トランジットラウンジ ラグーン レビュー!評判のスーツケースをプロが検証
著者: パルどう@スーツケース100台以上所有
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- ✔企業からの商品提供・広告案件は一切なし
- ✔全て自腹購入。100台以上の検証レビュー
- ✔マイナーブランドも網羅した視野の広い情報
「TRANSIT LOUNGE lagoon」をレビュー!
「トランジットラウンジ」は東京デリカのブランド。
バッグ屋の「サックスバー」のオリジナルスーツケースです。
ブランドは昔からあり、2026年9月に「lagoon」が登場したので購入。
購入したのは「Sサイズ」カラーは「ブラック」です。
プロとして完璧にレビューしたい。
結論
主な良い点(Good)
- ✅HINOMOTO Lisof SILENT RUNで静音性抜群(-6.2dB)
- ✅HINOMOTOのワンタッチキャスターロック
- ✅実測値3.5cmの容量拡張機能搭載
主な悪い点(Bad)
- 🔺重量が実測値3.44kgとやや重ため
- 🔺キャリーハンドルの高さ調節ボタンが誤作動しやすい
- 🔺TSAロック時に引手の干渉音がうるさい
- ・スーツケース100台以上自腹購入&所有
- ・大手メーカーでのモノづくり経験も強み
- ・1万枚の写真で忖度なしのレビュー
- ・総額40万円の測定機材で正確な検証
1、外装箱レビュー
スーツケースとしては珍しいグレーカラーのダンボール。
デザインは「TRANSIT LOUNGE lagoon」のロゴだけのシンプル。
あとは中国OEM品らしい表記デザインです。これで安さの理由がわかる。
ダンボールは2重の厚いタイプで質は問題無し。
2、包装レビュー
普通な構造ですが、カッター傷防止の上蓋が有るので安心。
上面のみ2角に発泡スチロールの固定材有り。
本体は不織布カバー、内側にもビニールカバーあって良い。
とても丁寧な梱包・包装です。
本体のカバーを外した状態です。
トップハンドル部にタグが2枚。
保護材やラベルは無し。
タグの表面。
YKKのタフジッパー使用のアピール。
タグの裏面。
スペックの記載。中国製。
タグの中面の上側。
一般的な注意書き。
タグの中面の下側。
1年間の無料保証の説明。
3、外観レビュー
上部の面取りとロゴが目立つデザイン。
ファスナー部に白いラインがあるのもおしゃれな点。
正面・背面のリブは縦ストライプでシンプルですが、
上側は角を落とした凝ったデザイン。最近のスーツケース感がある。
強度アップとデザイン性を兼ねています。
ファスナーに白いラインが2本あるのも個性的な点。
これもあり、どちらかというと女性向けなデザイン感が強い。
ロゴも目立っておしゃれです。
本体はPC100%。ややツヤのあるブラックカラー。
表面は粗目のシボ加工で、触るとザラザラ感が強いです。
本体形状は太め。
寸法測定結果
| 高さ (cm) |
横 (cm) |
奥行 (cm) |
3辺 の和 |
|
|---|---|---|---|---|
| 公称値 | 53.5 | 36.5 | 24.5 | 114.5 |
| 実測値 | 54.0 | 36.6 | 24.3 | 114.9 |
3辺の和114.9cmで問題無く機内持ち込み可能。
ほぼ公称値通りの寸法で問題無し。
高さは5mm大きいですが、これはTSAロック状態でのファスナーの引手の出っ張り分。
これが無ければ53.7mmでした。
各パーツの出っ張りがあり、角も丸いので限界サイズでは無い。
容量よりも強度や機能性等を重視した形状です。
4、ファスナー&TSAロックの操作感
TSAロックはダイヤル式。新しい「008」型。
TSAロックはごく普通なダイヤル仕様。
解除は珍しくボタン式で、番号を合わせてボタンを押すと解除できます。
ロックもファスナーの引手を差し込むだけ。使用に問題無し。
ファスナーはYKKのタフジッパー。
耐久性が良いので、スーツケースによく使われます。
動きもスムーズで軽く問題無し。
5、キャリーハンドルの操作感
↑最大に伸ばした状態
↑最小状態
キャリーハンドルは多段階調節。
ぐらつき(遊び)はかなり小さめで良いが、
握るとボタンが下がり誤作動しやすいのが難点。
キャリーハンドルは調節範囲で自由な位置にできる。
一般的には3段階調節なので、多段階調節は良い仕様です。
ぐらつき(遊び)はかなり小さめで、ほぼ気にならない。
握ると調節ボタンを押してしまいがちなのが難点。
持ち手部は細く丸くて持ちやすいですが、
ボタンが大きく出っ張っていてかつ押しやすい形状のため、
握るとボタンが下がって誤作動しやすいので注意。
自分は何度も誤作動させてしまいストレス。
