプロが検証
・エース トレリスZ レビュー!評判のスーツケースをプロが検証
ACE
カジュアルで廉価品なブランド。
「ACE」は旅行向きな明るいデザインが多い。
価格も2万円台が多く、エースの中では廉価品と言える位置付け。
セールで安くなりやすく、時々コスパ抜群な値段になったりするので狙い目。
おおよそキャスターはHINOMOTO製なので、
静音性・走行性は「ace. TOKYO」と変わらないものが多い。
それ以外が全体的に安っぽい感じです。外装も内装も簡易的。
セールじゃないとかなり割高なのでおすすめできない。
安くなっていたら買ってもいいかなと自分は思う。
<レビューはこちら>
・エース クレスタ2 レビュー!評判のスーツケースをプロが検証
・エース フレットボード レビュー!評判のスーツケースをプロが検証
World Traveler(ワールドトラベラー)
海外メーカーのようなデザインが特徴。
元々は「日本製」を売りにしたグローバルなブランドでしたが、
今は中国製になったので微妙な立ち位置になっています。
あまり人気は無く、売っている店舗も少ない。
HINOMOTOキャスター&ワンタッチストッパーがほぼ共通仕様。
性能的には「ace. TOKYO」に近いです。
そのため、セールで安くなっていたらお買い得。
他のブランドには無いデザインとカラーが魅力。
見た目が気に入ったら買っていい。
・ワールドトラベラーのスーツケースの話(どこの国・会社?良い点・悪い点など)
HaNT(ハント)
エースの女性社員が立ち上げた女性向けスーツケースブランド。
女性が求めているスーツケースを作る!なブランドです。
エースの女性向けスーツケースとしては一番人気。
街でも使っている人をよく見かけます。デパートでも売っている。
品質的には「ace. TOKYO」と同等。
おしゃれな外観、特に内装デザインにこだわっています。
本体カラーによって生地の柄が違うので選ぶのが楽しい。
収納性が良いのもHaNTの強み。
女性ならまずHaNTを検討することをおすすめします。
<HaNTの解説はこちら>
・スーツケース「HaNT」の話(種類と違い、良い点・悪い点など)
<レビューはこちら>
・HaNT ココント レビュー!評判のスーツケースをプロが検証
Jewelna Rose(ジュエルナローズ)
上品なデザインの女性向けブランド。
「ジュエリーを身につける感覚で」がコンセプト。
品のある女性向けデザインが多い。
スーツケースもジュエリーのような外装です。
性能的にも良く、最近はHaNTとほとんど変わらない。
デザインが気に入れば買ってもいいブランドです。
W&.Day/Night(ダブルアンドデイナイト)
働く女性向けのブランド。
「月曜の朝はキライだ。なんて、もう思わない」がキャッチコピー。
これがあれば1週間頑張れる!そんなバッグブランドです。
そのためスーツケースもビジネス仕様。仕事でも使える仕様・デザインです。
こちらも性能的にはHaNTに近い。
落ち着いたデザインが好みなら買っていい。
RIMINI(リミニ)
これといって特徴のない安いブランド。
スーパーの衣料品売場でよく売っている印象。
エースで一番安いブランドだと思います。
1万円台と中途半端に安いので買う気が起きず、買ったことが無い。
昔は数種類ありましたが、現在は公式通販で1種類のみ。
しかも大幅のセール中なので、おそらくRIMONIは消滅すると思います。
おすすめはできない。
EDGELINK(エッジリンク)
若者向けのストリートファッション系バッグブランド。
2024年に立ち上げた新しいブランド。
当初はバッグがメインでしたが、2025年にスーツケースが登場。
立ち位置的には「ACE」ブランドと同等で、約2万円でコスパが良く人気。
通常モデルはHINOMOTOキャスターですが、
「SB」が付くモデルはスケートボード風キャスターになっています。
これがおしゃれでかっこいいですが、性能は劣るので注意。
エースにしてはコスパが良くておすすめできます。
レビューはこちら。
・エッジリンク クルーズボックス グリント SB レビュー!評判のスーツケースをプロが検証
まとめ
作りも性能も良いけど割高なものが多いのが難点。
地味なイメージはありますが、デザイン性の良さは日本一と思う。
軽量で品質も性能も良いのがエースのスーツケース。
一番のおすすめは「ace. TOKYO」ブランドですが、
割高でコスパが悪いため当サイトでおすすめすることが少ない。
機能もデザインもあらゆるものが揃っているのがエースの凄いところ。
この圧倒的な開発力はさすが業界トップです。
だからコストアップしているのだとは思う。
スーツケースとしては本当に優秀なので、
我が家も「ace. TOKYO」「HaNT」は主力として使っています。
こだわる人向けのスーツケースを作ってくれるのがエースの良い点。
エースにしかないデザインがとても多いので、
見た目が気に入ったものがあれば是非買ってほしい。
他社より1万円くらい高いものが多いですが、長く使うものなのでその価値はある。
是非デパートなどで実物を見てみてください!

