毎回意識して握らないとダメです。
いつも通り体重をかけてしまうと危険。倒れる怪我する恐れがある。
<余談>
このキャリーハンドルは「ドン・キホーテ 情熱価格 拡張静音キャリー」と同じでした。
高さは違いますが部材は全く同じ。
そちらも誤作動しやすかった。
6、トップハンドルの持ち心地
全面がシリコンゴムで覆われていてグリップ感が良い。
大きく膨らむので指が本体に当たらない。
短めでコンパクトなトップハンドル。
特に窮屈ではなく、大きく膨らむので普通に持ちやすい。
全面がシリコンゴムになっていてグリップ感が良い。
薄いのでクッションではなく、滑り止めな感じです。
シンプルながら持ちやすくて優秀。
サイドハンドルも同じ仕様です。
7、キャスターの操作性・静音性
キャスターは「HINOMOTO Lisof SILENT RUN」搭載で静音性は良い(69.6dB)。
口径は実測値50.8mmと普通。
日本が誇るキャスターメーカー「日乃本錠前(HINOMOTO)」の静音キャスターです。
これは本当に静かで操作性も耐久性も抜群。
口径は実測値で50.8mmと一般的なサイズ。
キャスターの静音性は良いのですが、
TSAロック部のファスナーの引手の干渉音(キンキン音)がうるさめ。
下の動画を見て下さい。
<トランジットラウンジ ラグーン静音性確認動画>
アスファルト4輪で69.6dBと静音。
トランジットラウンジと一般的な安物キャスターとの静音性比較結果、
トランジットラウンジの方がアスファルト4輪走行では6.2dB小さかった。
これは体感だと約1.5倍の聞こえる大きさの差となります。
「HINOMOTO Lisof SILENT RUN」の範囲内の静音性で問題無し。
ただ、キンキンと引手の干渉音がうるさめ。
気になるならロック解除して側面にもっていくか、ゴムなどで対策をしよう。
自分なら側面に持っていきます。
騒音計での測定結果
| 走行 | 平均 LAeq (dB) |
1回目 | 2回目 | 3回目 | 最大値平均 LAmax (dB) |
|---|---|---|---|---|---|
| コンクリート(4輪) | 60.5 | 60.7 | 60.3 | 60.4 | 63.6 |
| コンクリート(2輪) | 55.3 | 55.2 | 55.2 | 55.5 | 58.1 |
| アスファルト(4輪) | 69.6 | 69.6 | 69.8 | 69.5 | 73.6 |
| アスファルト(2輪) | 62.3 | 62.5 | 62.4 | 62.0 | 66.6 |
| 走行 | トランジットラウンジ (HINOMOTO Lisof SILENT RUN) |
ALI-1900 (うるさい安物) |
差 |
|---|---|---|---|
| コンクリート(4輪) | 60.5 | 67.6 | -7.1 dB |
| コンクリート(2輪) | 55.3 | 60.0 | -4.7 dB |
| アスファルト(4輪) | 69.6 | 75.9 | -6.2 dB |
| アスファルト(2輪) | 62.3 | 68.7 | -6.4 dB |
--
検定付きの騒音計「リオン NL-28K」を用い、
同一路面にて各3回の走行テストを実施した実測値比較です。
動画撮影はスマホ、録音は下記の機材を仕様。
| 機材カテゴリ | 製品名称 | 信頼性の根拠(スペック) | 価格 |
|---|---|---|---|
| レコーダー | ZOOM F3 | 32bit float。音割れ無しの最高音質録音 | 3万円 |
| 録音マイク | DPA 4060-OP-C-B90 | 放送局仕様。全周波数をフラットに集音 | 7万円 |
| 騒音計 | リオン NL-28K 検定付き | 国家検定合格品。0.1dB単位の精密測定 | 17万円 |
| 音響校正器 | リオン NC-75 | 基準音発生器。使用前に校正実施 | 12万円 |
<当サイトの測定データについて>
総額約40万円の産業用測定機材(国家検定合格品)を用いて厳格に計測しています。
・当サイトのスーツケース検証ポリシーと測定機材の詳細はこちら
8、キャスターストッパー
↑解除状態
↑ロック状態
ワンタッチ式のキャスターストッパーを搭載。
側面上部にキャスターストッパー操作レバーがあります。
レバーを上にするとロック。解除はボタンを押すだけ。
レバー動作は軽くてストレスが無い。そして使いやすい。
スーツケースにおける最高のキャスターストッパーと言える。
このストッパーもHINOMOTO製で、「HINOMOTO Lisof SILENT RUN」とセットになっています。
実績は十分あり信頼性抜群。自分も壊れたことが無い。
9、荷物をかけるフック
側面の底鋲の上側が荷物をかけるフックにもなっている。
最近のスーツケースではよくある仕様です。
底鋲の有効活用的なフックで便利。
小さなレジ袋等をかけることができます。
Sサイズのレジ袋をかけた図です。
機内持ち込みサイズのスーツケースは高さが低いので、
小さめのレジ袋しかかけられない。
コンビニ等ではできるだけ小さなやつを貰おう。
Mサイズも地面に付かないですが、かなりギリギリ。
止めたほうがいいだろう。
Lサイズは完全に地面に付くのでNG。
基本的にSサイズのレジ袋用と考えていい。
10、容量拡張機能
4cmの容量拡張機能を搭載。
側面中央に容量拡張用のファスナーがあります。
これを広げると容量拡張ができる。
グルっと一周開けた状態。
この開いた幅の分、容量が増える仕組みです。
拡張した本体はこんな感じ。
電車の連結のようになるので、ぐらぐらするのが容量拡張の悪い点です。
拡張した際はできるだけ荷物を満杯に入れてください。
拡張部の生地は厚くて丈夫。
拡張幅は測定すると約3.5cm。
公称値は5cmですが、少しだけ小さかった。
場所によっては4cmあるかもしれない。
大きい物だと5cmはあるので、拡張幅としては普通です。
11、内装をレビュー
両面仕切り仕様。
生地の質感がとても良い。
ポケットが豊富な両面仕切りの内装仕様。
右側はXバンドがあり、バンドはポリエステル製。
生地は厚めでしっとりしていて、質感がとても良い。
写真で説明していきます。
グレーな内装カラー。
両面仕切りとしてはよくある仕様です。
右側はフラップ式の仕切り。
右にあるバックルで固定します。
取外しはできません。
ファスナーの引手はかなり小さいタイプ。
掴みにくく引きにくいので、実使用としては向いていない。
仕切りの固定バックル。
容量拡張した場合はバンドを長くする必要があります。
Xバンドもあるので、別に止める必要は無い。
ポケットはあまり開かない。
書類を入れるのに向いています。
仕切りを外すと、中にXバンドがあります。
普通なバックル。
バンドはポリエステル製。
Xバンドを外した状態。
中は何も無い。
生地は厚くて質感がとても良い。
短い起毛的なタイプで自分は好き。
右側は容量拡張側なので、非拡張状態では生地がたるんでいます。
容量拡張すると生地が伸びます。
この伸びた分容量が増える。
左側はファスナー開閉式の仕切り。
ファスナーやメッシュの仕様は右側と同じ。
ポケットの開き具合。
仕切りを開けた図。
こちらも中は何も無い。
合わせ面のカバー上部です。
縫製はちょっと下手な部分はある。
カバーは両端共に縫って固定。
左にマジックテープがありますが、ただの目隠し的なもの。
合わせ面のカバー下部。
生地端の縫製が下手ではありますが、しっかり縫えてはいます。
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内装のレビューは以上です。
普通な両面仕切り仕様で問題無し。
生地が厚くて質感が良いのが好きな点。
ファスナーの引手が小さいので引きにくいのが、少しだけ悪い点です。
12、内部をレビュー
※黒いクッションテープはねじ保護。下にねじがあります。
上の黒いバーがトップハンドルの固定部です。
補強材は肉厚でリブもあり、しっかりしていて問題は無い。
キャリーハンドルの固定部です。
巨大な補強材で本体形状にも合っていて応力分散は完璧。
ねじも5本止めと優秀。スーツケースとして最高クラスの仕様です。
これは素晴らしい。
キャリーバーの固定部です。
本体・バーの形状に合っていて、肉厚でリブもある丁寧な設計。
こちらも優秀です。
キャスター固定部です。
簡易的な補強材の上からねじ固定。
補強材としては最低限な仕様。本体成型も最低限。
ここは1万円台としては普通で、特に良いとは言えない。
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内部のレビューは以上です。
全体的に丁寧な仕様で信頼できる。
特にキャリーハンドル部が過剰と言えるほどに立派。
この価格帯なら十分な内部仕様です。
13、実際に荷物を入れてみた
仕切りのバックルが埋もれるので、やや荷物を入れにくい。
バックルタイプ共通の悪い点です。
Xバンドで固定できるので、面倒なら止める必要はありません。
容量は普通。
200匁のフェイスタオルをほぼ限界まで入れてみた結果、55枚入りました。
大容量な機内持ち込みサイズだと60枚入るので、55枚は普通。
もちろん容量拡張するとあと8枚は入ります。
3辺の和は実測値114.9cmですが、サイドハンドルや底鋲があり、
本体も丸めなので限界容量ではありません。
利便性・強度重視な設計。
14、実際に転がして使ってみた
キャスターが静かで快適。ただし引手の干渉音は気になる。
キャリーハンドルの誤作動は何度かさせてしまった。
キャスターは「HINOMOTO Lisof SILENT RUN」なので静音性も良く、
キャスターロックもHINOMOTOのワンタッチタイプなので最高に使いやすい。
TSAロック状態で引手の干渉音がうるさいのがもったいない。
他社品でも少し音はあるのですが、これはキンキンと音が大きいです。
キャリーハンドルのぐらつきは小さく走行性は良いのですが、
高さ調節ボタンが出っ張っているので、握ると押して下がってしまう。
使用中に何度も下がったので、これは危ない。
常に押さないように気にしないといけないので、だいぶストレスです。
トップハンドルはそこそこ掴みやすい。
荷物を入れて重たくなっても手が痛くなることはなかった。
全面シリコンゴムなのでしっかり持てる。
キャリーハンドルの誤作動がネックすぎる。
ちょっとこれは強くおすすめできないなと、使っていて思ってしまう。
重量は実測値3.44kgとやや重ため。
機内持ち込みサイズは3.1kg程度が普通なので、3.4kgはやや重ためと言えます。
容量拡張機能、両面仕切り、厚めの生地などが原因。
軽くするよりも品質等を優先した設計なのだろう。
軽量スーツケースではないので、軽さを求める人は止めておこう。
15、トランジットラウンジ ラグーンの検証・レビューまとめ
HINOMOTO Lisof SILENT RUN&ワンタッチストッパー搭載ながら定価17,600円はコスパ抜群。
容量拡張機能搭載、内装仕様も良く優秀な仕様です。
しかし、キャリーハンドルの高さ調節ボタンが誤作動しやすいのが欠点。
危ないので強くはおすすめできない。
| 項目 | 評価 | コメント |
| 容量 | 〇 | フェイスタオル55枚で普通 |
| 重量 | △ | 実測値3.44kgとやや重ため |
| 包装 | ◎ | 固定材有り。不織布&ビニールカバー |
| キャリーハンドル | × | ぐらつきが小さい。多段調節。誤作動しやすい |
| トップハンドル | 〇 | グリップ感良く大きく膨らみ持ちやすい |
| ファスナー | 〇 | YKKタフジッパー。スムーズ |
| TSAロック | 〇 | 008型。問題無し |
| キャスター | ◎ | HINOMOTO Lisof SILENT RUN |
| 内装 | ◎ | 両面仕切り。生地の質感が良い |
| 仕上げ | 〇 | 歪みはほぼ無し。縫製は下手さはあるが良い |
良い点(Good)
- ✔HINOMOTO Lisof SILENT RUNで静音性抜群(-6.2dB)
- ✔HINOMOTOのワンタッチキャスターロック
- ✔ぐらつきが小さいキャリーハンドル
- ✔キャリーハンドルが多段調節
- ✔持ち心地の良いトップハンドル
- ✔荷物をかけるフックを搭載
- ✔実測値3.5cmの容量拡張機能搭載
- ✔内装生地が厚く質感が良い
- ✔内部の補強が良い
悪い点(Bad)
- ✕重量が実測値3.44kgとやや重ため
- ✕キャリーハンドルの高さ調節ボタンが誤作動しやすい
- ✕TSAロック時に引手の干渉音がうるさい
- ✕内装のファスナーの引手が小さくて掴みにくい
キャリーハンドルの誤作動が難点。
それ以外は優秀で実売価格1万円台でコスパ抜群だが、強くおすすめはできない。
HINOMOTO Lisof SILENT RUN&ワンタッチストッパー搭載、
そして容量拡張機能もあって定価17,600円とコスパ最強クラス。
しかし、キャリーハンドルの誤作動しやすさが致命的な欠点。
自分の場合、いつも通りに持つとボタンが下がってしまう。
ボタンを押さない持ち方を徹底しないといけないため大きなストレス。
斜め走行の場合は誤作動しないですが、4輪走行では普通に持ってはいけない。
それ以外は全体的に優秀な仕様で、本来なら星5評価になる仕上がりです。
自分はこのキャリーハンドルは使いたくないので大幅に評価ダウン。
もったいないスーツケースだった。
誤作動とか気にしない人ならコスパ抜群なのでおすすめです。


























































































HINOMOTO Lisof SILENT RUN&ワンタッチストッパー搭載ながら定価17,600円はコスパ抜群。
容量拡張機能搭載、内装仕様も良く優秀な仕様です。
しかし、キャリーハンドルの高さ調節ボタンが誤作動しやすいのが欠点。
危ないので強くはおすすめできない。